相性診断の色々について

西洋占星術で、相性診断と言うと
2人の出生図を重ねて見る「シナストリー図」や
2人の出生図を結合して一つの図にする「コンポジットチャート」が
メジャーかと思いますが
個人的に、当たってる、と実感するのが
「ハーフサム（ミッドポイント）のシナストリー」という手法です。

ハーフサムとは

ざっくり説明すると
出生図上で、惑星と惑星の間の度数を割り出します。

その度数を起点にして、0度、90度、180度、270度の度数をミッドポイントと呼びます。
45度、135度、225度、315度の度数はハーフサムと呼びます。
この8つのポイント（軸と言います）に、なにか惑星が重なっているか、を確認します。

たとえば、金星と火星の中間点に、今現在（またはお相手）の太陽が当たっているとします。
その場合、金星火星軸に太陽がヒットしている、と言います。
文字で書くと以下のような表現になります。
金星/火星＝太陽

未来予測の場合は、現在進行中の惑星が重なるか？
相性診断の場合は、お相手の生まれた時の星の位置が重なっているか？を見ます。

チャートの出し方

昔は上記を手計算で出していました。
日本語ソフトだとstargazerでも出せます。
しかし、あまりメジャーな手法ではないように感じていました。
（おそらく計算が手間すぎるためか？と思ってます）
実際、日本語でのハーフサムの書籍は、本当に数えるほどしか出ていません。

ところが、
技術の進歩により！
フリーソフトでも簡単にハーフサムが出せるようになりました。

日本語サイト

ハーフサムとネイタル、トランジット、プログレス天体の接触表を作成する
（紫の四角のところです）
の文字の真下、
「誕生日を入力してください」のところに
ご自分の生まれたデータを入れて、
現在日時を入れれば一覧が出てきます。
※一番上の入力フォームではありません

データを入力して、ボタンを押したら
出てきたページの
「トランジット　ハーフサム接触表」
のところを見てください。

相性を見たい場合は、現在日時をお相手の出生データに変更してください。

英語サイト

https://horoscopes.astro-seek.com/astrology-midpoints-online-calculator

「Date of Birth」にご自分の出生データを入れたあと
Calculate midpointsのボタンで現在の天体データを出せます。

相性を出したい場合はCalculate midpointsのボタンを押した後の画面で
activated by transitのタブを選択し
transit for date にお相手の出生データを入れてください。

注意点としては、時間計算のデフォルトがGMTになってますので、日本時間にするためには−9時間してください。

英語サイト（astroseek）の方がかなり詳細なデータが出せます。
（日本語サイトは度数が出てこないのですが、英語サイトは度数出せますし、リリスやキロンのヒットなども見れます）

stargazerでの出し方

相性に関しては、起動したトップページにある「相性座標」というボタンを押し、
「ハーフサム」タブをご覧ください。
現在の星の位置については、「ハーフ・サム時期表」のボタンから出せます
（stargazerは画像使用に許諾が必要なので、画像は省略いたします）

各ポイントの意味、読み方について

さて、ポイントが出ましたら
意味について見ていきます。

ハーフサムはポイントが無数にあるので
昔の研究者の先生（石川源晃先生）が、重視すべきポイントを40まで絞ったものが
慣例的に使われています。

参考・ハーフサム40選
https://horofor.com/half2/

名前がちょっと不穏なものがありますが
昔の先生の言語感覚なので
あまり気にしないでください。
相性は主に金星、ドラゴンヘッド、ライツ関連の軸で見ます。

さきほど、金星/火星＝太陽、の例を出しましたが
ハーフサムでの鑑定は
軸の意味と、ヒットしている惑星の意味を掛け合わせて考える必要があります。

金星火星軸だと、占星術好きな人ならなんとなく予想できるかと思うのですが
恋愛の軸です。
そこに太陽がヒットしてる、ということは
お相手の太陽（その人そのもの、表に出ている人柄など）が好ましく思える
という意味になります。

ヒットしているのが土星だと、
関係は長続きするかもしれないけど、気持ちが盛り上がるまで時間がかかるとか
気持ちが少し冷め気味になるとか
そういう意味になります。

とはいえ、すべて覚えるのも大変なので
意味が一覧になっているのは下記のサイトです。

https://astrology-genus.org/genkou/html/page8800b.html

ここでざっくり調べられます。
ただし、こちらも古い表現なので
基本のホロスコープが読める人は
ある程度、柔軟に連想した方が良いかと思います。

stargazerをお持ちの方は、教本にも意味が載っています。

ちなみに、軸と同じ天体のヒットや、月や水星のヒット、水星関連の軸は見ない方もいます。
（月や水星はスピードが早いのでいちいち見てられない、というのが理由かなと思います）
私は同じ天体のヒットも考慮します。
月に関しては相性鑑定の時には重視します。
月がヒットしてるということは、親密な関係にかかわるからです。

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この記事に書ききれなかった補足

https://note.com/occult_lifehack/n/n9154062f494a

実際のハーフサム読み記事