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ミギーという哲学者

俺が好きな漫画のキャラを1人あげるなら間違いなく「寄生獣」のミギーが入る。

ミギー。 主人公の泉新一の右手に寄生したパラサイト


俺は別に自分が哲学者やなんて言うつもりは毛頭ないけど、勉強とか好きな人間からすればミギーの考え方とか振る舞いにはめっちゃ共感できる。
俺も本読むのが好きやし、ミギーのああやって本を読んだことと現実を比較して普通の人間にはない視点で鋭いことを言うのには憧れる。

別にミギーみたいになりたいとは思わんけど、ある種理想的な態度を取っとるなと思う。

俺が特に好きなんはラストシーンのミギーなんかもしれん。
ラスボスの後藤に吸収されたミギーは、主人公の新一以外に後藤としてしばらくの間生きることになる。
後藤として得た経験とか視点は、今まで新一とともに生きてきたミギーにとってはとても新鮮で、ミギーの考え方にとても影響を与えるものやった。
後藤の中にいたころに得たものを自分の中に消化・吸収するためにミギーは新一の体内に引きこもりしばらく「おわかれ」をして外界の情報を遮断することにした。
俺はそのミギーの気持ちがめちゃくちゃ分かる。
情報の遮断と孤独は学びを自分のものとするためにはとても大事なんや。
俺もぶっちゃけ引きこもったり独房に打ち込められたいと思う時がなくはない。

ミギーが引きこもるシーンには、情報は得すぎるだけでは意味がない、また違う種、生き物として生きることは賢いミギーにすら簡単に処理しきれない学びがあるっていう作者のメッセージがあるようにも感じる。
俺も引きこもりたいいいい。最近忙しいいいいい。うわああああああ

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