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美容皮膚科医しか知らない「脱毛」の世界 〜インタビュー編〜

Sponsored by:あやべクリニック

SNSで願わずとも流れてくる25円でできる脱毛の広告。

広告に出くわす度、25円でできるとやらの脱毛に恐怖と違和感を覚える。
しかもこれ、大手のサロンがやっているではないか。と思ったら私の大好きな若いインフルエンサーたちもこぞって、この25円脱毛をインフルエンスしているではないかとまた勝手な不安に苛まれている。
信じない、騙されないぞ。私はそんな気持ちで目を皿にして睨み、この広告をスルーしている。

だって、25円で客の毛を抜く労働者はどんな労働の喜びを噛み締めているのだ。
人の毛をなくして、25円しかもらえないなんておかしすぎる、世の中。残酷すぎる、資本主義。

ということで、最近の脱毛事情に疑問だらけな私は、脱毛無知な女として、あやべクリニックの院長に脱毛のことを洗いざらい聞くことにした。

25円脱毛の仕組み

小田「最近、25円で脱毛できる広告をよく目にするんですけど」
院長「何。そんなものがあるの」

院長の開口一番の言葉を聞いて、早々にジェネギャを感じている。
SNSが苦手だという院長が、まあそう言うのは仕方がない。
だがしかし、私のSNSには望まずともその広告が流れてくるのだ。
ヤツがね!!!!!!!!!

院長「見せて、その広告」


私が差し出したスマホに映る広告を注意深く凝視する院長。
彼をみながら私は次に口を開くまでじっと待つ。
数分後、彼は探偵が謎を解決したかのように、名探偵コナンが口元に蝶ネクタイを当てた時のようにスラスラと解説し始めた。

院長「これ、サロン側はお客さんの情報を求めているんだよ」

その言葉を聞いてから数秒も経たないうちに私の脳裏には吉野家の牛丼が浮かんでいた。
聞いたことがあるだろうか。
吉野家の牛丼がなぜあんなにも安く提供できるのかを。
(いきなり毛の話から肉の話へとすり替えて申し訳ない。だが続ける)
あの牛丼は客寄せのための牛丼で、安価な牛丼を提供しながらも他のメニューを次々に開発することで客単価を上げているという話だ。

25円脱毛はそんな牛丼のような客寄せのための品物。
実際に、脱毛を展開している会社は脱毛の施術だけを扱っているのではなく、脱毛器や美容グッズまで展開している。つまり、脱毛を体験してもらうことで、客を集め、企業の信頼を高めて他の美容に関連する商品を販売する手法をとっているのだ。
この25円脱毛は吉野家の牛丼で、その他脱毛器や美容グッズは牛丼以外のメニューということか。

サロンと牛丼。全く違う業界で同じ手法が取られていたのだ!と腹落ちする。
よかった、25円の商品で労働者のやりがい搾取が起こっていなくて。

脱毛と美白効果の関係性

しかし、脱毛無知の私にはまだ謎が残っている。

小田「では、脱毛でどのくらい肌が白くなるんですか」

院長と付き添っていたクリニックの受付の女性が顔を見合わせる。
やばい!
時止めてしまった!
友達との会話でも私はカオスな発言をしてしまい、よく時を止めるが、それが今発動すべきではないときに発動してしまった!

もしや今の質問、愚問だったか。

院長「脱毛で?白くなる?」

院長、そんな優しい顔で質問しないでください。

答えられないんです。
聞きたいのは私の方なんです。

小田「はい、そんなふうにネットでよく見るので。『美白になるためにするべきこと』みたいな(ア、アハハ〜^^)」

つい、自分でも何を言っているのかわからず、変に笑ってしまう。
若い子に美容医療の知識を広める読み物を書きたかったが、もう少し勉強してくるべきだった。
何も勉強せずに来てしまったことをつい恥じる。

「脱毛に『美白効果』は…ないですね」

声がしたのは院長の座っている場所の左隣からだった。
彼女はこのインタビューに付き添ってくださっていたクリニックの受付の方である。お目目がぱっちりしていて可愛らしい方なのでぱち子さん(仮)と呼ぶことにする。

