一緒にと誘いただ待つ人の居る部屋のカーテン膨らんでおり

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いっしょにしよーよぉー

甲高い声が響く部屋のカーテンがぶわーっと膨らみ、きゃっきゃっきゃっきゃと声をあげ自らカーテンと戯れる。

照明から下がる紐
窓に掛かるカーテン

どれもチビの家にはないらしい。

……

少しママと離したい…

そう言って連れてこられたチビ。

月に一度のイライラがママを襲ってるらしい。

叱りたくない
怒りたくない

叱ってしまった
怒ってしまった

落ち込むよねぇ


そんな風にはしたくないのに…
そんな風にはなりたくないのに…

寝るまでの数時間なんだから優しくしてやってほしいけど…と、息子が。

いやいや
その数時間で、どれだけのことをこなさないといけないか。

今日のために
明日のために
その日のうちに片付けないといけない名もなきモノがどれだけあるか。

今日だけじゃない
明日も明後日もずっと続くんだから、ちょっと一息入れるのも大事。

少しでも静かな時間に自分だけを大事にできる空間で呼吸を少し整えて

嫌いだからじゃない
嫌だからじゃない

明日からも笑っていられるように

これから月一ぐらいでお願いできるかな…と。

いやいや、もうすでに月一ですけど？笑

躊躇していたけど、こりゃちゃんとお泊まりセットを整えますか

……

付録の封筒を組み立ててやると
「これなあに？」と聞いてくる。
「ふうとう　って言ってお手紙入れるんだよ」と言うと
「パパとママにおてがみかくぅー」と、色鉛筆の黒を出して来て、切り出してやったキャラクターのカードに「パパママ、いつも遊んでくれてありがと」と言いながら、ぐるぐると点々をたくさんたくさん。

ビデオに撮っておいてやれば良かった…

子どもはいつでも親が好きだ