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#972 副業で活躍する人を見ると、焦ってしまうというお悩み

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も金曜日です。
あっという間に一週間が過ぎていきますね。
今週はイベントなんかもあり、私もさらにいつもより早い一週間だったなと思います。

今日は、チャンネルの質問ボックスにいただいたご質問を取り上げて放送させていただきたいと思います。
質問者さんは、のりのこさんです。
のりのこさん、いつもありがとうございます。

自分も会社以外の活躍の場が必要なんじゃないかと思ってしまう

【いつも聴かせていただいてます。
通勤中に聴き、元気な状態で会社に行けています。ありがとうございます。お悩み相談でコメントさせてください。
育休中にいろいろ考えて、会社で活躍する人材になると決めて進んできました。
ただ、最近、社内の先輩の副業での活躍を聞いたり、パラレルキャリアで活躍する人を目の当たりにしたりすると、ざわざわします。
何か自分も会社以外の活躍の場に出なくてはいけないのではないか?
はやりのパラレルキャリアをしたほうが良いのではないか?という気持ちになっています。
どこから考えていけばいいのか、何かヒントをもらえませんか?
よろしくお願いいたします。 】

のりのこさん、ありがとうございます。
今回の質問は、副業で活躍する先輩の話や、パラレルキャリアで活躍する人を目の当たりにすると、ざわざわする。自分も会社以外の活躍の場が必要なんじゃないかと思ってしまうという、こんな心の内を共有いただきました。私は、まず読んで感心したのが、のりのこさんの質問って、本当に人間らしい素直でオープンな気持ちの共有ですよね。
日常のざわざわな気持ちのオープンな開示がすてきだなって思いました。
のりのこさん、ありがとうございます。一緒に考えてみましょう。

自分は副業やパラレルキャリアをやりたいのかやりたくないのか?

まず、どのレベルのざわざわか?ここを一つ、スタートにしていいかもしれないですよね。
どのレベルのざわざわってどういうこと?っていう感じですけど、要は、副業やパラレルキャリアをやりたいのかやりたくないのか?私はどっちだろう?ここが、私はめっちゃ大事で、どこから考えていけばいいのかヒントがほしいと言ってくれてますけれども、これがY字の二本道で、やりたいという気持ちを持ちながらざわざわしている。私も早く踏み出したいのであれば、これも左の扉へどうぞって感じですよね。
小さくトライしたり、実験したり、そもそも具体的に情報収集してみたり。
やりたい場合は左の扉にどうぞ。
あくまで例えですよ。
そして、どっちかというとやりたいわけではない。
なんかやらなきゃいけない気がする。やっている人を見ると、自分はやりたいわけじゃないんだけれども、なんか焦りっぽい気持ちが生まれる。
こっちなのであれば、右の扉へどうぞ。
そのぐらい大きく違うのが、そもそもやりたいのかやりたくないのか、このスタートラインだと思いますので、のりのこさんはどっちでいらっしゃいますでしょうか?
ということで、どちらかの扉を開けてねだと、放送が終わってしまいますので、私の勝手な解釈ですけれども、文章を読むのに、なんかやらなきゃいけない気がする、やりたいわけではない、もしくは、やりたいというところまで気持ちが具体化してないんじゃないかなと仮定させていただきまして、右の扉のほうでご案内をさせていただきたいと思います。
副業で活躍する先輩だとか、パラレルキャリアで活躍する人を目の当たりにすると、別にそれをやりたいわけじゃない、もしくは、やりたいかどうかよく分からないんだけれども、ざわざわする。これをちょっと前提にした話をしてみたいなと思います。
ここからは、右の扉の小田木所感ということでお聴きください。

