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出産レポ

2022年2月、たから助産院で出産しました。
その1日について、文字にして残しておこうと思います。

おしるし

少し前から尿意があって、気にせず寝ていましたが、
気になりはじめたので、早朝6時にトイレへ。
おしっこはほぼ出ず、少量の出血がありました。
「ん?これはあの"おしるし"というやつでは?!」
と思っているうちに、軽い生理痛くらいの痛みがやってくるようになりました。測ってみると不定期だけど、7分間隔くらい。

事前に助産師さんから、おしるしがあってもすぐにお産になるとは限らないので、電話でなくラインをするようにと言われていたので、
ラインにて連絡。

というわけで、ゆっくり過ごすことにしました。

陣痛

朝食を食べ、
5~7分くらいで不定期にやってくる生理痛のような痛みを感じながら、ごろごろして過ごしました。
助産師さんにもまだまだというように言われたし、妊娠中に鍼灸師さんから陣痛が長引くかもと言われていたし、自分でも初産なのでまだまだだろうと思っていたので、
間隔は短いけど、前駆陣痛かもな~と思っていました。
だんだん痛みは強くなっていましたが、11時台は15分間隔だったので、やっぱりまだまだだろうと思って過ごしていました。

12時過ぎに母から昼食の声がかかり、
次の痛みをいなしてから食べ始めることに。
12時半に台所に行ったら、「うーん!」ってなる感じの強めの痛みが。
思わず、近くにあった椅子をグッと握っていました。
ラインを打っている間に、さらに次の痛みが。
そして、15分くらいかけて以下のラインを送信。

陣痛が次々に来るのでそれどころではなく、助産院に来るようにとの返事を見ていませんでしたが、すぐに(12:56)電話をくれて、おかげですぐに向かう準備をすることができました。(もし電話くれていなかったら…間に合ってなかったかもしれません😨)

出発

母に荷物を準備してもらい、父に電話をしてもらい、
その間私は夫に電話をし(12:59)、
13時半くらいに父が帰ってきて、
アパートに寄って、夫と荷物を拾い、
13時40分頃出発しました。
陣痛の間におしっこが出ちゃうので、入院のために準備していた紙パンツを装着!助産院で産む予定で(紙パンツ用意していて)よかった~と思いました。


陣痛

車内では、3分おきに陣痛が来ていました。
とにかく近くにあるものをギューっと握って、「うーん…!」声を出していたら終わって、少し落ち着いたと思ったらまたすぐに次の陣痛が来るという感じ。「もう来るん?早くない?!」と思いながら、陣痛を過ごしていました。
なんというか、力を使うのでしんどい感じはあるけれど、
痛くて耐えられないという感じではなく、
勝手に(自然と?)痛そうな声が出てしまっていたので、
皆(特に夫)がしんどそうに(怖そうに)していました。
それが申し訳なくって、
思ったより痛くないし大丈夫なんだけど、うるさくてごめんね、ととりあえず謝っておきました。

破水?

陣痛の最中に、水のようなものがサーっと出た感じがしました。
おしっことは違う感じ。破水だと思いました。
また、しばらくすると、何かが出てきたり引っ込んだりする感覚があって、
触ってみるとプルっとしていました。赤ちゃんの頭かも!
出発してから約30分後でした。広島東ICあたりだったかかと。
一応電話をと思って、助産院にかけました(14:09)。途中で陣痛が来て喋れなくなって、母に代わってもらいました。
助産師さんが「力入れんようにね~。声出してもいいけんね~。」と言ってくれましたが、
力入れないようにしても、勝手に入っちゃうんです。声も勝手に出てました。とにかく、生まれちゃいけないと思って、以前から力を抜いてしっかり息を吐くことが大事と学んでいたのもあって、それを目指しましたが、ほぼできませんでした。。
「でちゃうーー!!」実際は出ませんでしたが、陣痛中に出てきちゃいそうで、叫んだりもしました。

