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#927 良い体験は「期待値の調整」がカギ説!

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

期待が合っているかどうかが、体験価値を左右する

今日は、「良い体験は「期待値調整」がカギ」こんなタイトルを付けた放送をお届けしたいと思います。
良い体験は「期待値調整」がカギ。
ぜひ体験を提供する側の視点でも聴いていただきたいと思いますし、会議に参加する一つをとってもそうだし、イベントやセミナーに行く、何か購入するというところもそうだし、パートナーと対話するとか、あらゆるシーンを想像しながら、体験を得るという側としても、いろいろ考えられるテーマになるんじゃないかなと思いますので、皆さん、両方向で聴いていただければと思うんですけど、なんで今日はこのテーマになったかというと、昨日の夜、プライベートで仲間と3人で集まって、ワイワイ振り返り会をしておりました。
何の振り返り会かというと、ちょっと前に、私が卒業したグロービス経営大学院という大学院のイベントに登壇をさせていただく機会がありまして、それを運営して一緒に盛り上げてくれたメンバーとの打ち上げという体で、それを名目にして、夜に楽しくドリンクを片手におしゃべりをしていたという時間がありました。
このイベントは、参加してくださった方にもすごく支持をいただきまして、よかったね、手ごたえがあったねと思いつつ、じゃあ、参加者の支持は何から来ているのか? 何がキーになっているのか?そんな話もしていたんですね。
私は今、仕事としてもいろんな場を作ったり、機会を作ったりということが多い中で、チームのメンバーともやっぱりこれだねと思うところがあって、それは何かというと、期待値調整だなと思うんです。
キーワードは期待値調整。
そんな話をみんなで深掘ってみたよというところなんですけど、良い体験が提供できて、そして相手から支持を得られるかどうかのキーワードは、期待値調整。
ものすごく平たく言うと、もちろんこういう機会ってコンテンツの良し悪しというのもめちゃくちゃ大事ではあるんですけれども、コンテンツの良し悪し以上に、期待が合っているかどうかというのが、参加者から支持が得られるかどうか、良い体験を提供できるかどうかというところに、めっちゃ大きく影響するなと思っています。

得たいと思っているものや期待していることが一致しているか

期待が合っているかどうかというのは、何と何が合ってるかというと、提供する側が、提供する内容だったり、体験だったりというところと、参加する側が、得たいと思っているものや期待していることが、一致しているかどうか
ここが期待が合っているかどうかですよね。
この期待が合っていないと、どんなにすごいいい話ができたとしても、おもしろいコンテンツがそこにあったとしても、「私が期待していたのはそこじゃない」ということで、支持ってできないじゃないですか。満足は生まれない。
だからキーワードは、期待値調整なんですよね。

実際、私たちもいろんなイベントや体験を作っていますけど、ここはめちゃくちゃパワーをかけているなと思います。
例えば、皆さんが知っていただいているところで、毎月開催する90分腹落ちオンラインライブもそうですし、オンラインスクールスクラの説明会もそうですし、もっと言うと、三カ月から半年をかけて進むスクラという体験の場も、参加してくださる方が得たいと思っているものや期待していることと合うかどうかというのが、めっちゃ大事なんですよね。
なのでそこにパワーをかけています。
例えば、企画の段階であれば、誰のどんな期待に応えるか、自分たちが発信したいことにどんな期待をしてもらうか、これをちゃんと設計するところがスタートになりますし、イベントの広報をするときは、タイトルだとか内容が期待とずれていないか、期待していいことをきちんと伝えられているかどうかというのがポイントになってきますし、さらに当日のイベント全体の時間の中で、私は期待値調整という観点についていうと、最初の10分15分の立ち上げが、めちゃくちゃ大事だと思うんです。
いろんな人がたくさんの人が来ますので、イベントの立ち上げの段階で、みんながそろって、「今日はこういう機会だよ」「皆さんにこういう体験を提供するために、こんなふうに進んでいくよ」と、改めてちゃんと提示をして、みんなで合わせていく。
立ち上げ10分15分の時間というのは、私は全体の手ごたえを左右する大事な大事な時間だと思っています。

この期待値調整がうまくできるかどうかで、その場の体験価値そのものが変わっていくというところなんですけど、これは決してイベントだけじゃないなと思うんですね。この考え方が通用するもの。
例えば、日々、実施される会議やミーティングもそうですよね。
主催者が達成したいゴールや、こういった時間にしたいと思っていることと、参加者が「きっとこういう時間なんだろうな」「この時間でこれがクリアになるといいな」そこが一致していると、すごく実りのある会議になりますし、家庭でのパートナーとの対話もそうですね。聞いてほしいなと思う相手と、「なんだなんだ?解決してほしいのか?何か決めたいのか?」と思う感じだと、かみ合わなかったりしますし、採用活動とか、個人の視点からみると転職の面談は、この一連のプロセスがお互いの期待値調整そのものですよね。採用の条件だとか、そこにある文化だとか、提供される機会は、誰から見てもどこよりも良い対象なんてないじゃないですか。会社もそうだし、転職者としての私たちもそうですよね。
ということは、会社がこういう役割を担ってくれる人を採用したいと思っている期待と、こういう機会を得るために転職したい、もしくは、自分が持っている経験やスキルを生かして、次の職場を得たいと思っている求職者との期待が合致してなきゃいけないですし、もしくは、求職者がこの転職をすることでこれを実現したいと思っているという期待と、会社が相手に対して満たしてあげられるものも合っていないと、お互いに「思っていたのと違う」みたいな感じで、残念な結果になってしまう。
ここも典型的な期待値調整と言えるんじゃないかなと思います。
そう考えると、イベントといった機会だけではなくて、実は私たちの日々、目の前に展開されるあらゆることが、期待値調整、期待値が合っているのか、期待値を合わせるためにコミュニケーションがとれているのか?なんていう視点で見ると、いろいろヒントが得られる気がしますよね。

