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#379 自分で決めているようで、決めてない?

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、仲間と一緒に私の固定概念をデトックス、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日もゆんちゃんが考えてくれたタイトルコールでスタートしております。

本当の意味で自分で決められてますか?

今日は、一見自分で決めているようで、本当の意味では決めてないんじゃないか?こんな視点を共有したいと思います。
皆さんは、何か選択をしていく時にどういった決め方をしていますか?
例えがないと考えにくいと思うので、例えば、育休に入るじゃないですか。そして、また職場に戻っていくじゃないですか。
そういった中で、例えば、いつ戻るかとか、あとどんな働き方をするか、フルか時短かとか、そして両立しながら、どんなキャリアを歩んでいきたいのか?
これはまさにいろんな意味で意志決定の瞬間ですよね。
こういったシーンで、本当の意味で自分で決められてますか?
ここを考えてみると、いろんな決め方があるのですけれども、実は条件を洗い出して選択する、決めているようで、条件を洗い出して選択している
こういうケースが割と多いんじゃないかなと思います。
例えば、いつ戻るか、そしてどんな働き方をするのか、ここを決めるとした場合に、まず会社ってどんな制度があるかな?とか、保育園に入りやすいかな?入りにくいかな?近いかな?遠いかな?パートナーってどのぐらい協力してくれるかな?パートナーは送り迎えに行けるのかな?両親って近くに住んでたっけ?サポートはあるかな?ないかな?
こういった条件をバーっと洗い出して、その中で「うん、じゃあ、これしか選べないか」みたいな感じで選んでいくケースが割と多いんじゃないかなと思います。
そうなると、選択理由をどんなふうに言うかですけれども、「このタイミングでないと保育園に入れないので〇月復帰にします」、「私の夫は××なので、私が子ども中心にやらなければならないので時短を選択します」、「時短勤務だと、やりたい仕事にちょっと手が挙げられないかなと思うので、私はフルタイムで復帰します」こんな感じになるかなと思います。

それを選ぶに至る、考える順番が大事

「いやいや、待ってください、それのどこがおかしいんですか?普通じゃないですか」そう思いますかね。
ということは、同じ選択になるとしても、じゃあ、自分で決めるってどういうことなのか?
こっちを考えて比べてみると、分かりやすいかなと思います。
最終的に何を選ぶかではなくて、私はそれを選ぶに至る、考える順番が大事かなと思っていまして、最初の例だと、まず条件を洗い出して、その中で自分が選び得る選択肢の中で一番良かろうと思うものを選び取っていく。こういったステップになるのですけれども、そうじゃないケースというのは、一番最初に、まず自分って何も制約がなかったら、本当はどうしたいのか、何を大事にしたいのか、ここをまず考えるというステップが一番最初に来るのかなと思います。
希望だけでは実現し得ないですね。
なので、まずどうしたいかがあった上で、今どんな環境か、周囲の環境や現実要件を洗い出す。これが保育園がどうか?とか、夫がどうか?とか、会社の制度がどうか?という部分ですよね。

環境に自分を寄せていくのか、自分の希望に環境を寄せられないか考えていくのか

ここまで進めると、自分はどうしたいか?何を大事にしたいか?ということと、環境の要件が両方を洗い出されている状態になるかと思います。
ここからどうするの?というと、どっちを軸に選択していくのか、環境に自分を寄せていくのか、それとも自分の本当の希望に環境を寄せられないか考えていくのか。
後者ですよね。望ましいのは。
何を大事にしたいのか、これに環境を寄せていくことはできないのか?
希望を軸にして環境に働きかける、このプロセスが、私は結構大事なんじゃないかなと思います。
例えば、私は仕事が好きなので、本当はフルタイムで働きたい、理想は夫とお互いのキャリアを応援し合いながら仕事ができたらいいなって思っている。
それであれば、「夫が××だから時短勤務」ではなくて、夫とその希望を共有して、どうしたらお互いが納得できるキャリアの応援の仕方ができるだろうか?これを対話してみるというアプローチになると思いますし、「本当は時短勤務で仕事をしたいのだけれども、でも時短勤務だとやりたい仕事に手が挙げられない気がする、だからフル勤務で」という思いがあるのであれば、逆に時短勤務でもやりたい仕事に手を挙げる、そういった仕事のやり方ができないか?もしくは、チームや上司とコミュニケーションが取れないか?
これが働きかけの部分ですよね。

その決定に自分なりの理由があるか

とにかく、何が大事かというと、どんな決定か?ではなくて、その決定に自分なりの理由があるか?
それが「××なので、××にしかならない、なのでこれ」じゃなくて、本当に積極的にその選択を選び取ったって自分で納得できるような理由があるか?
これがすごく大事なんじゃないかなと思います。
まず、大事にしたいこと、どうしたいかを考えて、環境条件を洗い出した上で大事にしたいことに寄せられないか働きかけていく、これを口で言うのは簡単ですけれども、結構難しいですよね。
なぜならば、条件は見える。
見えやすいので考えやすいんですよ。
でも、自分のことって結構考えないと見えないんですよね。
なので難しいし、いろんなバイアスが働くじゃないですか。「時短だと××、フルタイムだと××、このタイミングだと××にしかできない」みたいな。
いろんなバイアスが働くので、簡単ではないのですけれども、それでも本当の意味で自分で決めている、こう言えるような選択をしていけたらいいんじゃないかなと思います。

条件選択になっていないだろうか?を考えたい

見えやすいので、つい条件を並べちゃって、その中から選択して、「自分で決めました」もしくは、「こういうもんだし」って納得させながら選んでいく。あります。私もやります。
でも、何かを決めるときに、心の片隅で、「条件選択になっていないだろうか?そこには自分なりの理由ではなくて、環境に引っ張られた理由になっていないだろうか?」こんなふうに考えられたらいいかなと思います。
くれぐれもどんな決定かではなくて、その決定に自分なりの理由があるというのが大事だなと思います。
もちろん現実には、自分の思い通りにならないこと、寄せようと思っても寄せられないこともたくさんあると思うのですけれども、それでもまず自分の希望「どうしたいのか?」についてきちんと考えている、そして働きかけをして、最後に変えられないものだとか、動かないものも含めて、きちんと自分で意思決定ができた。
こういったステップが、その選択をとったときの納得度だとか、その選択を良い選択にしていくぞという覚悟も変わってくるんじゃないかなと思っています。

条件選択が無意識的に習慣になっちゃうと、この先、良い選択できなくなっちゃうこともあるかなと思いますし、本当に自分はどうしたいか、本当の自分の希望とか望みに気付けなくなっちゃうんですよね。
これって辛いじゃないですか。
なので、小さい決定だなって思っても、自分はどうしたいのか、自分の大事にしたいことや、望むことにいろいろ働きかけて寄せていけないか?
こんなふうに考える習慣があるといいんじゃないかなって思います。

ちなみに、この考え方は仕事でもめちゃくちゃ重要ですよね。
何のために?とか、何を達成することがゴールなのか?ここを考えずに、行き当たりばったりで条件選択ばかりしていると、本当に大事な成果が出せなくなっちゃう。
なので、仕事にも通ずる意思決定のポイントなんだなと思っていただけるといいんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
ということで、今日は以上になります。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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