インターで触診

14:19助産師さんから電話があり、広島ICで待っていますとのことでした。
着くとすぐに助産師さん2人が来てくれて、触診してくれました。
まだいけるとのことで、急いで助産院に向かいました。

助産院到着

助産院に着くとすぐに助産師さんが私の座っていた助手席まで来てくれて、
1回陣痛を待ってから、一緒に2階のお部屋に向かいました。
階段を上がってすぐに1度陣痛で立ち止まり、
そしてお部屋の布団にごろん。左向きに横になりました。

出産まで

どうしたら良い?と聞いてくれて、クッションを足に挟んでくれました。
「力入れないで~ゆっくり息吐いて~。はーはー。」という声かけに、
「できません~!」と言うと、
「赤ちゃん苦しくなるよ~ゆっくり吐いてみて~できてるよ~」と。

夫が手を握ってくれました。事前には、とにかく同じ空間に居てくれたら良いよと伝えていたので、能動的にそれをしてくれたことに驚きました。しっかり"夫"になれているなと感心しました。
背中をさすってくれたりもしたんですが、それは不要だったので、断りました。(声かけも断ったような気がしますが、よく覚えてません。)

「あとどれくらいですかー?」と聞いた覚えはあるんですけど、詳細不明です。めっちゃ早いよ~って感じの反応をされたのは覚えています。

「頭が見えてきたよ~」「髪の毛が生えてるね」
夫や母が見て「そうですね~」なんて言っているのが聞こえました。
髪の毛が生えとろうと生えてなかろうとどっちでも良いだろ!と思って、
話し声が気になったので、ちょっと静かにしてもらえたらとお願いをしました。
出てきた頭を触ってみるか聞いてくれましたが、
そんな余裕なく、身体を動かせる気がしなかったので、断りました。触れたらよかったんですけどね~。

これも詳細を覚えてないんですが、私が何かを言うと、「冷静だね~」と言われました。(ここに来るまでの話だったかな?)

頭が出たり引っ込んだりしていましたが、
引っ込まなくなって、
出口に挟まりました。
この時が一番痛かったです。「いたーい!いたーい!」と叫んじゃいました。
挟まったまま陣痛が2回くらい来て、早くこの痛みから逃れたくて、ちょっとだけ力入れちゃいました。

出産

頭が出ると、比較的するすると身体が出てきました。と書きながら、思ったよりはスルッとじゃないなと思いながら、取り上げてもらっていたことを思い出しました。
「あ、無事泣いてる。」と思った記憶があるので、産声はあげだんだと思うんですが、どんな泣き声だったかはあまり覚えてないです。

「やり切ったっていう表情してるね~」だったかな?表情について言及されたのを覚えています。自分の気持ちとちょっとだけ違ったので、少し違和感がありましたが、そう見えてるんだな~と思いました。

すぐにではなく、ちょっと何かをしていたようですが(タオルで拭いてくれていたのかな?)、赤ちゃんを胸に乗せてくれました。ここにいて寒くないかな?大丈夫かな?とちょっと不安でしたが、私の胸でしっかり過ごしてくれて、とっても嬉しかったです。かわいいな~とも思いました。
赤ちゃんはちょっとネトっとしていて、これが胎脂かなと思いました。

後産

後産・陣痛があるのは知っていたので、いつまた痛くなるのか不安で、
「どれくらいで来るものなんですか?」と聞いてみました。
忘れたんですけど、30分くらいかなという答えだったような気がします。

じっくり待ってくれて、「痛いです。」って言うと、
自然に陣痛が来ていることを褒めてくれました。
陣痛に合わせて、ゆっくりと胎盤を出してくれました。
ちょっと怖かったんですが、全然痛くなかったです。

会陰裂傷

それから、周りを整えて、会陰裂傷について説明してくれました。
縦と横に1cmくらいの傷ができてるよとのことでした。
こんなに早く生まれたのに、それだけで済んだんだと、
赤ちゃんと私の身体に感謝しました。
(後から気づいたんですが、実はもっと大きな傷ができていました。内側だったので、そのときは分からなかったんだと思います。)

まとめ

15:02誕生。分娩時間3時間33分でした。
こんなに早く、こんなに上手に生まれてきてくれて、本当に赤ちゃんに感謝だなって思いました。何度も思い返しては感謝しました。

事前に、痛くない幸せな出産があると聞いて、そんなものがあるのかと驚いていましたが、
頭が挟まった時は結構痛かったですが、それ以外は苦痛はなく、しあわせな出産でした。

本当に赤ちゃんと、家族と、助産師さんに感謝です。
ありがとうございました!

