妻が子供を2人連れて公園に遊びに行った時に、こんなことがあったと聞いた話。

ベンチに座っている見知らぬおばあさんを見て、次女は「おっさん〜おっさんか〜」と言う。ヤメレ。

待ち合わせしていたのか、おばあさんのもとにおじいさんがやってくると、次女は見知らぬおじいさんの股間をタッチしながら「チェイン」と言う。ヤメレ。

もちろん、妻はすぐに注意する。「チェインはパパ以外にはやっちゃダメ！」...いや、パパにもヤメレ。

経緯として、子供が私の胸筋に触れたら「ポロッポー」と鳴き、股間に触れたら「チェイン」と言ってきた。特に「チェイン」を面白がって繰り返すようになった。

次女がもともとヒョウキンなのもあれば、ジャイアニズムを発揮する長女の機嫌をとろうとする面もある。とにかく、布袋寅泰ばりにチェインチェインする癖が付いた。

かつてPTAは子供に悪影響だからと「クレヨンしんちゃん」の放送を止めにかかった。子供心に「因果関係の捉え方がおかしいんじゃないの？」「悪影響だと判断する家で見せない判断をすればいいんじゃないの？」と思ってきた。

親の立場になって、合理的ではないと思いながらも、気持ちには寄り添えるようになった。子供が善悪を判断して自分自身をコントロールできるまで、繰り返し事故ることは避けられない。それまで、悪影響なものから遠ざけておいた方が平和なのだ。

ただ、昨今はみんなが同じように見るコンテンツなんて無いため、スケープゴートにはできない。うちの子が布袋寅泰でスイッチが入るからと言って、布袋寅泰を規制するのは筋違いだと理解している。難しい時代に生きているものだ。