落合文也@株式会社日本FUNDINNO Managing Director

日本初「株式投資型」クラウドファンディング"FUNDINNO" F…

落合文也@株式会社日本FUNDINNO Managing Director

日本初「株式投資型」クラウドファンディング"FUNDINNO" FUNDINNO94億円(307社)

最近の記事

何が違うの、クラウドファンディング?

資金調達が多様化され、その中でクラウドファンディング(以下、CF)も身近になってきました。 CFは「方法論」です。 この方法論で「何をするのか」で違いがあります。 様々な機会を頂いて全国で話させて頂いております。 [CFの種類] ・購入型 ・寄付型 ・融資型(不動産、ファンド型含む) ・株式型 (*既に色々な情報がありますので詳細は他記事をご参照ください。) 【そもそも論が違う】 それぞれのCFは類似で仲間(or 競合)と見られがちですが、全くの別物です。 各業者の扱

    • アドバイスの際に心がけていること

      ご想像に難くなく”ビジョン”です。 ただ、もっと深いことを伺うようにしています。 『人生をかけて何をしたいのか』 『その中でこのビジネス・事業はどのような位置付けか』 「人生を賭けてやるものです」と回答する方もいます。 「今回の事業を発端に、どんどん新しいビジネスに取り組んでいきたい」と回答する方もいます。 もちろん正誤はありません。 そこで私は、同じ言葉でも発する方の生い立ちや年齢、現在地など、様々な要因を総合的に考えて聴くようにしています。 【限られた生涯で

      • ヒアリングの時に何考えてるの?

        調達希望の方との面談の際に何を考えているのか、話している方は気になるかと思います。 なぜこんなことを聞いているのか、何を考えているのか、がわかると、限られた時間でより有意義なお話ができるかと思いますので記載させて頂きます。 **注意点** ・あくまで私個人の考え方です。 ・現在話を聞くことの多いシード、アーリー、シリーズAの想定です。 →評価する点が事業進捗よりも、会社の根幹になります。 【前提】:起業家、経営者をリスペクトしている。 私の基本スタンスとして、社会課題の解

        • 株式投資型クラウドファンディング(FUNDINNO)における反社チェック体制

          株式投資型クラウドファンディング(以下、 ECF)を検討している方からよくある質問です。 「クラウドファンディング」というイメージに引っ張られがちですが、当該業者は金融機関(第一種少額電子募集取扱業者)になります。 (*一般のクラウドファンディング業者と異なります。) 且つ”第一種”になりますので金融業の中でも「証券業」に該当します。 そのため、自主規制団体は「日本証券業協会」で、加入が必須になります。 同登録業者は6社(2021年2月5日時点)あり、各社金融庁、日本証券業

        何が違うの、クラウドファンディング?

          少額要件(調達後):ECF(新株予約権)の場合

          株式投資型クラウドファンディング(以下、 ECF)には少額要件という規制があります。 調達をお考え頂く際、ECFを活用できるかどうか確認が必要になりますのでご確認ください。 (*調達前の「少額要件」と異なりますのでご注意ください。) (証券業協会HPより引用) 発行者が資金調達できる額は1年間に1億円未満、投資家が投資できる額は同一の会社につき1年間に50万円以下の少額要件が設けられている。 【有価証券届出書の提出義務】 前提条件につきましては前回の記事でも触れましたので

          少額要件(調達後):ECF(新株予約権)の場合

          少額要件(調達後):ECF(普通株)の場合

          株式投資型クラウドファンディング(以下、 ECF)には少額要件という規制があります。 調達をお考え頂く際、ECFを活用できるかどうか確認が必要になりますのでご確認ください。 (*調達前の「少額要件」と異なりますのでご注意ください。) (証券業協会HPより引用) 発行者が資金調達できる額は1年間に1億円未満、投資家が投資できる額は同一の会社につき1年間に50万円以下の少額要件が設けられている。 【有価証券届出書の提出義務】 同業法では『有価証券通知書』の範囲で募集を行ってま

          少額要件(調達後):ECF(普通株)の場合

          少額要件(調達前):みなし募集

          株式投資型クラウドファンディング(以下、 ECF)には少額要件という規制があります。 調達をお考え頂く際、ECFを活用できるかどうか確認が必要になりますのでご確認ください。 (証券業協会HPより引用) 発行者が資金調達できる額は1年間に1億円未満、投資家が投資できる額は同一の会社につき1年間に50万円以下の少額要件が設けられている。 【みなし募集】 同業法ではみなし募集(有価証券届出書の通算規定)という概念があります。 ECFでは調達額は直近一年間で累計1億円未満であるこ

          少額要件(調達前):みなし募集

          FUNDINNOにおける「目標金額」と「上限金額」

          FUNDINNOの募集において「目標金額」と「上限金額」があります。 当然ですがそれぞれに意味があります。 (*他の業者様とは異なる可能性がありますので、詳細につきましては各運営業者様へご確認ください。) 目標金額を下げれば成立するんじゃないか? 株の放出比率が心配、上限金額はどうやって決めているのか? と質問を頂きます。 こちらも合わせて記載させて頂きます。 【ルール:オールオアナッシング】 目標金額を超えなければ成立になりません。 目標金額以上、上限金額以下の申し込

