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歯肉移植手術体験記(1)

こんにちは。西日本で会社員をしているアラサー女です。

さて今日は本日受けた「歯肉移植」について体験談を書いてみようと思います。

そもそも歯肉移植とはなんぞや?という方はネットで調べていただいた方が詳細に正確な情報が得られるかと思いますが、簡単に言うと口の中の元気な歯肉を別の個所(主に下がった歯の根元や歯周病で死んでしまった箇所など)に移植する手術です。

私は今回、右上顎の歯肉を、右側の歯肉が下がった歯の根元に移植しました。なお、一気に3本分移植しています。

なぜ体験談を書こうと思ったかというと、今回自分がこの手術を受けるにあたりネットなどで探しても、この手術をした方の体験談が余り見つけられなかったからです。(私の探し方が悪かっただけかもしれませんが…汗)

審美目的だと完全自費になるので、受ける方はそんなに多くないのかなと思いますが、今後受けられる方の力になればと思い、また自分自身の備忘も兼ねて、簡単にではありますがここに書き残します。では早速行きましょう。

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病院に着くとまずは普通の診察台へ通されて、歯科衛生士さんに口の中の清掃をしてもらいました。

その後先生と交代。唇に1本、口内に3本麻酔を打ちました。

針はほっそいんですが、これが全体通して何気に1番痛かったかもしれないです。苦笑

消毒を済ませると、この先は口をゆすがないでくださいね、と言われ診察台で待つこと数分。部屋を移動するということで歯科衛生士さんに連れられ手術室へ通されました。

顔にブルーシートを被せられていよいよ手術が始まりました。

ビビりなので内心「麻酔がきかなかったらどうしよう」などと心配をしていましたが、最後まで痛みはほとんど感じず、視界も0なため何をされているか分からないままあっという間に移植が終わりました。

正直に言うと、移植先を縫われているときに若干の痛みがあったのですが、鈍い痛みで我慢できないほどのものではなかったので「痛くないですか?」と声をかけてもらった時も「大丈夫です」と言って我慢してました。

局所麻酔の手術自体が初めてだったので、切られても縫われても本当に全く何も感じないことにびっくりしてました。笑 現代技術すごい。

今どういう処置をしているかあまり細かく伝えてはもらわなかったので余計に「今これ何してる???」と想像しながら横たわってました。途中先生が助手の方に「メスのとこ血が溜まるから細目に吸引して」と指示しているのを聞いて「今切ってるんだ!」と(呑気)。

手術自体は1時間ほどだったかなと。時々写真を撮りながら、切って、貼って、縫ってという流れだったのかなと思うのですが、かかった時間は縫合が一番長かったように思います。

注意事項を聞いて、お会計を済ませて、帰宅です。

先生曰く「十分な組織が採取できました」とのこと。

家に帰って初めて施術箇所を確認したのですが、むき出しだった歯の根元がしっかり歯肉に覆われていて感動しました。

今手術が終わって3時間ほど経った時点でこれを書いているのですが、意外にも痛みはほとんどありません。特に組織を取った個所。外科用シーネというプラスチックで型取りしたギプスを部位に接着するようにはめているからなのか一切痛くないです。まだ麻酔がきいているからなのかもしれませんが…。

他の方のブログを読む限り「あまりにも痛すぎて食事ができない」という訴えも見かけたため、気持ち的にまだ油断はできませんが、一先ずは安心しています。

ただギプスについては如何せん話しにくいです。一部発音がうまくできなくて、歯科衛生士さんとの会話でもはむはむ言って笑われました。笑 今のところ仕事の電話だけが心配です。

ギプスについては絶対勝手には外すなとのこと。過去に自分で判断して外した結果、血が止まらなくなって救急車を呼んだ方がいるらしく。

ネットには、移植した組織がうまく癒着しなかったとか、壊死したとか、歯肉が結局下がってしまったとか、よくない経過や噂も耳にするので(どこまで本当かは分からないですが)、ちょくちょく自分でも経過を観察していこうと思います。

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ちなみに今回の歯肉移植は社会人になって初めてした手術でした。手術やそれに関連する派の病気等について調べたり先生や病院を探したりといった情報収集から支払いまで全部1人で決めて実行したため、途中不安になることもありましたが、移植の結果がどうあれ1つの経験としてやってよかったです。

自分で決めて、自分のお金で、自分の責任で実行するのってすごく清々しいなと。歯の治療ごときで大変大袈裟ですが。笑 (一応、10万単位のお金がかかるので自分の中では結構な決断でした。)

順調にいけば1~2か月後には反対側も移植するので、次回へ向けた自分用のメモとしても時間があれば経過をここに残していこうかなと思います。

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