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アフリカの今、ウガンダ訪問記/サヘルローズさんの報告


今朝、2024年3月3日日曜日のNHKマイ朝サンデイエッセイで
俳優・タレントの #サヘルローズ さんが話をしていた。

私には、昔から、アジアアフリカの #飢餓や貧困を減らし ながら、
同時に日本の #農山漁村の過疎を解決する方法 が頭を掠めていた。
今朝ラジオを聴きながら、
そろそろ実行に移す時期かなと感じた。
そのために何をするかというと、
たとえばサヘルさんの #ウガンダの難民キャンプ で言えば、
そこの小学7年生を卒業した子どもたちを、
#日本に招いて#高等教育を受けられる ようにし、
ウガンダで、あるいは世界で、場合によっては日本で
#活躍できる人材 になってもらうことである。

#期待される効果は

その子どもたちは比較的安全な日本で教育を受けられる。
過疎地に子供や若者がいることは #地域社会が明るく なる。
その子の親や家族や地域は少しでも #水や食料の欠乏が緩和 される。
家族の #子供の将来に対する希望 が膨らむ。
残された子供たちや家族は、
  より高度な教育が受けられるとか、
  日本に行くという出口に向かって、
#教育の大切さ をさらに感じるようになる。

などである。

良いことばかりではないかもしれない

もちろん、
良いことばかりではないかもしれない。

すぐ思いつくのは、
残される親や家族の面倒を見るものが減る。
である。
それ以外にも、実際は問題があるかもしれない。

日本のどんな地域に呼んでくるかも大きな問題だ。
徒歩通学圏内に小中学校があることや
#家の近くに田畑が連接 していること。
#偏見や差別を持つ人がいない地域 であること。

など様々。
今日ここで書けば果てがないので、
せっかくサヘルローズさんがいい報告をしてくれた機会に、
ここに考えを記して置く。

マイあさ! 日曜6時台後半 サンデーエッセー:サヘル・ローズ

以下が概略。
趣旨を変えないと思う範囲で筆者が要約してあります。

タイトル「アフリカの今、ウガンダ訪問記」


長年夢だったアフリカ大陸に行って、ウガンダを活動の地に選びました。

アフリカ大陸で起きているのか、ずっと長い間見向きしてなかったです。

彼らがどんな気持ちでいるのか?どういう風に疎外感を感じるのか?

それは #現場に行かないと知り得ない

20時間以上かけてたどり着いたウガンダ。

想像を超える以上にカラフルでした。

私たちが写真で見る世界って、飢餓・水不足・貧困、あらゆるマイナス要素を切り取った写真を見ることが多いと思います。でも、ウガンダに着いた瞬間、みんなカラフルでオシャレで美しくて。大地は茶色かもしれないけど。人々は花のように咲き誇っていて、市場に行くと果物も野菜がなんでも揃ってるんですよ。

でも長年黒いヒットラーと呼ばれていた独裁者がいて、悲しい歴史を背負った人々の目はとてもとても鋭く厳しい目をしていました。

やはり向けられるまなざしは辛かったです一人だけ肌の色が異なることで目立ちます。憧れの眼差しを向けてくれるのは子供だけです。子供たちはすっごく触ってきます。

それは白い肌を持つ人に触れば自分も白くなれるとそう思ってるらしくて、

彼らは自分たちも肌の色が少しでも薄くなれば、差別を受けなくて済むと思ってるようなんです。


私はホンマという大きな町に7時間車で移動しました。チャンアリ難民居住地という場所に行きたかったからです。

そのエリアは、主にコンゴから、そして今、南スーダン、北スーダン、そしてルワンダから逃れて難民となってしまった人々。その多くが家族を奪われた人たち。子供がとても多くいました。

難民居住地の中の学校は国連もしくはあらゆるNGOがレンガを組み立てて作る。

私が今回行かせてもらったブロックだけで子供何人だと思いますか?

4000人以上の子どもと私は出会いました。

それは難民居住地学校に行っていない子供の数、大人の数を含めたら、恐ろしい数の人々が今そこで生活をしています。

そこには電気がありません。水道も取っていません。多くの子供たちは1週間以上ご飯食べてない?

それでも必死に何10キロ先の学校を目指してくる子供。小学一年、小学二年までは女の子も200人近く、男の子も200人近く学校には来ます。でも小三小四、そして小学校は七年まであるので。七年教室に行くと。女の子は6人、男の子は多くて15、6人。

教育が続かない理由は?いわゆる親御さんからすると、やはりお金がない。

子供たちのそれぞれの家庭のうちに行くと、泥を固めて作られた建物の屋根と壁と扉があるだけです。

地雷によって足を失ったあるお父さんは7人の子供がいて、

そのお父さんの話した言葉
「子供のために本を買ってあげたい。」

部屋は四畳半ぐらいに、父母入れて9人で生活をしているわけです。
地雷によって片脚を失ったそのお父さんは働くことはもうほとんどできません。
地雷によって片脚を奪われたのに、
今、お父さんは差別の対象です。

今回どなたにあっても、わたしは必ず
「今もし魔法が一回だけ使えたら何を叶えたいですか」
って問いかけをしてたんです。

大人はほとんど
「仕事をするためのチャンスがほしい。」

これ、皆さん重要です。
「お金をください」とか、「お金を簡単に貰おう」とか
彼らは誰一人思っていません。

彼らは仕事ができる環境があれば、仕事を教えてもらえるところがあれば、
何が何でもどんな仕事でもいい仕事をして働きたいんです。

働きたい、そう思う。大人がこれほどいるって、
もし今ラジオ聴いてくれてるあなたも

「あ、そうだったんだ」って思っていたら、
ぜひそこの部分の考えを更新してください。

きっと、「私達はどこかでアフリカのことを忘れ去っていたな」と思います。

自分の中でアフリカに対して
「長年の紛争、部族同士の争い、そして飢餓や水不足があって、貧困で枯れていく大地。」
それがすごくすごく自分にとってこびりついていた印象がありすぎて、
さらに、その中に
「今、あらゆる世界中で起きている戦いテロあらゆる差別と偏見が渦巻いて」
しまって、

「アフリカで起きている現実、そこの人々の置かれてる状態は、
世界の人々の中で無意識に薄まってしまったんだ」
と思います。

私もその中のひとりでした。
「忘れ去られていくこと」を彼らがどれほど苦しんでいたのか、
「長年ずっと放置されて久しい」
ことが
「どんどんどんどん手の付けようががなくなっている」
んですよ。

この責任ってアフリカの人々の責任でしょうか?

外に居る私たちが彼らの声となっていくことは
外からできる一つの共存と応援だと思っています。

3月3日はひな祭り桃の節句。
今回はウガンダで見た女の子が置かれている立場はやはりとても低いものでした。女の子たちが働き、水汲みをし、家事をして行く。

やはり男性有利の社会がそこにあったんです。

すべての女の子に
すべての男の子に
全ての人が男女関係なく
普通に同じ土俵の上に立てることが。
どれほど貴重で大切なのか?

私もこれから。優しい種まきを続けていこうと思っています。

今日も耳を傾けてくれて、本当にありがとうございます。
以上。サヘルローズでした。


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