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#1044 相手との心理的な距離感の掴み方

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週はなかなか寒い日が続いてますよね。
私は、このチャンネルの収録時間も早朝設定していますので、とにかく寒さをいかに和らげるかというのが大事なんですけど、私の最近のお気に入りは、温かい緑茶を飲みながら収録するというスタイルです。
私は実家がお茶農家でして、実家のお茶なんですけど、お湯さえあれば、ティーバッグで本格緑茶が香りの良い状態でおいしく飲めるみたいなものもありまして、皆さん、寒い朝の朝緑茶は結構おすすめです。

今日は木曜日ですので、毎週木曜日恒例の一緒にこのチャンネルを運営するなつさんの質問コーナーをお届けします。
今日のテーマは、相手との心理的距離感のつかみ方ということで、なつさんからお題をいただいてます。

いよいよ本日!1月の腹落ちライブ「ファシリーダー徹底解説」

本編に入る前にお知らせをさせてください。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

心理的距離感をどうやってつかんでいくのか

今日のなつさんの質問を紹介したいと思います。
なつさん、いつもありがとうございます。
【連休中、成人式のニュースを見ながら、ドラマ「ブラッシュアップライフ」を一気見したなつです。
なつさんは、本当にドラマが好きですね。マンガは私、ドラマはなつさん、こんな感じです。

【今日は、相手との心理的距離感のつかみ方です。
前職に入社当時、営業中心の組織からSE中心の組織に転職したことで、同じ部署の先輩から「なつさんは心理的に距離感が近いので、現場のSEの皆さんの距離感にギャップを感じるかもしれないけど、少しずつ慣れていってね」と声をかけてもらったことがあります。
実際に、初対面でワイワイ話すことよりも、少しずつ心の距離感を近づけて穏やかにお話をされる方が多かったなと感じる機会もありました。
このケースは、職種の違いから感じた実体験でしたが、実際は年代や性別や職種などで分かれるものではなく、一人一人が異なるものだと思っています。
職場のコミュニケーションについて、以前は「飲み会で親睦を深めよう」のパターンだったところから、働き方や価値観の変化もあるので、相手が自分とどのような距離感や頻度、シチュエーションを好むのか、選択肢が無数にある中で、それをつかむコツについて教えてください。】

というテーマでございます。
『相手との心理的距離感のつかみ方』なつさんのいつもの絶妙なテーマチョイスですよね。
これは、確かに人によって違うなと私も常々実感します。
例えば、相手が難しい顔をしているとするじゃないですか。
怒っているのかな?と思うこともあるけれども、実は真剣に考えているだけということもありますよね。ちなみにこれは、NOKIOOの代表の小川さんなんですけど。
あと、「近いって」と言いながら、それが嫌じゃない人もいるし、本当に一人一人がコミュニケーションスタイルって違って多様なんですよね。
さらに職場みたいな単位でいくと、結構職場ごとの文化みたいなのがありますよね。例えば、オンラインミーティングでみんなで顔を出してワイワイやるというスタイルのところもあれば、顔は出さずに淡々と進行するところだってあると思うんです。
個人、もしくはチームや組織文化によって、コミュニケーションスタイルはめちゃくちゃ多様だし、さらになつさんも書いてくれてるように、人によって心地良い関わり方が違う。
特にいろんな人と関わったり、新しい仲間とチームを組んだり、一緒に仕事をしていくという中で、その都度、心理的距離感をどうやってつかんでいくのかというのは、結構リアルなテーマだなと感じています。
皆さんはいかがですか?そして、どんなふうに相手との距離感をつかんだり、うまくやったりしているでしょうか?

ここからは小田木所感になるんですけど、今日はなつさんの『相手との心理的距離感のつかみ方』というテーマに対して、二つほど思うことを共有させていただこうかなと思います。

