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#1138 キャパシティと限界の学習~「頑張りすぎ」ラインに気づけるようになるには~

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

連休明けの一週間。今週も木曜日がやってまいりまして、今日も一緒にこのチャンネルを運営するなつさんの質問コーナーをお届けしたいと思います。
早速、なつさんの質問を読ませていただきます。

頑張りすぎのラインに自分や周囲が気づくポイント

【連休中は、長女が部活動で始めたバスケットシューズをスポーツ店で探していたなつです。
リスナーの皆さまやお子様は、どのような部活や習い事をされていますか?
今日は、長女の習い事や部活動のやりくりを考えている時に気になったテーマでお届けします。
テーマは、頑張りすぎのラインに自分や周囲が気づくポイントについてです。
わが家の長女は、この春中学に進学したのですが、小学校から続けていた習い事のダンスと、春から通い始めた塾に、放課後の時間を使っていくと思っていたところ、お友達が入っていることがきっかけで、部活動でバスケ部にも入部しました。
週に4日は部活の後にダンス、または塾というスケジュールで、親から見ても大丈夫?と心配になるのですが、本人が頑張りたいと言っている中、春の時点ではまずやってみようとスタートしました。
頑張りたいという気持ちを応援したい。でもいっぱいいっぱいになる前に自分で気づく、または周囲がフォローする上でおさえるべきヒントについて教えてください。
私の話は育児テーマでしたが、春先に頑張りたいとスタートした人たちが、頑張り続けるためのヒントにもつながったらうれしいです。】

というお題をいただきました。
なつ家の長女さんも中学進学ということで、子どものステージも、それを見る親の視点も変わっていくんだなということを感じています。
わが家も、絶えず環境が変化していくな、子どもの状況も変わるし、それにあわせて親の関心ごとも本当に変わっていくなと思いますので、その中での今のなつさんの関心ごとなんだなと理解しました。

改めて今日の質問は、頑張りすぎのラインに自分や周囲が気づくポイント。
頑張りたいという気持ちを応援したい。でも、いっぱいいっぱいになる前に自分で気づくか、もしくは周囲がフォローする上でおさえるべきヒントについて考えたいという、こんなお題をいただきました。
なつさん、毎週ありがとうございます。
また小田木所感ですけれども、自分たちなりに考えるヒントということで参考になればいいなと思いつつ、話をさせていただきます。

自分のキャパシティは、自分で体感して学習することも大事

このテーマは改めて思うんですけど、「キャパシティと限界」こんな名前が付けられそうですよね。
子どもであろうが大人であろうが、一人一人の個性だとかステージは違うじゃないですか。
その中で、「その人固有の」というよりも、その時々でのキャパシティや限界ってあると思うんですよね。
私も、子どもを見ながら、「それ、大丈夫?」とか「そういう選択をするんだ」と、驚くことも日々に多々ありますけれども、今の段階で私自身が思うことは、自分で体感して学習することも大事だよね。そんなふうに思っています。
もちろん心配もします。めちゃくちゃ気にもなります。
でも、親がすでに自分で経験した上で言ってることであったとしても、子どもは自分で経験や体験がないと、「マジ、そうだな」と思えないと思うんですよね。
もっと言うと、子どもと親は違う個体ですので、親に当てはまることが子どもにそのまま当てはまるかというと、そうじゃないケースもたくさんあると思います。
なので、私自身はどう考えるようにしてるかというと、自分で体感して学習することも大事だし、子どもというのはいろんな形でいろいろやってみて、自分自身の理解を深めている段階だと思うので、自分で実験して、自分で体感して、自分で自分自身の学習をしていけたらいいなと思うんですよね。
やってみることで、「これは自分にあっているな」とか、「これは自分にはきついな」とか、「これならうまくいくな」「このぐらいまで大丈夫だな」一方で、「これ以上はやべーな、私」こういうラインって、経験してみてはじめて分かることがたくさんあると思うんですよね。

