見出し画像

為替と株価

2024年4月27日(土)。GW初日。

困ったことに円安が止まりません。1ドル158円とは...一般の日本人にとっては何の得にもならず、百害あって一利なしです。

一般の日本人ではなく、日本株に投資している海外投資家にとっても円安は問題です。

例えば、1ドル120円の時に手持ちの1万ドルを円転(120万円)して1株120円で買ったA社株1万株は、その後の株価に変動がなくとも為替が1ドル150円になれば、120万円÷150で8000ドルにしかならず、2000ドルの損失となります。

機関投資家などは、そうならないようにあらかじめ同額のドル円を手配して為替ヘッジしますが、いずれにしても企業業績だけではなく為替にも目を配らないといけないとは、厄介です。

一方、新NISAで投資を始めた人が、最近の軟調な相場に嫌気をさして、損切りして投資をやめてしまうなんて話を聞いたりもします。せっかく貯蓄から投資への機運が高まってきたところに、何とももったいない話。

円安のせいで海外投資家が逃げてしまい株価が下落、ということはないと思いますが、昨日の会見で日銀総裁が語った「円安は物価にはそれほど影響はない」との楽観論(円安容認論)をきっかけにさらなる円安を呼び起こしている状況を考えると、何とも言えない感覚です。

いずれにしても長期積立投資をしている立場とすれば、目先の株価、目先の為替に一喜一憂することなく、とにかく毎月定額コツコツ積み立てしていくのみなのですが、うーん…株価はともかく為替についてはなんとかしないといけないのかも知れません。