          FUNDINNOにおける「目標金額」と「上限金額」

          エクイティと融資の相性

          資金調達の際に金額が最重要になって「何のための資金か?」が後回しに感じることがあります。 もちろん、事業計画から算出した必要資金ですので間違っているとは言えません。 ただ、聞いていて納得感がない場合があります。 その際は再度資金使途や事業計画から話を聞き直しています。 (*特定企業の話ではなく、よくあることです。) 【ケース1:出資とエクイティどちらでもいい】 これは金額が至上命題になり、資金の性質を見落としています。 ただし、事業の規模や進捗、資金使途によってはないこと

          〇〇できないから?

          「VC調達できないところが株式投資型クラウドファンディング(以下、ECF)を使っているんですか?」 過去によくあった質問ですが、結論から申し上げますとNOです。 VC出資は銀行融資の代替手段でしょうか? これも答えはNOです。 融資は返済しなければならないから出資の方がいいのでしょうか? 同じくNOです。 つまりは資金の性格、対象が異なるだけで、それぞれに良し悪しをつけることではありません。 【新しい調達手段”ECF”】 そもそもFUNDINNOで調達している企業の

          ベンチャーファイナンスのリテラシー「What is 資金調達?」

          立場柄、全国津々浦々ファイナンスの相談を頂きます。 課題を感じる中のひとつがリテラシーです。(*地方に限らず) 「資金調達」や「ファイナンス」と一色単にされることが多いですが、様々な方法があります。 [融資(デット)] ・政府系(日本政策金融公庫等) ・保証協会 ・銀行系(メガ/都市銀行/地銀) ・信用金庫、信用組合 ・農協、漁協、etc... [出資(エクイティ)] ・事業会社(M&A、マジョリティ出資、マイノリティ出資) ・CVC(マジョリティ出資、マイノリティ出資)

          ベンチャーファイナンスのリテラシー「What is 資金調達?」

          [ビジネス考察vol.2]株式会社ダイヤモンドブルーイング(アグリテック)

          【はじめに】 FUNDINNOではアグリテック企業の調達実績もあります。 同社はその中でも『農業(6次産業化)』にアプローチしている企業です。 [株式会社ダイヤモンドブルーイングHP] http://diamondbrewing.jp [FUNDINNO募集ページ](*募集は終了しております。) https://fundinno.com/projects/138 【出会い】 代表の鍛島さんとの出会いは、コーンテック社の吉角さんからの紹介でした。 彼らは地元の同級生で、互

          [ビジネス考察vol.2]株式会社ダイヤモンドブルーイング(アグリテック)

          [ビジネス考察vol.1]株式会社コーンテック(アグリテック)

          【はじめに】 FUNDINNOではアグリテック企業の調達実績もあります。 同社はその中でも『畜産(養豚場)』にアプローチしている企業です。 [株式会社コーンテックHP] https://corntec.jp [FUNDINNO募集ページ](*いずれも募集は終了しております。) https://fundinno.com/projects/103 https://fundinno.com/projects/140 【出会い】 代表の吉角さんとの出会いは、同社CFOの鈴木さん

          [ビジネス考察vol.1]株式会社コーンテック(アグリテック)

          地方型ビジネスと株式投資型クラウドファンディング

          一言で地方創生と言えど様々な方法があります。 そのひとつが地域特性を活かした事業です。 FUNDINNOではこれまで多くの地方企業を支援してきました。 北は青森から南は沖縄まで隔たりなく行っています。 (2021年1月26日現在) [株式会社フォルテ]@青森県 https://fundinno.com/projects/22 [琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社]@沖縄県 https://fundinno.com/projects/105 それが高じて行政や地方の

          地方型ビジネスと株式投資型クラウドファンディング

          ”株式投資型クラウドファンディング”の活用方法

          調達企業にとってエクイティファイナンスは不可逆であり、どこに株を持ってもらうか、とても悩むところです。 その新しい手段として、”株式投資型クラウドファンディング(以下、ECF)”は生まれました。 ECFは、2015年5月の金商法の法改正によりできた第一種少額電子募集取扱業により可能になりました。 (出典:https://www.fsa.go.jp/news/26/syouken/20150213-3.html) 2017年4月より、一号業者の運営するFUNDINNOで、日

          ”株式投資型クラウドファンディング”の活用方法

          ビジネスモデルマニアw

          【ビジネスモデル”オタク”】 本業としてFUNDINNO(株式投資型クラウドファンディング)をしているため、「ファイナンスの専門家」としてお声がけ頂くことが多いです。 生業として金融に携わってきましたが、本質としては実業が好きです。 例えば、街中を歩いていたり、車を運転しながら会社の看板や広告を見てどんな事業をしているのか想像しています。 土地柄やビルの形、飛行機でCAがメモを確認するタイミングを見て、オペレーションをイメージしたり、、、要は変態ですw (もちろんwebやSN