ぱち子さん(真ん中)

いや、そんなことよりも脱毛に美白効果がない?
キッパリ斬られたな。
私が見ていたネットの情報には「肌を白くするには脱毛しろ」が散見されていたぞ。


ぱち子さん「顔には産毛とか黒ずみがあるので、脱毛することでそれらがなくなって結果として肌が白くなるということはありますけどね」

脱毛はあくまでも毛をなくすための行為であって、肌を白くするためのものではない。
ぱち子さんいわく、肌を白くしたいのなら脱毛と合わせて別の施術をおすすめしているとのことだ。

院長「とくに美容脱毛は黒いものに反応するから、日焼けしてるとレーザーで照射する時に火傷しちゃうんだよね。だから徹底的に患者には日焼けをさせない。それで結局美白になるのかも。本末転倒だよね」

この脱毛と美白効果に関しては、若者にとってかなり意外だったのではないだろうか。
美白になるためには、日焼け対策が先決なのだ。

【ここだけでも読んでね】 医療脱毛は永久脱毛ではない

そしてもう一つ、脱毛において謎を残していた。

小田「あの、医療脱毛したら一生毛が生えてこなくなるんですか」
院長「『永久脱毛』ってこと?」

そうです、その永久脱毛という魔法です!!!

院長「でも実は医療脱毛を永久脱毛と言ってはダメなんだよ。」

耳を疑った。
永久脱毛って言ってるよ?みんな

院長「エステ脱毛と医療脱毛。二つの主な違いは、光脱毛かレーザー脱毛か。医療脱毛は比較的値段が高いからよく永久的に毛をなくせると誤解されがちなんだけど実際そういうことでもない。それに法律上でも医療脱毛は『永久脱毛』といってはいけないんだよね」
小田「ということは、医療脱毛で今後毛が生えてくるという可能性がゼロではないという…ことですかね」
院長「あくまで『減毛』なんだよね」

ふぇえ〜〜
知りませんでした
高い金払えば体毛と永遠にサヨナラできると思ってました

院長「てか脱毛、うちでやってみたらいいじゃん」

なんだそれ!
ジャニーさんの「You、脱毛やっちゃいなよ」みたいなそのノリ!!
「新星Datsumo」とかいうアイドルグループでもできるんかよ!

ただ一個、脱毛に関して懸念点があった。
小田「私みたいなアトピーの人が脱毛するのは、大丈夫なんですかね。肌に光を当てるのは少し怖さがあります。」
院長「怖いよね、でも医療脱毛するとアトピーが収まるんだよね。」

光を当てることで、アトピーが治る。

ジャニー院長の誘い文句にがモジモジ躍り始めている。踊っちゃっているっつの。

私は今、院長から出てくる言葉を聞いて脱毛業界の深淵に達したつもりで、ドギマギしているのだ。

院長「表皮と真皮に波打ってるc繊維ってのがあってね。アトピーの人たちは表皮にc繊維が入り込んでしまうから痒くなるんだよね。 でも脱毛をすると、c繊維が切れる。表皮に入り込んでいたのc繊維は真皮に戻るから痒みが止まるんだよ」

C繊維…

つまり、かゆみのもととなるその『c繊維』とやらが毛と一緒に切れるからアトピーが治ると。
脱毛すると同時に、この20年間私の表皮を片時も離れなかったc繊維を切れるのだ。
この時すでに、脱毛の無限の世界の広がりに私はワクワクしていた。

やってやろうじゃないか。
脱毛。
ジャニー院長、やってやります!わたし!

ドラマで落ち込んでいた新入社員の女の子が、先輩上司に励まされて重そうな書類を抱えながら顔をきらびやかに上げるかの如く、私は脱毛を決意したのだった。


ということで次回は「小田、脱毛してみた」という記事です。
エクストリームダイナミック脱毛器具に驚きの連続だった脱毛体験。
お楽しみに!


記事制作ご協力:あやべクリニック




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