ICPのNFTアートを全紙サイズでJPEG化する
はじめに
BTCFlowerなどの「NFTアートをできるだけ綺麗な品質で特定のサイズでJPEG化する」今回はこのテーマについて書いていきます。これって実は結構難しいんですよね。
これができると、カメラのキタムラさんのクリスタルプリントなどでこんな感じのリアルアートを綺麗にプリントできるようになります。この例の場合、全紙サイズの高画質なJPEGが必要になります。
本稿で紹介する方法が最適解かはわかりませんが、かなり高品質な画像が特別なソフトウェアも使わずにアウトプットできたので共有します。
経緯
Twitterのタイムラインでオオヒラさんのこちらのツイートを見てしまったのがことの発端です。
なんだこれ!魅力的すぎる!ワイも真似したい…すべてはここから始まりました。
手順
使うブラウザはChromeとします。Chromeにて以下の設定をしてください。
1. NFTアートをChromeで表示する。
BTCFlowerやETHFlowerの場合URLの末尾に以下を付与すると高画質化しますのでぜひ入力しましょう
&type=highres
2.「F12」キーを押し、ブラウザを開発者モードにする
設定によって表示は微妙に異なる(ブラウザの設定によっては日本語表示だったりするのでその場合は読み替えてください)と思いますがこのような画面になります。(ちなみに、もう一度F12を押すと元の表示に戻ります)
3. ブラウザエミュレーターモードにする
言葉にするとややこしく感じますが大丈夫です、開発者モードメニューの赤枠のアイコンを推すだけです。
4. 高画質表示用のエミュレート端末を作成する
「Dimensions: xxxx」と書かれているところをタップし、「Edit…」を選択後、「Add custom device…」を選択します。
これでエミューレートする端末を作成することができます。
5. 画像のように入力して、「Add」を押す
全紙サイズを想定し、4570*5600ピクセルの高精細なエミュレート端末を作成します。その端末名を「全紙」としてみました(端末名は任意の名前で構いません)。
ちなみに、生成する画像を全紙サイズ以外にしたい場合は、適宜上記の推奨ピクセル数を参考に数値を変えたエミュレート端末を用意してみてください。NFTアートのピクセル数によってはサイズを小さくした方が良いでしょう。
6. エミュレート端末の設定確認後、設定画面を抜ける
5で作成したエミュレート端末にチェックが入っていることを確認し右上の×ボタンでこの設定画面から抜けます。
※手順4~6は一度やっておくと、次回以降は不要になります。
7. 画面表示を5で作成したエミュレート端末に切り替える
「Dimensions:」を選択するとプルダウンに5で作成した「全紙」が表示されているはずです。こちらを選択してください。
※画質が荒く感じる場合はF5キーなどで画面をリロードしてみてください。
8. 開発者モードの「Elements(要素)」タブを開く
9.svg要素を選択しキャプチャーする
添付のsvg要素を選択し、右クリックメニューから「Capture node screenshot」を押す。そうすると非常に高精細なpng画像がダウンロードされるはずです。
※実はこの画面でsvgタグの内側にあるgタグ2つを削除すると、btcflowerやethflowerのグルグルアニメーションを除去することができるのでお試しあれ!
10. 保存されたpngファイルをjpegとして保存しなおす
(Windowsの場合)9でダウンロードした画像を開き「名前を付けて保存」などで「ファイルの種類」をjpgとして保存しなおすことができます。
以上で画像の準備は完了です。
画像比較
通常表示とエミュレート端末表示それぞれで「Capture node screenshot」を押してダウンロードした画像の比較をしてみてください。一目瞭然ですね。
画像ができた後
あとはカメラのキタムラさんのクリスタルプリント「木製パネル加工」などのサービスを使って全紙サイズで注文すれば、高精細なリアルNFTをゲットできますよ!
※この手順で用意しても微妙に上下は切れると思いますがお許しを(花びらは入りましたが、下側が少しだけ切れました。気になる人は事前にプリントイメージをよく確認してくださいね)
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