守ってあげられる間に、大いに失敗してほしい

例えが悪いかもしれないですけど、過去に私たちがお酒を飲み始めるタイミングがあったじゃないですか。
最初は飲み方が分からないので、気持ち悪くなっちゃうとか、二日酔いになっちゃう、お酒に呑まれちゃうという経験もしたと思うんですよね。
でも、そうすることで自分とお酒との相性とか、「ここまではいける、でもこれ以上はやばい」そんな自分理解を深めていくんですけど、「これ以上はやばい」というのも、やばいところまでいかないと分からないということも結構あると思うんですよね。
もちろんそれが心身を病むラインじゃだめだし、何度も同じ失敗を繰り返しちゃうのは問題だと思うんですけれども、こと子どもに関しては、今ならフォローができるじゃないですか。
なので、一緒に暮らしてる間に、できる限り自分で経験させてあげたいな。
言い方を変えると、一緒に暮らしてる間に、フォローしてあげられる間、何かあった時に助けてあげられる、守ってあげられる間に、大いに失敗してほしいなと思っています。

なつ家の長女さんに関しては、自分でやりたい、自分でやるんだと決めてのチャレンジということなので、まさに主体的ですごくいい実験機会ですよね。
なつさんの心配する気持ちもすごく理解するし、これ以上はというラインもあると思うので、なつさん得意の観察力を生かして、日々観察をしながら、ここぞという時に、「ピー」と笛を鳴らして、入っていけたらいいんじゃないかなと思います。
こんな話でいいのかな?

自分自身のキャパシティと限界を折々確認して認識をアップデート

キャパシティと限界というテーマに関していくと、キャパって一方で広がっていくものなんですよね。
私は40代を越えて思うのは、体力的なものは一定の年齢を超えると小さくなっていくんだな。
そういった側面も感じますので、キャパシティと限界というテーマは、子どもだけではなくて大人の私たちも、今現在も含めてずっとついてくるテーマなんだなと思います。
広がっていったり小さくなっていく側面もあるということは、自分自身のキャパシティと限界を折々確認して、必要に応じて自分の自分に対する認識をアップデートしていく、こういうことが大事ですよね。
例えば、体力ということに関しては、以前だったら12時ぐらいまで起きていてもなんのことはなかったけれども、今は10時を越えちゃうと、次の日に結構響くな。これはまさに睡眠時間という観点で、キャパが小さくなっていくという変化ですよね。
一方で、仕事に関しては、結構いろんな困難な局面を乗り越えて、「ここまでのハードケースだったら大丈夫」もしくは、「こういう問題だったら乗り越えた経験があるから、きっといける」これはたぶん経験に応じてキャパが広がっていく側面だと思うんですよね。
これをいつまでも昔のキャパのままで自分の認識を越えてやりすぎちゃったり、もしくは自分の可能性を広げ切れない中で縮こまっちゃったりというのは、すごく残念な側面もあるなと思うので、キャパシティに関しては折々確認して、必要に応じて認識をアップデートしていくことがやっぱり必要だよね。
そういうことをやり続けていく必要があるんだよねと思っています。

経験しながら自分のキャパシティを学習し続ける

最後に、そんなキャパシティと限界について大事なことは何かというと、経験しながら自分のキャパシティを学習し続けることかなと思いまして、そんなに難しく考えずに、自分自身を観察する経験にツッコミをいれるもう一人の自分を、私は置くようにしています。
頭の中に、自分を観察して、ツッコミをいれるもう一人の自分。
「いやいや、それはやばいだろう」とか「大丈夫、大丈夫、まだいける」とか、「こないだのあれはやり過ぎちゃったな、軌道修正をしなきゃね」こんな感じで、自分を観察しつつ、自分と対話しつつ、自分自身の理解を深めるためのもう一人の自分ですよね。

ただ、本当にしんどい時って自分だけで気づけないことがたくさんあると思いますので、自分だけで気づけないときに言ってくれる人が近くにいる、もしくは整理がつかない状況を整理したり、客観的にフィードバックをしてくれる信頼できる人をおく、これが大事なことかなと思います。
そうすることで、安心していろいろ経験したり、実験したりしながら、自分のキャパシティをとらえ続けて、うまくキャパマネジメントができていく
そんな姿が望ましいなと思っています。

ということで、今日はなつさんから「頑張りすぎのラインに自分や周囲が気づくポイント」というお題をいただいて、私が考えるキャパシティと限界について、いろいろ雑多に話をさせていただきました。
なつさん、今週も質問をありがとうございます。
それでは、次のチャプターで「先週の一番放送とコメントありがとうございます」をお届けいたします。

先週の一番放送は、オンとオフを上手に切り替えるポイント!でした

続きはぜひVoicyでお聴きください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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