夢のオールスターであった…！

配信で「OSPORTS」を拝見した。

メンバーが夢のようだった。

ポップな大喜利からきもちわるい大喜利まで、ちがったタイプの大喜利強者ばかりが集う。個人的には、ダ・ヴィンチ・恐山さんとママタルトや真空ジェシカ・ガクといった芸人さんが競演するのがまぶしかった。オモコロもお笑いも好きで良かった。本当に交わる世界線だったんだ。

※みくのしんさんがママタルトに言及してたり、ママタルトが加藤さんに言及してたりと、近い領域にあるのは頭ではわかるけれども、ほんとうに同時に存在できるとは！

1題につき1人3答まで、毎回採点、そのお題のNo.1-3までに得点がつく、制限時間厳守（今書いているひとまで、が通用しない）という厳格なルールで運用される競技大喜利コンテスト。 

最初は「え、ややこしい！普通の大喜利でいいよ〜」と思ったが、ところがどっこい、「競技」化することで、個人的にはとても見応えが増した。採点の時間が挟まってある程度メリハリができるのと、1人3答という制限がかかることが大きかったのかなと思う。ひとつひとつで強度のある答えがちゃんと受けているという印象だった。

ある回答をきっかけにして多発され流れるように生まれる、大喜る人たちの普段の大喜利でも多く見られる、「ノリ」みたいな笑いは生まれにくいけれど、その分一答一答を深く味わえるようになった。言うなれば、M-1グランプリと劇場の違いか。どちらにも良さがあるし好きだけど、こういうのもありかな、と。

多発するよりも、長考して長考して、重めの一発爆笑を放つタイプの人が有利になったんじゃないかと思う。ママタルト檜原さんの活躍は凄まじかった。制限時間ギリギリまで長考して放った一撃が1位をかっさらい高得点を弾き出して、もはやフィギュアスケートの芸術点のようだった（大久保八億さんのコスチュームはスピードスケートだったけど）。神がかりでかっこよかった。つよすぎる。

決勝は、ぺるとも、ハチカイ警備員、ママタルト大鶴肥満、ママタルト檜原、冬の鬼、大久保八億。解説は、ダ・ヴィンチ・恐山も寺田寛明。（以上、敬称略）夢かと思った。最高！最高〜！全答面白くて当たり前、みたいな空間。

お題もすごく良かった。The王道なお題もいいけど、それよりゆるく、独自性のあるお題ですごく楽しめた。

イッポングランプリとも、阿吽とも、大喜る人たち通常回とも、まいにち大喜利とも違う魅力を持った大喜利大会。（少なくともわたしのなかで）早くも２回目の開催が待たれる。