雲井ウーロン

音楽(バンド、アイドルなど)、お笑い、文章・短歌、デザイン、カレーが好き。関西人。企画…

雲井ウーロン

音楽(バンド、アイドルなど)、お笑い、文章・短歌、デザイン、カレーが好き。関西人。企画する仕事。

マガジン

  • お笑い

    ママタルト、怪奇!YesどんぐりRPG、ケビンスなどが好き

  • アジカン「ファンクラブ」感想

    ASIAN KUNG-FU GENERATION「ファンクラブ」(2006)を2018に聴き直す。作品だけに向かい合って書いた感想文です。ロック論、アジカン論ではないです。こんなんもアリか〜(ナシかもしれない)と読んでください。アジカンが好きです。#アジカン #ファンクラブ #邦ロック

最近の記事

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ジャニオタ、芸人ファン、ワーキャー、ガチ恋、天才について。

わたしは、天才が好きだ。好きなタイプは?と聞かれたら天才、と答えるかもしれない。 わたしはジャニオタだった。ジャニオタ、といってもすごくライト層だった。ファンクラブに入らず、ライブも行かず(行けず)。その代わり、アルバムやライブの円盤、表紙を飾った雑誌なんかは毎回買っている。音楽や活躍から活力をもらっている。 彼らの(作られた)プライベートが見れる、YouTubeはたまに見る。でも、メンバー同士の関係性(BL的な)を食べているわけではない。今日も推しが才能を発揮しているな

    • 人を愛する強さがない

      我が家の女衆3人(母、私、妹)が、人間関係において同じ課題にぶつかったことがあると発覚した。 それは、「○○はあたしのこと誘ってくれないよね」と人をガッカリさせちゃうこと。 母50代半ば、私26歳、妹20歳。母は、かつての人見知りのスポーツ少女。私は、参謀タイプのサブカル女性。妹は、人の上に立つ資質を持つオタク少女。年齢も時代も性格も違うのに、同じ指摘を受けてしまうほど似通った「対人関係のアティチュード」。血は恐ろしい。 何気なくお出かけ先のカフェで話していて分かったこ

      • バリバリ仕事してやるもんか

        効率厨。 私を勝利に導いてきた女神でもあり、みみっちいレースに縛り付ける足枷でもあり、内側から私の英気を吸い取る寄生虫でもある。 私は効率厨だ。どれくらい効率厨かというと、オフィスをイメージしてほしい。 廊下に給湯室があって、執務室への入口がある。中頃にコピー機があって、部屋の奥に私の席がある。 仕事をしていて「トイレに行こう」と思ったとする。わたしはまっすぐトイレにいかない。まず、パソコンからプリンターに印刷をとばす。机に溜まった排紙とコップを手に取る。執務室出口に

        • 福岡遠征日記

          三月九日、SixTONESライブのために福岡に遠征した。 JTBのプランを予約することで、片道8600円で新幹線に乗れた。指定席。とっても安い。その代わり、速いやつには乗れません。ひかりやこだま。 朝5時過ぎには家を出た。商店街では一番早い豆腐屋さんが眠い目をこすっていて、都会ではホストの方が女の子を連れて帰るところだった。 ご飯を食べたりライブの予習をしたりしてたら、9時過ぎに博多駅についた。 即、地下鉄空港線に乗り換えて、赤坂へ。祇園とか赤坂とか、どこの都市にいる

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        ジャニオタ、芸人ファン、ワーキャー、ガチ恋、天才について。

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        記事

          「カラオケ行こ!」大人は成長してなるものじゃない。

          関西弁の綾野剛を見たいだけだったのに 「関西弁の綾野剛良すぎる」「絶対行ったほうがいい」と会社の同期から連絡が来たので、次の週末には映画館に飛び込んだ。実際とても良く、見てから一週間程つ今日も彼の幻影が見えるくらいには好きになったが、関西弁ヤクザの綾野剛さんの良さは皆さんが語ってくださるのにお任せします。 それよりも、作中の合唱部があまりに合唱部すぎて、色々思い出し、聡実くんの気持ちも少なからずわかり、強く胸を打たれた。元合唱部のわたしは、いてもたってもいられず筆を執った

          「カラオケ行こ!」大人は成長してなるものじゃない。

          SixTONES/THE VIBES 全曲レビュー

          SixTONESの4枚目のフルアルバム「THE VIBES」が発売された。シングル曲のみならず、変わらず幅広い曲調でさまざまな魅力がきらめいた。さまざまな音楽に挑戦しながらも、アイドルソングらしいセクションを入れることで多くのリスナーを振り落とさずに楽しませることに成功している。彼らがアイドルでなければ見ることのできなかった地平だと思う。これだからアイドルソングはやめられない。 こっから 前奏、意図的にローファイにしたブリッジが、アメリカのヒップホップっぽい。アッパーなラ