自分以外の何かにキラキラを感じると、自信が持てなくなること、ありますよね

私は昔から好きな言葉があるんですけど、それは何かというと「職業に貴賎なし」という言葉なんですよね。
よく聞く格言ですよね。
職業に貴賎なし。
「貴賤」というのは「貴(とうとい)」という漢字と、「賤(いやしい)」という漢字を並べて書いておりますので、職業にとうといもいやしいもないよ。こういう言葉ですよね。
もちろん違法なものはだめだし、誰かを不幸にする仕事はあってはならない。こういった前提は付きますけれども、基本的には職業に貴賎なし。
この言葉が、私は個人的には好きです。
いろんな仕事で社会は回っている。私たちの生活は誰かの仕事で回っている。
そういうことなんだなと思います。
この前提があるんだけれども、でも一方で、私たちが感じているのが、なんか自分にとってキラキラ見えちゃう仕事があるんだな。
これも感じますよね。
なんかキラキラ見えちゃう。
例えば、企画職はかっこいい。
オペレーションは地味とか。
最後はみんな、ゼロから何か生み出せる人を目指さなければいけない。
ゼロイチがやれてなんぼで、1→10という仕事は、ゼロイチを生み出せる仕事には劣るとか。
こんなふうに思っちゃったりするんですよね。
自分以外の何かにキラキラを感じると、なんか自分のやっていることややってきたことに、自信が持てなくなったり、魅力を感じられなくなるような感覚に陥る。
これがたぶんざわざわなんじゃないかなと思います。
のりのこさんは今、そんなざわざわを感じているんじゃないかなと私は感じました。

遠くより、足元を見てみよう

じゃあ、ざわざわしたらどうするか?ですけど、遠くを見るよりも、まずちゃんと足元を見る
「そんなことは頭で分かっていますよ」かもしれないんですけれども、やっぱりここだと思うんですよね。
ざわざわってまさにちょうどいい表現だなって思うんですけど、ざわざわとという音や感覚が届く。こういう状態だと思うんですけど、要はノイズが聞こえちゃっているんですよね。
集中したいことや集中すべきことに集中できていないということだと思いますので、その場合は、遠くを見て、いろんなざわざわのノイズに振り回されるというよりも、まずはちゃんと自分自身を見よう。自分の足元をちゃんと固めよう。
ここかなと思います。

足元を見るってどういうことか?
今、自分は何ができるのか?
自分の仕事は誰に貢献をして、そこでどんな強みを形成しているのか?
やれていること、形成されている強み。
ここをちゃんと言語化するってすごく大事だと思います。
本当に当たり前のことしか言ってないという自覚が自分でもあるんですけど、でもやっぱりこれが超大事なんですね。
もっと言うと、副業をするにしても、パラレルキャリアを展開するにしても、 今、自分は何ができるのか?そして、どういった強みを持っていて、次はその強みやできることを、どっちに向けて発揮していきたいのか?これがないと、副業やパラレルキャリアも結局できないんですよね。
副業をしている人、さらに、そこで活躍できている人というのは、見方を変えると、自分のできることだとか、強みをよく理解していて、それが発揮できる場所を選択したり、自分はこれが発揮できるという相手とのコミュニケーションが取れる人
これに他なりませんので、まずは本当にここです。

副業をしないにしても、今、やれていることと形成されている強みが見える、 これが足元がちゃんと固まるというところだと思いますので、それができたら、じゃあ、自分のリソース、持っているスキルと使える時間、これを社内に投入するのか?それとも社外や副業に一部配分しながら投入していくのか?こういう意思決定ができるようになるんじゃないかなと思います。

自分がやれていることと強みを言語化してみよう

たぶんここまでを聞いて、分かったけれども、それを自分一人でやるのか、面倒くさいなとか、なんかできる気がしないなと思うと思うんです。
これは、自分一人だけで考えないほうがいいと思います。
信頼できる誰かと壁打ちをしながらする
他者に問いかけてもらう引き出してもらう
対話しながら、自分自身が言葉にしつつ、「なるほど、そういうことができるな」とか「自分は今、そういうふうにやれるんだ」ということを言語化していくというのが、短い時間でめちゃくちゃ有効な情報が得られると思いますので、可能であれば、これは一人でやらないほうがいいんじゃないかなと思います。

ということで、ざわざわすればするほど、まずちゃんと足元を見て、自分が何ができて、今、どこに立っているのか、使える時間やリソースも含めて、きちんと言語化する。
ここじゃないですか?とお伝えしましたけど、のりのこさんのご質問に戻ると、なんとのりのこさんは、「育休中にいろいろ考えて、会社で活躍する人材になると決めて進んできました」って書いてあるんですよね。
こんな意思や意思決定のできる人材が、何も持ってないはずがないですし、ざわざわというノイズに惑わされずに集中力が発揮できたら、そのパフォーマンスというのは結構大きいんじゃないかなと思いますので、ぜひざわざわのノイズに惑わされずに、自信を持ってやっていただきたいなと思っています。
ご質問ありがとうございます。めっちゃ応援しています。

ということで今日は、副業やパラレルキャリアを目の当たりにするとざわざわするというご質問を取り上げさせていただきました。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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