後日

胎盤とへその緒

胎盤とへその緒を見せながら解説してくれました。
へその緒の長さが75cm(平均の1.5倍)だったこと、
最近へその緒が短くなってきているようで、コロナでマスクをしていることが関係しているのではと言われていること
を伝えられ、しっかり深呼吸ができていたんだと思うよと言ってもらいました。
でも、たぶん毎日必死で自転車通勤していたからだと思います笑。

そのへその緒が赤ちゃんの首に巻いていたそうで、それを聞いて、ちょっとドキッとしました。無事でよかったです。
(後で調べたら、けっこうよくあることみたいですね。)

羊水

羊水が濁っていたことも教えてくれました。
だから、早く出てきたのかなと言われました。
(これも調べてみましたが、正常でも濁ることもあるようですね。)

頭?

車中で出てきていたプルっとしたものは、膣だったのでは?ということでした。

破水

本物の破水は助産院に着いて20分くらいしてからあったそうで、
車中では、上の方が少し破れて漏れていたのかなということでした。

会陰裂傷

前述の通り、結構大きめの傷ができていました。トイレに行くたびにめちゃめちゃ痛くて、座るのも円座を使わないと痛くって、
あの時(頭が挟まった時)力入れなかったらこんなに大きな傷にはならなかったのかなと後悔しました。
次のお産の時には最後までいきまないようにしようと思いました。

産んだ?産まされた?

退院日(かその前日)に助産師さんが「自分で産んだ感じがする?」と聞いてくれました。
助産師さんはそれ以上は言いませんでしたが、病院での、産まされた感じがする、こんなもんか出産と対比してだろうなということは想像がつきました。
私は、自分で産んだというよりは、赤ちゃんに産ませてもらった、赤ちゃんが自分で生まれてきた出産という感じでした。
赤ちゃんが起こした陣痛に身を委ねていたら生まれていたという感じで、陣痛や身体の動きには抗えず、赤ちゃんと身体の言う通りにしてたら、無事生まれてきたという感じでした。
赤ちゃんの力ってすごいなと思うと同時に、赤ちゃんに感謝だなと思いました。

みんなのおかげ

夫に、
お父さんとお母さんにいろいろしてもらって、自分は何もできなかった、
といった内容のことを言われました。
私としては、夫としての仕事(側に居ること)をしてくれたし、手を握ったり、背中をさすってくれたり、声をかけてくれたり、十分すぎるくらいしてもらったと思っています。
父には、仕事を中断してもらって、急ぎながらも安全運転をして助産院まで連れてきてもらって、
母には、物の準備や連絡など身の回りのことをしてもらって、そっと見守ってもらって、
みんながいたからできた出産だなと思っています。誰が欠けても上手くいかなかったんじゃないかなと。
そうそう、
子どもには、平日の昼間、私が実家でぬくぬく過ごして早寝した次の日で、夫が夜勤明けで家に居て、父が仕事を中断できる日で、ちゃんとおしるしを出して皆に心の準備をさせて、12時半以降効果的な陣痛を起こし続けて、何の問題もなく元気で生まれてきてもらいました。
母に感想を聞くと、あんまりそういう人じゃないのに、感動したと言ってくれました。
子どもの名前は事前に考えていて、顔を見ても違和感なかったので、その名前に決めたのですが、
仲間や助け合うという意味の漢字と、感動を表す漢字を合わせた名前なので、
後で意味を知って、ぴったりだなと思いました。

出産については以上です。
読んでくれてありあとうございました。
入院中のことについては、また後日書こうと思ってます。


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