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ADHDのようなものと長く付き合っていくために,衝動性・多動性と物忘れと様々なこととどう向き合っていくか

落合陽一です.自分がADHDだとは思っていないんだけど,障害とは言わないまでもそれ相応に,できないことが多すぎる.人間としてヘボすぎる.得意なことはそこそこできる.穴が多すぎて塞ぐのが難しい.

様々な穴とその対応策のツイートをまとめてみた.ADHDと言われることは多いんだけど,渋谷さんとの対談で久しぶりに持ち味にすればいいよ,って言われたことが理由.

↓これをみた知り合いから完全にADHDですねと言われる.まぁそうかもしれないけれど何となくうまく社会と付き合っているから僕にとっては障害じゃないのかもしれない.

意外と多くの人が見てくれているのでマガジン用にももうちょっと長く書くかと思い立った次第.

僕はできないことがありすぎて他者の協力がないと生きていけないと思いながら生きている人間なので,いろんなものをアウトソーシングしながら生きている.一方得意なこともたくさんある.前世は工業機械だったんじゃないかと思うように単純作業が得意だったり,知的生産作業を毎日20時間続けてもストレスなく6年くらい歩めている.

得意なことは得意だし,苦手なことは苦手.部屋は常にゴミ屋敷.衝動性のある行動,衝動性のある怒りでぶん投げて壊したものは数知れず,コンパイルが通らないとぶん殴ったMacBook.衝動性のある買い物で届いたレンズやカメラは指では数えられない,持ち前の忘れっぽさで,毎度社会にご迷惑をおかけしないように日々ギリギリの線を生きている人間だ.しかも常に躁鬱気味でもある.(SNRIとカフェインを飲みながら毎日生きていく話を書いていたnoteがどこかに行ってしまって覚えてない)

たくさん失敗しながら,その経験を糧にして自分しか見えないものを探し続けてはいる.だから自分は他人の失敗に寛容だし,あまり他人に興味がない.みんな違ってみんなどうでもいい,そんな世界になって欲しいと願っている.(それでもあなたは大切だ=社会的父性が必要なのは間違いがない)

できないことが多すぎるけど,できることもそこそこある.そういった毎日のなかで,減点法でなく加点法でみれる社会をどうやって作っていくのかということを考えていきたいと思っている.いつもご迷惑をおかけしてすみませんと先に謝るくせができている感じ,今日さまざまな予算ミーティングに出ながら思っていた.ほんといつもすみません,みんなありがとう.

ひとこというならば,いかに完璧を求めるタイプの仕事と距離をおくか,完璧な人間性を自分で否定し続けるかがキモなんだと思う.どう考えてもあらばかりだし,綺麗に埋まったものや,ミスらない発言はまるでできない.それを引っくるめてどうやって自分らしさを生かしていくかを考えなくてはいけない.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から2年以上経ち,購読すると読める過去記事も800本を越え(1記事あたり5円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

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