全てはマッチング

今日は、朝から土手の草刈り、町内清掃、イノシシ柵の見回り、墓地の草刈り、農薬散布といろいろ忙しい日でした。

夕刻に合羽着て道路脇の畑で、こちらは農薬散布しているのに、バイク🏍の男性に声をかけられた。

「この辺りで土日農作業のありませんか?うちは副業解禁されてないので、日払いで仕事できないですかね」

といきなり、就活?いや求職されたんですね。つ

今まで、みかん売ってくださいとか、屑鉄ありませんか?とかという人はちょくちょくいたのですけど、求職されたのは初めてです。

で、話し方も見た目も全く普通の方で、お住まいは、市内だけどちょっと遠い。

聞けば、バイクが趣味なんだけど、奥様からバイク代がもらえないらしい。乗ってきたのは、そこそこのビンテージ物?

きもちはよくわかる。

今は、中々パートさんも集まらないのでうちは、主婦の細切れの時間を使ってもらって来てもらっています。

とは言え、今は間に合っているので、11月なら露地の収穫があるけどねェってやんわり断ったのですけど、

それでもいいからと電話番号交換してしまった。

たぶん、こういう方を探せばたくさんいるはずだ。

年に3日だけの人から、兼業農家土日土日の仕事だけで年間200マンとか、夫婦二人で一千万とか。

ちゃんと考えときます。

何というか、マッチングなんですよね。

営業も、求人求職も、投資融資も、M&Aはそのものなんだけど。

マッチングの適性化と低コスト化が仕事改善のテーマになると思います。

農業みたいな、利益を出す為に時間がかかる商売は、収益力よりも弾力性が重要なので、マッチングを固定化しないでも可能な仕組みに変えていく事が大事になります。

実は、技術的には簡単にできるようになっています。

スマホに一つあればなんでもできます。

今日必要な労働力をLINEに流せば、明日来てくれるとか、今日収穫した農産物をラインに流せば、明日完売するとか。

まず明日完熟予定分のみかんを完売してから、パート募集して収穫して、LINEで箱詰めアウトソーシングしてくれる人募集して、同じくLINEで運んでくれるUberさん募集して、新しい畑や施設を建てる時は投資も募集してマッチング。

それをみんな同時進行管理できるアプリで自動化したら、部屋で寝ているだけで農業が完結できます。

で、その場合何を自分でしたらいいのかという事になると、やはり技術なんですね。

天候も顧客の嗜好もいつも変化しているので、完売して全ての需給を整えるには、そのノウハウが必要です。

もう一つはコミュニティの形成です。

双方に信頼関係が無いとマッチングは不成立に終わります。

イノベーションとマーケティングとはよく言われる事ですが、

マーケティングは、コミュニティ作りに変容していくと思います。

という事で、地方創生は、コミュニティ作りなんですね。これをネット利用して広域化する。

で、このコミュニティ作りに一番熱心なのが、ネット企業なんですね。

Google、Amazon、Apple、Facebook、SoftBank、楽天、メルカリ、その他たくさん。

だから地方がやるべき事をみんな彼らが今やっています。

自治体や農協や信金さんは早く彼らと対抗して、あるいは協働して、ネット空間のコミュニティを再構築しなければいけません。

それがスマート農業だし、

それをリモートワークと言います。

農業だけの問題ではありません。

リモートワークが基本になる時代の出現をコロナが加速してしまったという話です。

リモートワークの行き着く先は、企業が出入り自由なインフラになるイメージですね。

個人は企業から自由になれます。

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