示すことで合意を得る

最後に、ちょっとここを考えてみようというところなんですけど、期待値を合わせるという表現をするんですけど、合わせるってめちゃくちゃ難しいじゃないですか。
相手が期待しているものに全部合わせにいくというところが難しかったりしますし、例えば、対象がイベントだとか会議で複数がいると、全員のそれぞれの期待にそれぞれに応えていくというのは、なかなか至難の業だなと感じると思います。
ここで考えたいのは、今日は「期待値調整」というキーワードを使わせてもらいましたけれども、「調整」という表現がキーになると思います。
一人一人の期待は違うと思うんですけれども、体験や機会の提供者としては、「私たちがここで提供できるのはこういうことです。こういうことを想定して、こういう課題やニーズを持った人に向けて、こういう場を作ろうと思って企画しました。」これがまず提供者からちゃんと示すということで、完全一致じゃないかもしれないけども、合意を得るということはちゃんとできると思うんですよね。
示すことで合意を得る
これが、期待値調整の私は本質だと思っています。
示したところでちょっと違うところがあったとしても、違うということを納得して選ぶのか、選ばないのかを決めてもらう。
これが、いろんな人がいる中でいろんな機会や体験を作っていく、私たちの期待値調整のリアルじゃないかなと思います。
一方で、選ぶ側としても、完全一致ではないけれど、許容できるズレなのか、ギャップなのか、きちんと認知した上で自分で選択できることになりますので、結果、それは場への納得感につながって、参加者、相手に支持される機会や体験を作っていく。そして参加する側は、それを得るということにつながるかなと思います。

よく「期待以上」という言葉がありますけれども、期待以上のものを提供するとか、期待以上のものを得るというのは、最初の時点で期待が合うというスタートラインを経ないことには、期待以上というのはどっちの立場でも実現し得ないと思いますので、そういう意味でも、期待値調整というのがすごく意味を持つんじゃないかなと思います。

ということで、今日は双方向の立場から『良い体験は「期待値調整」がカギだよ』なんていう放送をさせていただきました。
皆さんは、どんなシーンを頭に思い浮かべながら聴いていただいたでしょうか。
今日はこのあとにちょっとしたアナウンスタイムを作っています。

9月の90分腹落ちセミナーは「脱対話ごっこ」(好評につき再演です♪)

今日は「期待値調整」ということで、私たちも参加してくださる方に支持してもらえる体験を提供できるように試行錯誤しているよという話をさせていただきましたが、それのまさに実践の場が9月もございます。
このVoicyを聴いてくださっている方にはおなじみ、毎月恒例の90分腹落ちオンラインライブが、来週9月5日の火曜日に開催されます。
8月は、90分腹落ちオンラインライブが一回お休みということで案内をさせていただきましたので、二カ月ぶりの開催になりますね。
今回のテーマは、「対話」がキーワードでございます。
このチャンネルでも、対話ってかなりの重要キーワードということで、いろんな角度で取り上げておりますけれども、対話をキーワードにした90分腹落ちオンラインライブ、【脱対話ごっこ、チームで成果をあげる対話デザインのヒント】をタイトルにして、おなじみ沢渡あまねさんと2人でトークライブ形式でお届けして参ります。
ここまで聴いてピンときた方は通な方だと思うんですけれども、「脱対話ごっこ」というテーマは、ちょうど半年ほど前に一度開催をさせていただいたテーマになりまして、その時に対話というテーマに関しての皆さんの絶大なる関心だとか課題感を、90分腹落ちオンラインライブでもみんなで共有することができましたので、今回は再演企画ということで、「脱対話ごっこ」の90分腹落ちオンラインライブをお届けさせていただきたいと思います。
前回に参加した方も、復習を兼ねて来ていただいてもいいと思いますし、この内容を同じチームや組織の中で共有できる人が増えていったら、もっといろんなことにトライしやすいなと思う場合は、ぜひ組織の中で仲間を作っていただきたいなと思います。
「これ、おもしろかったから、一緒に行こうよ」みたいな感じで。
実際に90分腹落ちオンラインライブは、同じチームや組織の中で手をつないで5、6人で参加するという活用方法も、割りと採用いただいていまして、とある企業様では、みんなで聴いて、終わった後で30分ぐらい、聴いて思ったことについてワイガヤをするという、まさにセミナー後のリアル対談、振り返りタイムを設けていて、「これがマジで実りがある」みたいな話も聞かせていただきましたので、「なるほど、めっちゃいいですね」みたいな感じで盛り上がった記憶があります。
あとは、私たちのハードルがちょっと上がっちゃいますけれども、今日の話で「期待値調整」をどんなふうにしているのか、まさに体験する場にもなるかと思いますので、興味のある方はぜひ遊びに来てください。
来週9月5日火曜日、午後3時から4時半までの90分です。

ということで、アナウンスタイムをお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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