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#821 「問題解決する力」はもっと簡単に磨けると思う

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

私たちの毎日は問題解決の連続

今日は、「問題解決力」というキーワードを取り上げたいなと思います。
なぜこのキーワードかというと、私は今、事業を通じて取り組んでいることがありまして、そこから見えたことも含めて、所感をまとめてみたいなと思ったので、これを取り上げたいと思います。

私たちの日常、本当に毎日いろんな問題が起こりますよね。
いろんなことが起こって、悩んで、葛藤して、試行錯誤をしながら、いろんな手を打ってみる。
それがうまくいく時もあれば、うまくいかない時もあれば、こういうことの連続ですよね。
家庭の中でもそうだし、親子関係もそうだし、仕事においても、仕事そのものが、事業をするにしても、それをいろんな人と関わって進めるにしても、そして顧客やユーザーに価値のあるものを届けようと思っても、本当に問題解決の連続だなと思います。
ということは、見方を変えれば、私たちの毎日を生きていくというプロセスは、問題解決の連続だし、仕事をしていく、仕事を前に進めていくということも、問題解決の連続だなと思っています。

そもそも問題解決力というものをとらえ直す必要があるんじゃないかな?

だからこそ、問題解決をする力、自分で問題を解決できる力を磨きたいなと誰しも思うじゃないですか。
「問題解決力」って一体何だろう?と聞かれたら、何て答えますか?
そもそも私たち自身、問題解決をする力というのをどんなふうにとらえているかな?
次はここを考えてみるのですが、私もそうだったのですが、結構多くのケースで、問題解決力が高いということは多くのことを知っていること、そして、スキルや経験的に優れていること、これが問題解決力の高さであり、多くを知っていて、スキルや経験的に優れている人は問題解決力が高い。
こんなふうにとらえていませんか?

私もそう考えていたのですが、でもこれって違う見方ができないかな?
多くを知っていて、スキルや経験的に優れていることが問題解決をする力が高いことなのであれば、今、私たちがそれを得ようと思うと、めっちゃ限界があるし、そうなろうと思うと、結構距離が遠いなと思いませんか?

多くを知っていることが問題解決をするととらえるとはどういうことかというと、例えば、上司との目標設定面談に悩む。じゃあ、上司との目標設定面談というテーマを取り上げて、何を知っておけばいいのか知る。
例えば、パートナーとの家事分担でのコミュニケーションに悩む。じゃあ、パートナーとの家事分担のコミュニケーションにおいて、必要な知っておくべき事のノウハウやテクニックや知見といったことを手に入れる。
ケースに応じた、どうすればいいかのhowをより多く知っている必要があるとしたら、これはもう追いつかないですよね。
それをもって、多くを知っていることが問題を解決できるとしたら、これは限界があるな。
何万通りのケースだとか、そこに対してのハウツーを知っておけばいいんですか?そういう話になっちゃうじゃないですか。

そこから何が言いたいかというと、問題解決力を磨きたいな、高めたいなと思ったら、そもそも問題解決力って何に分解されるのか?
ここをもう一回、とらえ直す必要があるんじゃないかなと思っているのが、ここ一年ぐらいの私なんですよね。

適切に問題を解決しようと思うと、本質的に何が問題かちゃんととらえる必要がある

じゃあ、どんなふうにとらえ直しができるかなということを、考えながら探求してみたのですが、まず、問題解決をする力の前に、適切に問題を解決していこうと思うと、本質的に何が問題かとらえることが、何を差し置いてもめちゃくちゃ大事じゃないですか。
的外れな方向で、「あれが問題に違いない」とか言って解決にひた走っちゃっても良い結果は得られないし、本質的に考えるべきことを考えずして事が前に進むことはないですよね。
なので、適切に問題を解決しようと思うと、本質的に何が問題なのかをちゃんととらえること。
決めつけちゃだめだし、思い込んでもうまくいかないし、感情が暴走したらもっとうまくいかないし、何が問題かきちんと見極めないと、たぶんいいカードは切れないと思うんですよね。
手詰まり感だけが残っちゃう。
ということで、適切に問題を解決しようと思うと、本質的に何が問題かちゃんととらえる必要がある。

