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2024年を生きてる日記(2/05~2/17)

2024年2月5日
雪。バイト先まで自転車を漕ぐ。自分より先に一人だけ自転車でどこかへ向かった痕跡があって、その跡を辿る。ハンドスピナーみたいに360度回転しながら前へ進んだ。客も業者も来ない。スタッフのおじさん二人とずっと喋る。暇だから雪かきするか~ってなって、向かいの新聞屋のおじさん達と一緒にスコップで雪を除けていく。店の入口でおじさん二人が微笑ましい表情を浮かべながら俺のことを見てい店内の明かりが雪を照らしていてなんだかお祭りみたいだなと思った。

2024年2月6日
Laura day romanceの「FAREWELL FAREWELL」を久しぶりに聞いた。マジでこのバンド好きだ。

ストグラの切り抜きをざ~っと見る。Vtuberの焦月ツルギ君の立ち回りの上手さにびっくりする。意外とこれまでにいなかったタイプかもしれない。かるびちゃんみたいになにかを必ず起こす引き寄せの力みたいなのを持ちながら、同時に自分からガンガン笑いも取りに行けるタイプ。爆売れすると思う。釈迦ちが推す人は人間性も間違いない。

2024年2月7日
寝ずに養成所の先輩達のライブスタッフ。家でぼ~っとしてたら若干遅刻した。最後のライブだったんだけど、ネタが終わった前半組の人達の中の一部の芸人が楽屋でトランプをしているのを見た。もう降りちゃった人達のために、俺たちは朝っぱらから椅子を出したり道具出しをしている訳じゃない。
バスの中で初回CRカップの「令和の背水の逆転劇」をなんとなく見直す。号泣。ウメちゃんが最後のインタビューで「勝たせてあげたかった」って言った瞬間に関さんが泣いてた。
確か最後の最後のディスコードでの会話でウメちゃんが「それぞれの道に帰りましょう」みたいなことを言ったとき、葛葉が「格ゲー道に」って被せたんだけど、その一言にくーちゃんが売れている理由がすべて詰まっていると思った記憶がある。

2024年2月9日
Laura day romanceの新譜が最高だった。MVも超かっこよくて、三人体制になってもきっちりぶちかましてた。
「明日死んだとしても 別に構わないけれど 死んでもいいような今夜を 探して歩くんだ今夜」って歌詞があって、こんなことは今まで絶対に言わなかったのでちょっとびっくりした。そのまま「その刹那に向かい風 振り返るときに 明日を求めるだろう」と続く。
インタビューを読んだら作詞作曲をしたギターの鈴木さんが「去年一回諦めてしまった」みたいなことを言っていて納得した。といいながらこの歌詞の部分は最も熱量が高いとも言っていて、そのバランスがとてもリアルだった。ここまで血の気のある曲は初めてで、だから僕はこの曲が一番好きなんだと思う。最終的に諦めてない。「私の花は枯らさせない」というカネコアヤノとはまた違った戦い方だなと思った。

昼に新宿で同期とワンタンを食べた。僕は一回食べたことがあるから、彼女にオススメしたくて行ったのだけど、担々麵のまぜそばみたいなのを頼んでて全然ワンタンがないやつだった。でも担々麵のまぜそばが見たいと言ったのも僕だ。少し散歩して解散した。おもしろい人だった。

2024年2月10日
夜に同期と日比谷公園で集合してお酒を飲みながら散歩した。世界一好きな喫煙所がある公園だ。めっちゃ暖かくて異常にテンションが上がった。三週くらい歩いた。
昨日一緒にワンタンを食べた同期も来るはずだったのだけど一向に姿を現さない。連絡も取れずで徐々に心配が勝ってくる。途中折り返しが来て「寝てたごめん!!」とのこと。なにもなくてよかった~安心。と、思いながらどこか頭の片隅で「本当は来たくなかったんじゃないか?」という考えが浮かぶ。浮かびまくって最終的には脳のメインを支配する。多分これは俺が年上だから起こりうることなのだと思う。
年上からの誘いは常に「断りずらさ」が付きまとう。これは自然現象のようなことだから仕方のないことなのだけど、よくよく考えるとそれって「永遠と勘違いできる」ということでもあるなと気づき怖くなった。
例え来てくれたとしても「断りずらさ」というものが発生してしまっている時点で、「本当に来たかった」とは限らないという事実。そしてそれを確かめる術が年上にはない。
「ねえ今日って本当に来たかったの?」と直接聞いてしまいたいが、それを聞いた瞬間に「めんどうで断りにくい年上」として確定されてしまうというジレンマ。
がしかし、僕は今後も誘うし、本当は来たかったんだろうな~と思っている。あっさりした阿保でいてしまうのがお互いにとって一番楽だ。
途中バングラデシュから来た男の人に道を聞かれ、二重なんとか駅?まで案内する。東京駅が見れてよかった。すごい嬉しかった。

