やぁ

いきなりここに遊びにきた。

そう、今さっき新しいiMacを開封し、そのために購入したスタンディングテーブルを

“ガムシャラ”に組み立て、それを梱包していた巨大な段ボールたちをまるで自分が怪人ハルクになった気持ちで解体しガムテープでなるべく小さくなるようにホールドし

商品が傷つかないように敷き詰められていた発泡スチロールを

細かく傷つけて小さくしゴミ袋にサヨナラする作業がひと段落したのだ

もんすごい、疲れ果てている。

でもやらないといけないことはまだ沢山あるのだ。

iMacを起動し、立ち上げて、設定などをしないといけない。いつかはやらないといけない。

てかやらないとはじまらない。

でも今現在の私は

ほとほと疲れ果てているのだ。

まずは、なんと言ってもスタンディングテーブルの組立てだ。

女一人の力ではいちいち持ち上げたりするのはかなり大変なスタンディングテーブルを

ゼロから組立てるにはそりゃ“ガムシャラ”にならざる終えない。

まず何がいけないって

私という人間は本当怠惰な性格で

説明書を読まない。

絶対読んだほうがいい。絶対に、だ。

自分がいつか結婚して子供ができてそのまた孫が出来た暁にはその孫への手紙に

『〇〇や、何であろうと新しいものを買ったら必ず説明書を最後まで読みなさい。』

と記してもいいくらいだ。それくらい自分自身の悪い癖とわかっているのに

読まないのだ。

病気だな、これはもう。

『説明書拒読病』

読み方は“せつめいしょきょどく病”て感じだろうか。

響きだけでもかなり、重い病気に聞こえる。

結果今回も組立て方の図だけを曖昧に流し見しながら組立てていっていた

最後の付属品みたいなをつける図まできた

（意外と早く終わりそうだな。へっへへ）

そんな安易な想いに心を浮かせていると

図のイラストにあるはずの穴が

私の前にあるひっくり返されたスタンディングテーブルの足元に穴が、ない。

どこを探しても、穴がないのだ。

見当たらないぞ。おい、なんで空いてないんだ、穴！！

空いててくれよ、穴！！🕳

私の心には完全に、穴が空き

そして何よりも私は説明書をちゃんと読むという大切な行事が抜け落ちていた。

もう一度初めからじっくり読むと

第一工程の時点で、つける方向を私が間違えていたことに気づかされた。

完全に自分の落ち度だ。

自分で掘った穴に自分で落ちたようなものだ。

私は穴だらけだってのに

なんてこった。

結局、全部のネジを取り外し

また初めからはじめた。泣きたかったし

実際シャッフルにしていたApple musicから大好きなエモい曲が流れてきて若干、泣いた。このこととは全く関連はなく泣いた。疲れてる時って、そうなる。

情緒どうかしてるぜ。

そんなこんなで最後までまたようやくたどり着いたのだが

最後の付属品パートでまた問題が発生し、結局最後のパーツはつけないという

商品的には未完全なままで、完成ということに

無理矢理した。

だから少しガタガタしてる。未完全なゆえの弊害だ。でももういい。

出来ないものは出来ないし

不向きなものは不向きなんだ

私はそういう人間だ。

少しガタガタしているスタンディングテーブルに手を置いて、ガタガタ音を立たせながら

（…まるで私だな）

と心の中でフッと薄ら笑い

今に至る。

そんな現状を、とりあえず綴ってみた。

秋の入り口。

私は汗だくだ。