夕方に1時間くらい眠ってしまったからなのか、全く寝付けない。ラジオをかけてみてもだめ、本の朗読の音声もだめ、文章を読んでみてもだめ（夫が横で熟睡しているので電気をつけられず、スマホで読んでいた）。

なので、思い切って起きてみた。白湯を飲みながら、剥いて冷蔵庫に入れてあった柿を食べる（牡蠣も食べたいな）。ついでに「ぼんち」のおかきも。これ大好き。ミュージカル『 RENT』の舞台版の映像をつけてみる。

めちゃめちゃ文章を書きたい欲があった。踊りたい、体を猛烈に動かしたい、うちから込み上げる表現欲求を外へ外へ出したいという欲も。上京して一人暮らしを始めた18歳くらいから、生理前はいつもそうだったけど今回もそうなのかな。生理周期は35日目。健康な人ならそろそろ来てもおかしくない時期だ。

昔から、生理前には文章を書きたい欲求が高まって、コンビニや本屋で売っているノートを買っては、1ページ目にウワアアアっと書いて、それっきり。そんな「生理前書きかけノート」が引っ越しの時なんかにたくさん出てくる。先日、久々に会った大学時代の友人に「生理前に文章書きたくなることある？」と聞いたら、全くないと言っていた。その友人は最高なので、そういう時は書いたらいいさ！と励ましてくれた。

今日は、久々に、初対面の人と数時間一緒に過ごすようなことがあった。厳密には、その場には初対面の人が二人と、1回だけしか会ったことのない人が一人いて、皆さんとてもいい人だったけど、めちゃくちゃ疲れてしまった（それでやむをえず昼寝をしてしまった）。なんというか、人のペースに巻き込まれるということも私にとってはストレスなんだなと改めて自覚した。
思い返せばこの1年半くらい、今の居住地では、夫、両親と祖母、職場、高校時代から知っている友人としか会っていない。数ヶ月に1度、東京や京都へ行って、高校や大学の友人、行きつけだった美容院の人たちに会うくらいで、「新しい環境」に晒されるストレスをかなり避けられていた。

そう思うと、私の地元とはいえ未知の土地に引っ越してきて、転職して慣れない仕事をしながら、友人を作る余裕もなかなかない夫の心細さはいかばかりか。うわ、初めてそのことに思いが至った。こうして書いている、まさにこの瞬間、私が最も気づかなければいけなかったポイントに気づけた。夜中に思い切って起きてみてよかったなぁ、それだけでも価値があったな。
夫は今、さらに環境を変えたいと考えているけど、仕事から帰ってきてもゲームばかりしていて、自分で何か調べたり、行動を起こす気配が一切なく、ついつい「ちゃんと自分のこと自分で考えてね」とか言ってしまっていたけど、もはやそういうことじゃないんだろうな。「新しい環境」に晒されるストレスにずっと苛まれてきたのだと思うと、気の毒だ。

ああ、左胸が痛い。乳腺炎のような症状が最初に出たのは7月中旬くらい。膿が溜まっては治療するの繰り返し。1ヶ月前くらいに、せっかく良くなったと思ったのに、また悪化したのかな。
でも、この１ヶ月、というか11月20日以降は、在宅ワークでずっと座りっぱなしで、しかも仕事に追われてずっと焦っていて、10月や11月前半なんかは毎日散歩に行ったりしていたのに、その習慣も手放してしまっていた。なんとなく、心身のいたるところが詰まっていた感じがする。左胸も、それで詰まってしまったのかもしれない。わかんないけど。

数日前は、仕事のやり取りの中で、メンタルにガツンとダメージを負ってしまい、心身ともに動けなかった。相手は私のためを思って指摘してくれたことが、私にはダメ出しとしか受け取れなかった。7月末くらいから始めた仕事で、得意なことと苦手なことを両方やらなくてはいけない仕事内容。だから、苦手なことを克服しようと思って色々頑張ってみていたのだけど、完成した仕事は相手には「指摘しなきゃいけないところだらけ」だった。
しばらく少し泣いて、相手からも伝え方について謝罪の連絡があり、少しずつ気持ちは落ち着いた。前だったら、、、、うつの頃だったら、連絡も全て絶って、仕事も放り投げて、ひたすら感情の波が過ぎ去り落ち着いてくれるのを待つしかなかっただろうと思う。そう思うと、前より体調は良くなっているのかな。

昨日は、先日妊娠報告を受けた友人にも会うことになったけど、それも無事クリアできた。妊娠報告の連絡をもらった時は、一人で家にいて、膝から崩れ落ち、嗚咽した。理由のわからない涙が止まらなかった。その友人も不妊治療をしていたから、祝いたいという気持ちは私の中に確実にあったけど、なぜかとても悲しく苦しかった。
その時、「私は自分の人生を生きよう」と思った。確信にも近いものがあった。いつか産まれる子供のためでもなく、夫のためでもなく、自分のための自分の人生を生きようと。元々、そういうふうに思って生きていたと思っていたのだけど、その瞬間の、その確信があったことによって、それまで自分は自分の人生を生きることができていなかったとわかった。