夜遅くに帰宅。そのままとーやと長尾と山口慎太朗と遊ぶことに。笹塚ボウルという老舗のボーリング場に行ったら、大爆音でクラブミュージックが流れていて、店内はネオン色に輝き、かなりエッチだった。「え?なに?聞こえない?」がまさかボーリング場でできるとは。
そのまま朝方までカラオケ屋に行って大騒ぎした。おもろかったし、元気がでた。みんな頑張っててナイス。

2024年2月10日
うっすら溜まり続けていた焦燥感が夜中に爆発し突然ネタを書き出す。というか爆発するのを待ってたぜ。これまでと取り組み方を一新してやったことがない作り方を色々試す。4コマ漫画の作り方と漫画のプロットの作り方をググってたら結構勉強になった。というかそれだけでこの数年間悩んでいたことが一気に吹き飛んで視界が晴れたような気分になれた。
まだまだ分からないことばかりで楽しい。ピンのコントってどこまで行けるんだろう。教科書が「バカリズム」という一冊しかない。追い越してえ。二本作って寝る。

2024年2月11日
久しぶりにえっちゃんの「日記を燃やして」を聞く。めっちゃ好きなアルバムだ。タイトル通り血だらけ。「解散はできないように もうバンドは組まない」とか。
CRスト6の最後、優勝したく~ちゃんが「関さん!待ってるよ俺!」と叫ぶ。自分が優勝した瞬間のインタビューでそれを言うって最高すぎて泣きそうになる。「関さんのペースでいいけど。」ってのもよかった。

2024年2月16日
春すぎて、気圧のせい?か分からないけど常に眠い一週間だった。日記書けなかった。
養成所。ネタ見せで一度も練習してないネタをやった。練習してないのは単純な怠慢でしかないんだけど、養成所に向かう最中のバスの中で、台本を書いている時と実際にプレイしてる時の差が明確に分かる良い機会だなとも思った。この距離を縮めたいと昔から思ってる。
ちゃんと嚙んだりグダッたけど、でもこれまでの経験上で最も机の前で想定していたことと、実際にやった時のギャップがなくて少し嬉しかった。成長はしているみたい。どんどん進め。止まんな。
帰りに同期と渋谷まで歩いた。次のライブで過去のネタをやろうかな~?と相談したら、最も言ってほしいことを言ってくれて目が覚めた。新ネタしかもうやんない!!!同期が俺を見抜いてくれてることが嬉しかった。さんくす。

2024年2月17日
散歩の達人とか最寄り駅の飲食店の情報が載っている雑誌が好きで、図書館で借りてきたのをパラパラ見ていた。隣駅にこれでもかというくらいの「THE洋食屋」があって昼はそこでご飯を食べた。二階にあるお店で、そこからいつも歩いている通りを覗くと全く違く見えて少しびっくりした。駅前で子供たちが母親から少し離れたところで追いかけっこをしている中、女の子がギターを弾きながら歌っていて、俺は二階からカレーがかかったハンバーグとでっけえウインナーを食べたぜ!!!

店内にいた子供が「僕こう君とまだまだずっと一緒に遊びたい。あと一時間くらい!」って、言ってて笑っちゃった。明確なピークを逆算して、それ以降は右肩下がりだな~ってのがちゃんと分かってんだな。二次会行かないタイプの大人になるわ。とも思えたし、まだまだずっと一緒に遊びたいって気持ちは本当だから、彼にとっての1時間は永遠だよなとも思えた。「おもしろさ」に触れに行くときと、そうじゃないときの自分の気持ちにかなり差がある。俺はここに今書いた「逆算のくだり」すらそのうちおもしろくないと思う気がする。ツッコミって言語での整理、解説で、それはバズを狙ったSNSの140文字と似ていて、若手のうちは特に求められることで、もちろんそれもやるべきこととしてやるけど、でも本当の僕は切れ味より削ぎ落とされた部分に興味があって、俯瞰したツッコミを人生でしてどうすんだよ!って気持ちが止まらない!!!そうじゃないお笑いがやりたい。

【今週よく見たり聞いたりしてイエ~イってなったやつ】

雪の日に聞いた。とんでもなく良い曲なのでよかったら聞いてね。

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らくしそうになったら読む。一生のバイブル。

落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。