大英博物館マンガ展を歩きながら考える文脈の作り方(前編)


大英博物館のマンガ展が話題だ.マンガの読み方からコンテクストからその成立過程と今の社会での受容やスタイルに至るまでの細部を大英博物館の一等地で展示しているのだからそれは本当に素晴らしいことだ.今回訪英の際にキュレーターのニコルさんの解説を聴きながらプライベートツアーをして頂いたのでそのとき考えたことでも記事を書こうと思う.

大英博物館といえばエジプトのミイラから日本の浮世絵までありとあらゆるものが収蔵されている260年の歴史を持つ広い博物館だけれど,その中にマンガを位置づけてコンテクストを紡いでいくその過程が非常に面白い.雑感をまとめた前編と中の展示を紹介する中編と考えたことをエッセイ付き写真にまとめる後編の三部構成で書こうと思う.僕は非常に楽しめたし,「理解し整理し多様な解釈の1つを与えよう」とする態度そのものが意欲的で興味深い.たぶん,批判的な人もいるのだろう.それはそれでいい.多様な楽しみ方の1つなのだから.

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落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集

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落合陽一

メディアアーティストで光や音や物性や計算機メディアの研究をしているような感覚的物書きで博士持ちのスナップシューターです.多様性社会を目指す波動使いの准教授.プロフ写真は©︎TAKAY

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コメント5件

スケールの大きな
大英博物館の歴史の中で
遊んでる漫画たちが楽しそう。
イギリス人の鑑賞者の視点や
その空気、キュレーターの方の熱を
実際に行って感じてみたいなー。
とちょっとため息をつきました(笑)
新たな視点が加わるとまた漫画の読み方も変わってくるのでしょうね。

はじまりは、愛と情熱!だから、自ずと理解しようとするし、思想や感覚に違いがあったとしても、圧倒的な信頼感があるから、自らの視点をためらうことなく表現できるのだと思います。素晴らしい人間性を感じる展覧会にわくわくしてます。
「漫画なんて!」と世間が唾を吐きかけていたころ私は漫画を熱読していた。世間が理解できない時代の最先端にいる気分だった。よもや大英博物館で手塩にかけた展示会をされる日が来ようなどとは。立派に一個の歴史になってしまったのだなぁ。手塚先生、石ノ森先生、是非、お一言。
悟空が跳ね回る大英博物館とは、なんとも感慨深いものがありますね。展示している人達の熱量、見ている人達のワクワク感も伝わってくるようで楽しいです。
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