問題解決力の高い人は、多くを知っている人ではなく、いろんな視点をゲットできる人

じゃあ、どうすれば本質的に何が問題かちゃんととらえられるようになるかというと、私はいろんな視点から物事を見られる、ここに尽きるなと思っています。
いろんな視点から物事を見る、多角的に物事を考えるとか、客観的に考えてみる、整理するとか、当たり前でしょ?と思うじゃないですか。
でも、これが問題の当事者になって、その中にどっぷりひたっていると、本当に一人じゃ難しいんですよね。

多角的に物事を考えるとはどういうイメージかというと、イメージが伝わるかどうか分からないですが、想像してみてもらっていいですか?
まず、自分の目の前に、ビル3階建てぐらいの高さの巨大なサイコロがすぐ目の前にあるとするじゃないですか。
ビル3階建てぐらいのサイコロを見上げますよね。
そうすると、自分の立ち位置からは、たぶん一面しか見えないと思うんですよ。
見上げた時に、その一面に何が書いてあるかというと、例えば、1。
1の面しか見えない。
この1の面を見ながら、「この1の面をどうするかな?」と考えているのが、一人で問題に向き合っている状態で、多角的に考えるというのは、例えば、上から見ると6の面が見えるねとか、横から見ると3の面が見えるねと、これを上から下から横から斜めからという形で、いろんな側面を見て、自分には1にしか見えなかったものが、3にも6にも5にも見えるだとか、自分には平面にしか見えなかったものが、立体的に見える
対象に対して、こういった多角的な視点で、とらえ方を変えていく、広げていく、深めていくというのが、たぶん多角的に考えるということなのかなと思います。

そこまで見えたときに、じゃあ、攻めるべき面はどこなのか?
自分が見ていた通りの1の面なのか?それとも、この事象は6から行ったほうがいいねなのか、5だととらえてアプローチをしたほうがいいねなのか、これがたぶん、本質的な問題をとらえて適切な手を打っていくということだと思うんですね。
1の面だけを見て平面だと思ってた時には、打てなかった解決の糸口が見えてくる
こういう状態を作るというのが、問題解決力に対して多くを知っていなきゃいけないとか、スキルや経験的に優れていないといけないと思いながらもがくよりも、私は結構建設的かなと思うんですよね。

なんでかというと、多角的に考えるということは、100万通りのケースを知って知識を増やすよりも、よっぽど近道になるから。
立ち止まって整理する、そして誰かの力を借りて他の視点を得る
こういうことができるんですよね。

例えば、何が近いかなというと、Voicyの質問ボックス(本当に使ってくださっている方、ありがとうございます)をイメージしていただければと思うのですが、まず質問者さんは何をするかというと、立ち止まって整理をするんですね。
質問ボックスに送るというのは、立ち止まって、自分なりに何が起きているのか、そして、自分は何を考えたのか、どう解決したいのか、これを考えながら整理する。
これがたぶん、質問ボックスに質問を送るということになると思います。
自分なりに考えもあるけれども、他者の視点を入れてみる
これがたぶん、放送で取り上げられるということで、自分なりには1の面しか見えていなかったものが、「上から見ると6の面だよ」とか、「斜めから見ると3の面と4の面の両方が見えるよ、なんか立体的だね」こういった他者の視点を入れて、視点を増やす
そうなった時に、じゃあ、自分なりにどうしたいのか、解決の糸口をつかんで、もう半歩なり、一歩、進めてみる。
こういうメカニズムですよね。
さらにいいことがあって、取り上げた質問放送を聴いている私たち第三者のサイドとしても、自分はそれを経験していないけれども、他者の経験をあたかも自分の経験のように、その視点も含めてインストールできる。
それが、職場でも家庭でもない利害関係のない第三者のフラットな視点から 、問題を多角的につかんでいくというメカニズムになっている。

ということで、何が言いたいかというと、問題解決力を磨きたいと思ったら、そもそも問題解決力というものをとらえ直す必要があるんじゃないかな?
例えば、仲間とつながる力みたいなとらえ方もできるだろうし、立ち止まって整理する力、他者の視点をフラットに聞ける力、もしくは、一人で気付けることには限界があることを受け入れる力、もっとたくさんあげられると思うのですが、こんなふうに分解していくと、私たちはまだまだ毎日の中で問題解決力を磨いていけるんじゃないかな。
そんなふうに考えているという、最近の思いを放送させていただきました。

ちょっとちらかった放送になっちゃったかもしれないですけど、日々の問題解決力を高めたい、そのために視点を増やしたいと思ったら、何ができるかな?を考えてみると、ヒントになると思います。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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