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#1126 「余裕のなさ」は原因か、それとも結果か?

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

「余裕がほしい」と感じる人と共有したい、「上手な立ち止まり方」

今日は、私がちょっと考えたことを、小田木所感ですが放送にしてお届けしたいと思います。
タイトルをつけるとしたら、「余裕のなさは原因か、それとも結果か?」こんな感じですね。
まず、これを考えるに至ったきっかけがありまして、それは何かというと、私たちが運営しているオンラインスクールスクラには、スクールを終えた修了生が、期を越えて集まって、修了後もつながって、日々の問題を解決し合うといったコミュニティがあるんですね。
6ヵ月1クールでいろんなバックボーンの仲間4、5人で1グループを組んで、月に一回グループ対話をしながら、お互いの問題解決を支援し合うといった仕組みなんですけど、先週ちょうど直近の6ヵ月1クールの振り返りをみんなで行うというステップがありましたので、私もそこに参加してきました。
詳しい話はいったん割愛しますが、そこで多くの人が持つ手ごたえというのは、やっぱり立ち止まることが大事だということなんですね。
毎日毎日、忙しいじゃないですか。仕事でも家庭でもやらなきゃいけないことが積み上がっていく。
こういった状況の中で自分のためにきちんと立ち止まる振り返ることって、大事だと頭で分かっていても、なかなかそういった時間や機会が持てないという人もいるんじゃないかなと思います。
それが月に一回でも、仲間と一緒に立ち止まるということが習慣になると、この効果って絶大だね。そんな話が起点にありました。

「余裕がないと立ち止まれないな、だから余裕がほしい」と考えちゃうことはないですか?

立ち止まるというのは、どんなイメージを思い浮かべますか?
具体的にいくと、ぐちゃぐちゃした状況を整理するとか、客観的に自分の状態や心境を見るとか、自分の傾向やパターンに気づくとか、あと、そもそもを考えるですね。何のためにやってたんだっけ?とか、目的は何だっけ?どうなればいいんだっけ?忙しかったり余裕がないと、忘れがちなそもそもの部分をきちんと握り直す
これが一人じゃ難しいのであれば、仲間の助けを借りながらやる。
これが上手に立ち止まるということで、これが本当に大事だなと実感がありますよね。
それをやった時とやらない時で、同じ状況にしても見える景色が全然変わるな。
これを私たちは知っているんですけれども、立ち止まることって大事だね、効果があるねと、分かっていてもつい思ってしまうのが、「余裕がないと立ち止まれないな、だから余裕がほしい」こんなふうに考えちゃうことはないですか?

立ち止まらないから余裕がなくなる

これがタイトルにつながる、「余裕のなさは原因か、それとも結果か?」の中で、余裕のなさを原因だと考えることですよね。
余裕がないと立ち止まれない。だから余裕がほしい。
立ち止まれないのは、余裕がないのは原因だ。
ついこうやって発想をしちゃいがちだと思いませんか?
いいね、私も立ち止まる余裕がほしいなと思っちゃいますよね。
余裕がないのが原因。だから立ち止まるのが難しい。
こんなふうに思っちゃうんですけど、本当は逆じゃない?というのが、これが結果だと考えるほうですよね。
立ち止まらないから余裕がなくなるだから立ち止まって余裕を生み出そう
これがやっぱり状況を変えていける発想じゃないかなと思います。
余裕のなさは原因か、それとも結果か?
原因だと発想すると、余裕がないと立ち止まれない。だから余裕がほしい。こう考えちゃうんですけど、結果だと発想すると、立ち止まらないから余裕がなくなる。だから立ち止まって余裕を生み出そう。
こういうふうに考えられるということですよね。全然違いますよね。