数日前から、『tick, tick… BOOM!』というミュージカル作品の『Louder than words』という曲の、ある歌詞が頭から離れない。

What does it take to wake up the generation?
How can we make someone take off and fly?
If we don’t wake up and shake up the nation
we’ll eat the dust of the world wondering why

私の幼い頃からの夢、願い、それは世界が平和であること、それだけだったと思う。
いま日本が向かう方向の先には、戦争や貧困が待ち受けていると感じる。人が人を思うことをやめ、自分の生活を守ることだけを考えるようになる。
国民は政治を勉強し監視することをやめ、選挙にも行かず、時の政権の意のままに税金を徴収され、貧しい生活を余儀なくされる。そんな世の中がすぐ近くまで訪れていることを感じる。「国を守るため」と政府が号令を出す戦争に、国民が巻き込まれて死んでいく、そんな80年前の光景が再現されてしまうのではないかと、本気で恐れている。
どこかの新しい政党が言うような「目覚める」ではなく、、、、自分の生きている社会がどんな状況にあるのか、それがどんな歴史の上に成り立っているのかを、シャキッとした頭で、もっと社会全体で考えられたらと思う。
私は何かその布石となるような行動を起こすことができるだろうか？

3時になった。
寝よう寝ようと頑張っていたさっきまでは、「こんなに眠れないのだから、明日はしっかり休んだほうがいい。一人でラーメンを食べに行って、ケーキを買ってきて、食べながら映画を見て、気が向いたらちょっと仕事すればいい。ここのところ頑張っていたんだから、好き放題過ごそう」と思っていた。ラーメン店を調べたりしていた。でも、こんな時間になってしまった。6時には夫が起きてきて仕事へ行く準備をする。いつもはその時間に私も起きてお弁当を作って見送っている。別にお弁当も夫が自分で用意できるから、私はその時間寝ていてもいいけど、、、なぜか頑張ってしまう。でも、この後自然と眠くなったら、夜遅く間眠れなかったから好きな時間まで寝るねーって夫への置き手紙を書いて、またベッドに戻ろうかな。
好きな人のために頑張ることも必要と思いつつ、自分の健康を害するようではいけない。

夫も夕方ごろにガッツリ昼寝していたのに、ちゃんと7時間睡眠を確保できるくらいの時間には寝て、ぐーぐーいびきもかいていた。羨ましいな。夫はあんまりガツガツしたタイプじゃなくて、私はガツガツしすぎて頑張りすぎて暴走するだけしてガス欠になるようなタイプだから、夫を見ているとイライラしてしまうこともある。でも、元々はそのガツガツしてなさがとても魅力的だったんだよな。
ああ、なんか今夜は、そのことも思い出せてよかったな。

3,000字以上も、好きなだけ書いて、楽しかった。私は書くことが基本的には好きだな。
私は坂口恭平さんによく学んでいる。坂口さんの考え方を知ることによって、だいぶ生きるのが楽になった。人に雇われるアルバイトを辞め、フリーランス的な働き方をするようになってからは、余計に楽になった。
坂口さんの最近の著書『継続するコツ』をnoteで読ませてもらった。「はじめに」のところから目から鱗だった。正直、継続は全く得意じゃない。でも、例えばこうやって、今夜のように、書きたいときに書くということを、ちゃんと書きたいときに書くことを積み重ねていけば、流れが良くなる予感がする。それが毎日じゃなくても、月１でも。この欲求を無かったことにすることのほうが停滞してしまう気がする。

そういえば、坂口さんの本で初めて読んだのは『独立国家のつくり方』だと思うけど（確か大学生の時）、その時はチャランポランな若者だったために、坂口さんの動機のようなものが全くわからず、「あんまりはまらなかったな」と思っていた。
その後、うつになる前に、『cook』を買って、その時もあんまりピンと来なかった。今思うと、当時は私はまだうつじゃなくて、やっぱり坂口さんの動機というものがよくわからず、今に比べたら全く心を寄せることができていなかった。あと、私も料理が結構好きなので、人の料理にあんまり興味がなかったのかなと思う。
うつになってからは、『躁鬱大学』とか『自分の薬のつくり方』なんかを読んで、本当に本当に心から救われた。

いつの間にか1時間くらいかけて、4,000字くらい書いていた。だんだん眠くなってきた気がする。

最近、本当に肩こりと肌荒れ、食欲がやばい。
思えば、日本対クロアチア戦を夜中に見た頃からガタガタっと崩れたな。
無理せず徐々に回復させていこう。うん。