「笑って〜、はいチーズ！」
いや、笑えませんって

いまどきそんなことを言うのは
新米お父さんぐらいじゃないかな

大好きなお父さんが手をふりつつそんなことを言ったら
沸点か低い小さな子はすぐにニコニコしてしまう

それは、場が温まっているから

娘が高校生にもなると
もう、こっちを向いてくれもしないし
……心折れる数年間だったよ

さて
一般に「笑う」ことは結果であって目的じゃないよね
何かを体験して楽しかったり
何かをしてもらって嬉しかったり
そんなことがあった結果、「笑う」よね

笑ってと言われて笑えるのは
笑顔の練習をしている人だけ

そうではない人には
楽しかったこと
嬉しかったことを思い出して
追体験してもらうといいよ

息子に描いてもらった似顔絵のこと

デートでディズニーに行った時のこと

そんなことを具体的にたずねて話してもらう
それは脳内で追体験しないと話せないからね
自然と表情がゆるんでくるはず

もしかしたら
これを読んでいるあなたも
昔のことをちょっと思い出して
口角が上がってるかもしれない

もしそうなった方は
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写真とる人　ナツオでした