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子どもにスマホを与えるなら ここまでしましょう!

小谷ちいです!

子どものスマホやゲームにまつわるトラブルは絶えることがありませんね。ソーシャルゲームやFPSゲームでは、不適切な言葉のやり取りやアイテムのトラブルが起こります。
月に数万もの課金やSNSでの悪口、仲間外れ、裏垢、センシティブな写真や文章のやりとりも頻発しています。
また、配信アプリによる個人情報の流出や不適切なやりとりも増えています。

これらの問題が低年齢層にも拡大するなか、発生時には学校に対して問題解決の要求が多くなる傾向があります。
しかしながら、このような問題にはいくつかの重要な観点があります。

1. **責任の所在の明確化:** スマホの購入時に提出された「トラブルについては家庭の責任」の申請書があります。この点を理解し、学校への責任転嫁を避けることが重要です。

2. **家庭での約束の重要性:** 家庭でスマホやゲームを渡す場合は、約束を明確にし、守る力を育む必要があります。曖昧になることなく、子どもがやりたい放題にならないように約束を守りましょう。
約束の決め方については後ほど詳しく説明します。

3. **学校と家庭の役割分担:** 学校は学校内での問題に全力で対応しますが、家庭の問題は基本的に家庭で解決すべきです。ただし、いじめなどの深刻な問題に関しては学校も積極的に関与します。

以上の観点から、子どもにスマホやゲームを渡す際には、「子どもの命や安全、健康を守るための約束」を確実に定めるべきです。
約束が曖昧だと、「子どもの命や安全、健康を守ることができない」状況になりかねません。

保護者としては、子どもとの約束を確実にし、守れなかった場合には罰則を設けるべきです。
社会に出る際には法律があり、それを守らなければなりません。
同様に、家庭でのルールや約束も守ることが重要です。

例えば、Mさんの娘さん(幼稚園児)にスマホとSwitchを渡す場合、具体的な約束を以下のように定めると良いでしょう。

- **スマホの約束:**
- 両親のスマホは触らない。
- 自分のスマホは外出先での写真撮影とSNSでの送受信に限り、内容は風景、建物、食事などに限定する。
- 送信前に必ず保護者がチェックを行う。
- 緊急時には両親と連絡を取る。
- ゲームはインストールしないし、プレイもしない。

- **Switchの約束:**
- 見守り機能を使用し、2時間以上はプレイしない。
- ゲームをする場合は保護者の許可を得る。

将来的にも、子供がスマホやゲームを使う際には、早い段階から具体的な約束を話し合っておくことが重要です。
例えば、
「スマホにゲームは入れない」
「SNSで友達は登録しない」
「ゲームは1時間程度」
といった約束を小さい頃から明確にしておくと、将来的なトラブルを予防できるでしょう。
これにより、子供は他人からの誘いに対してもっともっと「ダメだから」としっかりと断ることができるようになります。
特に、幼稚園児の場合は、保護者が明確な約束を設定し、例外は一切ないことを徹底します。

一方で、小学校の児童の場合は、約束の決定には児童も一緒に参加させることが大切です。
ただし、保護者が一方的に「ゲームの時間は1時間ね、いい!?」と決めてしまうのは避けるべきです。
なぜなら、児童にとっては「約束を押しつけられた」と感じ、その約束を守る意欲が減少する可能性があるからです。
特に、「約束守れなかったら取り上げるからね」といった脅しは、児童の怒りを引き起こしやすいです。

その代わりに、ゲームの制限を決める際には、「1時間以上行うと、学習内容を忘れてしまうことや、目や姿勢が悪くなること」などの理由を説明した上で、児童に「じゃあゲームは何時間にする?」と問いかけます。
児童が「1時間」や「2時間」と答えた場合は、「その時間できまりね!」と一緒に約束を確定させます。
そして、守れなかった場合の対処も児童と一緒に話し合い、「翌日はできない」「1週間やらない」といった制裁も児童が自分で約束を破った時の対処として決定させます。
こうすることで、「児童本人が決めた」こととして、自己管理能力を向上させることが期待できます。

信頼と信用は築かれるものです。
スマホやゲームの利用は「渡した人、使った人の責任」であるため、しっかりと家庭で約束を守り、「子どもの命や安全、健康を守り」ましょう!

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