Claude3に頼んでこちらの記事を翻訳してもらいました。
翻訳が変なところを修正してあります。
また、元記事には豊富な写真がありますが、転載していません。

ニャッタオ村の宝物

2020年7月21日（火）17:11（GMT+7）

（ĐCSVN）- ニャッタオの鐘は984年に鋳造され、ハノイ市バックトゥリエム区ドンガック坊のニャットタオ亭に保管されている。鐘の銘文は、民族の自立初期の貴重な史料であり、10世紀のハノイの村落史や宗教の研究に役立っている。

ニャッタオの鐘は、10世紀のベトナムで発見された唯一の鐘であり、ユニークな宝物である。鐘の銘文は、1000年以上前のハノイの社会生活に関する真正な書かれた史料である。鐘の形状と装飾的なモチーフは、当時の銅鋳造彫刻芸術の頂点を示している。

ニャットタオ亭の遺跡管理委員会の委員長であるグエン・ラム・タオ氏（84歳）は次のように述べている。「ニャッタオの鐘は、呉権時代の984年に鋳造された。鐘は小さいが、歴史的、文化的価値は非常に高い。ニャッタオ亭には、古い鐘の宝物の他に、歴代王朝から授与された26の勅許状があり、そのうち21の勅許状は関係機関によって認証されており、最初の勅許状は634年のものである。勅許状の内容は、チャン・ミン・トン王の次男である太宰上将チャン・グエン・チャック将軍がタオディエンを授封され、現在のニャッタオ村を建設したことを称えている」。

ニャッタオの長老たちは、1952年にフランスの植民地主義者たちが亭を占拠し、ホン川対岸でパラシュート部隊の宿舎として使用したと述べている。この時期、村人たちは亭の全ての礼拝品や儀式用品（鐘を含む）を村の文字に移動して礼拝しなければならなかった。1954年にハノイが解放されフランス軍が撤退すると、亭は学校として使用され、かつては南部からの避難生徒を訓練する場所でもあった。その後、ニャッタオ村のダイタイン集落の協同組合の倉庫として使用され、1990年になってようやく村の長老たちに管理が委ねられた。

美術学科の学生たちが1958年に撮影したニャッタオ亭

研究者らによると、1987年に漢喃研究院の職員であるファム・ヴァン・タム氏が、鐘の銘文を通じて貴重な鐘を発見した。1994年、ニャッタオの人々は亭に神を迎え、ニャッタオ亭を歴史文化遺跡として認定するための書類を作成し、1995年に申請した。

故ハ・ヴァン・タン教授は、ニャッタオの鐘の文字を音訳し、次のように解釈している。「交趾県下慈廉村、甲辰年（944年）から道教と儒教の二派の無法門の弟子たちが共に金を出し合い、太上三尊の絵を一枚描いた。5年もたたないうちに、また6つの宝幡次官を作り、精進料理を完成させた。今また共に15斤の宝鐘を買い、永遠に奉納する」。

銘文には甲辰年（944年）、すなわち呉権が死去した年が言及されており、この時期、呉権は独立を勝ち取り王として即位したが、まだ年号を立てていなかったことを示している。銘文には、10世紀に仏教と道教が非常に発展していたことを示す貴重な資料も残されている。このことから、10世紀にはすでに「村」という行政単位が存在していたことが確認できる。

ニャッタオの宝物の鐘が保管されているニャッタオ亭

ニャッタオ亭の古風な雰囲気

古い鐘は高さ32cm、上部が細く下部が太い形状で鋳造され、口径は19cm、鐘の把手の高さは7cm、重さは15kgある。

鐘の胴体は、5本の横縦の隆起した線によって区切られ、8つの区画に分かれている。上部は4つの立った台形の区画、下部は4つの長方形の区画である。5本の隆起した線の間には、鐘を打つための4つの花の形をした突起がある。

1000年以上の歴史を経て、銘文の文字は美しく鮮明に残っている。

鐘の外側の上部には、漢字が陰刻され、真書体で鮮明に残っており、4つの台形の区画と縦の線の間の空白を埋めている（27列、211文字）。

鐘の把手は、突起して曲がり、角のある獣の頭のような形になっており、鐘を吊るすための突起になっている。

ニャットタオ村の宝物であるだけでなく、鐘はハノイ首都の形成と発展の過程を裏付ける貴重な史料でもある。

2020年6月26日、ハノイ市バックトゥーリエム区ニャッタオ村の住民は、ニャッタオ亭の鐘を国宝に認定する首相の決定を名誉ある形で受け取った（2020年1月15日付首相決定第88/QD-TTg号による）。

毎年、ニャッタオ村の人々は、旧暦9月に亭の祖先祭、旧暦2月11日と12日に村の祭りを厳かに行っている。この機会に、古い鐘が担がれ、村の守護神が讃えられるとともに、村人や遠近の観光客にとって、ニャッタオ村がハノイの1000年以上の歴史を持つ古い土地であることをより深く理解する助けとなっている。