余裕がない状態はどんどん増強されていく

さらに、そういった認識合わせができたところで、とあるメンバーからこんなコメントが出たんですけど、「ああ、たしかにね。余裕のなさって、どんどん増強されていきますよね。」そんなコメントがありましたけど、これも確かにそうだなって思いませんか?
余裕がないと、とにかくなんでもこなすという感じになっちゃうじゃないですか。
飛んでくるボールをどんどん打ち返すことだけに、注力していく。視野がどんどん狭まっていく。そうこうしてる間に、どの球が本当に打ち返すべき球か見えなくなっちゃう。
これがいわゆる目的を見失うというやつですよね。
そこからますます余裕がなくなっていく。
確かにどんどん増強されているなという感じですよね。
あとは、頭の中に目を向けると、余裕がないと、頭の中がごちゃごちゃなままなんですよね。
そうすると、何が本当にやるべきことだったっけ?というのも見えなくなっちゃって、余裕のない状態への焦りが募って、ますます余裕がなくなっていく。
これも本当にあるあるですよね。
なので、余裕がない状態というのはどんどん増強されていく。
だから私たちは余裕がほしいと考えるんですけど、余裕があるから違う手が打てるんじゃなくて、立ち止まるとか、状況を変えるための何かをすることで、余裕が生み出されていくんだよ。
それの一つの最たるグッドアクションが、立ち止まるということだよ。一人で難しかったら、誰かの手を借りて、立ち止まって整理をしたり、自分の状況に気づけるという状態を作るのがいいよね。
こんな話です。
例えば、私も実際に、以前、仕事のメンバーと1on1をする中で、忙しくてやりたいことがやり切れないといった課題を抱えていたメンバーがいるんですけど、1on1できちんと立ち止まって整理をするということを習慣にしたときに、「あ、私は今、すごい集中できる」「今まで、闇雲、場当たり的にやりこなそうとしていたことに気づけた」こんな変化をたった1週間で実感している、そんな状況にも遭遇しましたので、余裕のなさが結果論の「立ち止まらないから余裕がなくなる、だから立ち止まって余裕を生み出す」ということが、仕事でちゃんとパフォーマンスを上げる上でも、めっちゃ大事なんだなという実感をしたことも思い出しました。

原因か、結果か?という考え方は、余裕のなさだけじゃなくて、いろんなことに当てはまるなと思うんですよね。
〇〇だから××できない。
こうやって考えがちじゃないですか?私もそうです。
でも本当は、××しないから○○になる。こういうことって、実は私たちの周りに結構たくさんあるんじゃないかなと思います。
例えば、時間がないから対話できない。これも発想を変えると、対話しないから時間がなくなる。相手のことがよく見えなくなって、周りの状況が理解できなくなって、本当に集中すべきことに集中できない。時間がないという状態を生み出しているのかもしれない。
こういった発想もできるわけですし、他にこれはどうですか?
お互いに関心がないから、助け合えない。
こう思っちゃうケースも、もし発想を転換すると、助け合わないからお互いに関心がなくなっていく。
こういった構図にも見直すことができる感じですよね。

原因だと思ってることを結果だと切り替えて、もう一回発想を転換してみよう

なので今日の話でどんな所感を共有できたらいいなと思ったかというと、もちろん立ち止まるって大事だよ、これもそうなんですけど、私たちが原因だと思っていることは、実は結果かもしれないよ、こういう発想ですね。
なので「この原因があるから、状況を変えることはできない」そんなふうに思っちゃうかもしれないですけど、考え方を変えると、取れる行動が見つかる。取れる行動を取った結果、今、見えている景色がまだまだよくなるかもしれない。
こういった期待や可能性を、今の状況の中でも私たちはいろいろ見つけることができるんじゃないかなと思いまして、「原因か、結果か?」原因だと思ってることを結果だと切り替えて、もう一回発想を転換してみよう
こんなことがシェアできるといいなと思いました。

今日は「最近、思ったこと」ということで、小田木所感ですが、お聴きいただきありがとうございます。
もし「確かに逆にできるかもしれない」と思う「○○だから××できない」という構文があれば、よかったら思い出したものをコメントに書き込んでいただけるとうれしいです。

それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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