多様だからこそ、開示し合うのが一番

一つは、本当にいろいろだし、人によって違うので、私は察するのは難しくて、開示し合うのが一番だなと思っています。
開示し合うのが一番ということは、イコール、勝手に決めつけたり、自分の中でぐるぐる推察しない。
これがやっぱり一番だなと思います。
例えば、ミーティングで発言するシチュエーションがあったとするじゃないですか。いろんな人が何人か参加していると、例えば、振るとサクッと発言できる人もいれば、急に言われても答えられなくて、じっくり考えることが必要だという人もいますよね。さらに、アドリブで音声で発言するよりも、自分で考えながらテキストにするのが得意だという人もいると思うんです。
こうなってくると、ミーティングの冒頭で「今日はこういうテーマについて、こういう話をして、こういう場にしたいんだけど、どんなふうに進めたい?」これを参加者に聞いたり、「自分たちが一番効果を出すには、こういう進め方がいい」これを開示し合って、自分たちに合ったいい進め方を選ぶというのが、やっぱり一番だと思うんですよね。
「それはパッとは出てこないから、会議の中でシンキングタイムをとって、意見を共有していく進め方にしませんか?」とか、もしくは「まず思ったことをそれぞれが自由にチャットで書いてみて、そこから進めていきましょうよ」とか、開示し合う例えばの例はですな感じですよね。
また例えば、自分が新しいメンバーと仕事やプロジェクトをしていくとか、もしくは自分たちのチームに新しいメンバーを迎える、こういったシーンでは、お互いの取説を共有するのが一番だなって思います。
皆さんは、自分のコミュニケーションスタイルの取説を言語化すると、どんな感じになりそうですか?
例えば人によっては、「私は結構静かなほうなんですけど、でも絡んできてほしいタイプなんです」という人もいれば、「最初は人見知りするので、慣れるまで時間がかかるタイプだと思っといてください」こういう人もいると思うんですよね。
お互い違いだとか好みがきちんと分かっていると、安心して関われる
「この人って、あーなのかな?こうなのかな?」と、勝手な推察を繰り広げたり、そんな推察の応酬の中でコミュニケーションが硬直するということもなくなると思いますので、自分の取説と相手の取説をお互いに共有し合うということなんかは、すごくいい手段だなと思っています。
ということで、相手との心理的距離感のつかみ方で私が思う一つは、推察せずに開示し合うのが一番だなと思っています。

相手のスタンスや反応は、自分の鏡

もう一つは、相手のスタンスとか反応は、自分の鏡
これを常に頭の中に置くようにしています。
相手のスタンスや反応は、自分の鏡。これは、いわゆる心理学で言う「ミラー効果」ってやつですよね。「同調効果」なんていう呼び方もするようですけど。
これはイメージしていただくと、「マジそうだよな」と思うことだらけだと思うんですけど、例えば、相手が急に「ちょっと!」みたいな感じできたら、こっちだって「はー?」みたいなスタンスになるじゃないですか。
相手がニコニコきたら、こっちも警戒心がなく関れますし、一方で相手が怒っているとしたら、こっちだって当然に構えますよね。
ファイティングポーズをとってくる相手に対して、こっちが無防備だったらやられるかもしれない。そういった警戒感がたぶん気持ちの中で働いて、だからファイティングポーズをとる相手に対しては、もう一方もファイティングポーズを取らざるを得ない。
こういうことってよく起こると思うんですよね。
だから相手が冷静ならこっちも落ち着いて話せるし、人って自分に好意や親しみを相手が持ってくれているかどうかって、結構敏感に察知するじゃないですか。
それと同じように、批判的だったり、警戒心をもっていたり、何か決めつけるようなスタンスでくると、反発する。
これは、本当に自然のことだなと思います。
だからこそ、相手とちゃんと信頼を築きたい、もしくは対話できる関係を作りったら思ったら、まず自分が鎧で防備したり、ファイティングポーズをとったり、相手に対して警戒心や猜疑心を丸出しで近付かない。
これは、本当にすごく大事なことだと思います。
相手と築きたい望まし関わり方をイメージしながら、自分がまずそのスタンスで関わっていく
それが結果的に、相手のスタンスや反応そのものも作っていくというか、影響していくんだなと思っています。

自分は自分の望ましいスタンスで向き合う

一方で、じゃあ、相手がファイティングポーズをとってきた場合はどうするんですか?という話が必ず出てくると思うんですけれども、ここは逆ミラー効果ですね。
つい相手がファイティングポーズをとって来たら、こっちも同調してファイティングポーズをとりたくなるんですけれども、そこでファイティングポーズをとっちゃったら、非難の応酬というか、売り言葉に買い言葉、泥沼状態だなと思いますので、そういう場合は逆ミラー効果。
同調しない。
相手がヒートアップしていればしているほど、落ち着いて向き合ってみる
それがもしかしたら時間がかかるかもしれないし、うまくいかないこともあるかもしれないけれども、でも相手の心の鎧を溶かすことにつながるかもしれない。そう信じて、私は私の望ましいスタンスで向き合う
いつもはできないかもしれないけれども、そういうことを大事にしたいなと思っています。
なつさんのコメントの中にもありましたけれども、相手が意外と穏やかに接してくれた、これはもしかしたら、なつさんが穏やかに相手を信頼して尊重して関わるというスタンスが生み出した効果とも言えるんじゃないかなと思いますので、そんな見方もできるなと思いました。

ということで、今日は「相手との心理的距離感のつかみ方」ということで、小田木所感としては、開示し合うのが一番だよね。
そして、相手のスタンスや反応は、自分の鏡。ミラー効果によってできている。
だから、自分は自分の望ましい関わり方を相手に対してしていこう。
こんな観点を共有させていただきました。
皆さんは、どんな工夫をしたり、どんなことを考えたりしていますか?
よかったらコメントなんかでもお聞かせください。

それでは、次のチャプターで「先週の一番放送と、コメントありがとうございます」のコーナーをお届けします。

先週の一番放送は「意見の流し方」&コメントありがとうございます!

続きはぜひVoicyでお聴きください。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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