          SixTONES/THE VIBES 全曲レビュー

          go!go!vanillas DREAMSツアーに行った

          go!go!vanillasのワンマンライブに初めて行った。 DREAMS TOUR 2023-2024 @Zepp Osaka Bayside go!go!vanillasの好きなところは、カントリーっぽいメロディー。エアリーで溶け込んでくる声色。懐かしいとか、安心する。 例えるなら、心の故郷にぴったりと寄り添ってくれるような。心に故郷があるかわからないし、都会なのか田舎なのかもわからないけど。いや、想像してみよう。都会の中の公園。お互いに気遣い合うのがとても気持ち

          go!go!vanillas DREAMSツアーに行った

          成したぞ、2023年

          2023年はもろもろを成し遂げた! 実は、ちゃんと1か月に1回、振り返りと目標の再設定をしてた。会社の月初朝礼の時間を活かして。小学校の頃から「めあて」「ふりかえり」が大事だと教わったけど、これはマジだったんだなあ。26歳になるまで気が付かなかった。 1.生きること 今まではいきあたりばったり的で、特に人生を前進させず風に任せていたのですが、今年は生きることにちゃんと向き合い、合理的な備えをできた。 メインバンクを変え、三井住友NLを作り、積み立てNISAをはじめて、Vポ

          成したぞ、2023年

          8年ぶりテレビが家に

          大学の四年間、社会人の四年間。一人暮らしの我が家にはテレビがなかった。特に理由はなくて、なんとなく買わなかったからだ。 そして今日、なんとなく買ったテレビが届いた。 すると、時が流れ始めた。曜日感覚が濃くなった。バラエティやCMが物語る、土曜日の夜の感じ。実家のこたつや家族まで、ぼんやり見えてきた。夕飯とお風呂の匂いもしてくる。 なんというか、「ほっこり」も押し寄せてきた。毒やエッジが効きすぎてなくてほっこりする。安心して筋肉を弛緩できる。この安心感というのは偉大だ。誰

          8年ぶりテレビが家に

          OSPORTS感想

          夢のオールスターであった…! 配信で「OSPORTS」を拝見した。 メンバーが夢のようだった。 ポップな大喜利からきもちわるい大喜利まで、ちがったタイプの大喜利強者ばかりが集う。個人的には、ダ・ヴィンチ・恐山さんとママタルトや真空ジェシカ・ガクといった芸人さんが競演するのがまぶしかった。オモコロもお笑いも好きで良かった。本当に交わる世界線だったんだ。 ※みくのしんさんがママタルトに言及してたり、ママタルトが加藤さんに言及してたりと、近い領域にあるのは頭ではわかるけれど

          芸人雑誌vol.10感想(最遅)

          芸人雑誌vol.10を読んだ(最遅)。 ユニット特集ということで、「漫才大家族」、「漫才至上主義」、「東名阪漫才興行」(直近は東名横だけど…)、ナベンジャーズなど、よく見聞きするユニットの濃いインタビューが載っていた。 さすが芸人さん、読んでるだけなのに何度も声を出して笑ってしまうのが何回もあった。ちゃんと中身を語りながら読者を笑わせてもくださるという、なんてホスピタリティ! 例えば、「漫才大家族」のインタビューでは、ケビンス仁木さんが名プロデューサーっぷりを見せていた

          芸人雑誌vol.10感想(最遅)

          OWARAI NYLON FA

          OWARAI NYLONのファンアート

          趣味考

          先日、会社の帰り道に先輩と話していた時のこと。私が近々出演する軽音のライブの話をした延長で、最近の土日にどんな趣味をしているかの話になった。音楽を聴くとか、お笑いを見るとか、ゲームをするとか。ひとしきり話をした後に、先輩が神妙な、でも意志を強く込めた顔で切り出した。「趣味がなくても充実しているというのを、世の中に伝えたい」と。 私は驚いた。 驚いたことには二つあって、 その先輩にも好きなもの(アイドル、映画)があり、芸能にも明るくて、趣味を楽しんでいると思っていたから、趣味

          OWARAI NYLON感想

          とうとう届いた!『OWARAI NYLON』! 登場する芸人さんを当てる絵文字クイズなど、発売前からかなり盛り上げてくださってたので、長いようで短かった待ち時間だった(🧅←これで4京ッスを当てれたのはママタルトファンとして鼻が高い)。 全組、ファッショナブルでドラマティックなお写真で目が幸せだった。特段目を引いたのは、マユリカ坂本さんの着ぐるみ✕無表情のシュールなカットや、ヨネダ2000さんの多幸としか言えないドーリーでありながらも二人の芯が表れたお写真、宇宙っぽくギラギ

          OWARAI NYLON感想

          坂口恭平『いのっちの手紙』を読んで

          精神科医・斎藤環先生と坂口恭平さんの往復書簡をまとめた書籍『いのっちの手紙』。 坂口恭平さんは、文筆、音楽、絵画などマルチに活躍する方。かつ、自らの双極性障害にうまくアプローチしている。その秘訣をめぐるやりとりをまとめたのがこの本だ。 この本を手にとった理由は、双極性障害の当事者と、精神科医がどんな言葉を交わすのかが気になったから。時々行き過ぎたダウナーになってしまう自分への処方箋としたかった。しかし、坂口恭平さんの「躁鬱」克服と切っても切り離せない「創造」の話がとても興味

          坂口恭平『いのっちの手紙』を読んで

          これまでがんばってきたのだから

          もう頑張らない場合と、せっかくなのでもうちょっと頑張る場合がある。 それはさておき、自分の「ふつうにめちゃ失敗する」部分もいい加減受容できてきた。 今日も仕事で、大きな勘違いをしていて3時間ほどの作業が無駄になったが、「そういう所あるよね!」とアルカイックスマイルを浮かべる始末だ。 以前は、嵐のように悔しがり、自分を責め、怒って泣きたい情緒になっていたので、大人になったのか諦めがついたのか鈍くなったのか。 んふふと苦笑いをしながら、妙に静まった心を抱きつつ、でもすこしや

          これまでがんばってきたのだから