SHOWROOM【まりゑ配信】

2ヶ月、毎日配信

無事ロングラン公演
千秋楽を迎えることが出来ました。

わーーーーーー（両腕プチョヘンズァップ）

そして改めてもう2ヶ月、経ったのか。。。と幾ばくか立ち尽くしてしまう。

2ヶ月前の私と
2ヶ月後の私は

何か変われているだろうか。

ひとつ、言えることは

“自分のホームグラウンドが出来た”

2ヶ月前の私にはなかったであろう、
愛おしくて、尊い、大切な場所が出来た。

『リトルショップオブホラーズ』の公演が中止になり、打ち上げすらも出来ずみんなと別れ…

不透明すぎる日々がいきなり目の前に広がり
なす術もなかったあの頃。

携帯の中にあるスケジュール帳は空白になり、
顔を上げ、静かな部屋を見渡すと

そこにもどこかポッカリと空白が存在している様だった。

自粛中の誰とも会えず、
ずっとお家にいることの目に見えないストレスだったり
焦る気持ちだったり
カタチなき敵に対してどうすることもできない恐怖

少なからず、私の身体のどこかに
洗っても落ちにくい“油分”みたいにへばりついていた。

ただ、それと同時に

『こりゃ負けてらんねぇな』

というフツフツとした歪な形をした
感情も湧き上がってきていた。マグマみたいな。

ーこの“非日常”な日常を残しておきたい。ー

漠然と思い立ちまずは動画記録として【まりゑ日記】を始めた。

日に日に、頭の中消しゴムが肥大化する私にとって
写真や動画でその断片を残すことは、とても意味のあることだった。

人生で初めてといっても過言ではないこの状況は
幾ばくか映画の中に迷い込んでしまったようなどこか、この現実が宙に浮いてるような感覚を残しておきたかった。

家にいないといけない＝仕事ができない

この現実だけは、宙に浮くことなく
何トンもする岩のように
私の脳天からズドンとのしかかってくるのであった。

“モチベーション”

日々生活する中で、何をモチベーションにするのか…

私にとって、
やっぱり“エンタメ”だった。

家にいても楽しめること、
発散できるものを模索する中で辿り着いたのが

【まりゑ配信】を毎日配信することだった。

毎日、配信なんて、飽きちゃうかなぁ

みんなも、
そして私自身も…大丈夫かなぁ。

正直、未経験値すぎてどうなることやら全くわからないままはじめていた。

“毎日、夜の9時に集合”

みんなから大変だね。
えらいね。頑張ってるね。

と沢山言ってもらえたけど
私からすると、

むしろ、この配信があったおかげで
自粛中。毎日に彩りを与えてもらっていたと思う。

明日は何しようかな！
明日は何歌おうかな！
明日はお絵描きしようかな！
明日はバーチャルスナックでよいどれをやろうかな！

毎日、自分自身との企画会議は
とても楽しかったし充実していた。

それも【まりゑ配信】の存在のおかげで
そして何より待ってくれるみんながいてくれたからだ。

自分の性格上
“自分のためだけ”にはあまり頑張れないというか、全然興味がない。

でも“誰かが待ってくれてる”とか
“きっとみんなはこれをやったら楽しんでくれるかな”とか
そういうことを考えるのは大好物だし、むしろ興味しかない。

自分の原点は、そこにあるんだと思う。

いつだって誰かを喜ばせたいんだよな。
笑ってもらいたいんだよね。

そんな原点回帰が出来たのも、この2ヶ月間の賜物だ。

日に日に、【まりゑ配信】に遊びに来てくれるみんなに《鬼》という通称ができたり

鬼同士で仲良くなってたり
鬼同士で盛り上がってて、私は置いてけぼりで

「ねぇ、何の話してんの？」

みたいな瞬間があったり
紛れもなくそこは

あったかいんだからぁ〜

だった。（クマムシ元気かな）

面と向かってないぶん
そこにいるみんなも、人見知りすることなく色んなことを話せた。

SNSならではの出会い方のおかげで
みんなの心の門みたいのが
きっと広めに開かれいたと思う。

いい空間になってて、
私自身本当に心地よかった。

外に一歩でたら、コロナの野郎がのさばり
自粛警察やら、マスクが何でないんだと怒ってる人とか、なんだか世知辛い情景ばかりなのに

あの空間はただ、ただ愛に溢れていて

顔と顔を合わせてない空間は、
思いやりでいっぱいだった。

へべれけに酔っ払ってレロレロしている私を温かく見守ってくれて←いい加減にしろ

この2ヶ月が

“コロナの野郎にやられた”2ヶ月ではなく

“大切な場所ができた”2ヶ月になった。

この“note”を知り
初めてファンクラブ的なサークル【鬼ヶ島】も立ち上げられて、とても嬉しい。ずっとこういう場所が欲しかった。

この2ヶ月間、
一日たりとも
無駄な日がなかった。

本当に、ありがとう。

2020年
誰も予想できない展開祭で
私たち人間はいつだって踊らされるばかりだけど

でもね、

踊らされてると見せかけて
私は自ら進んで、

踊ってやりたいよ。
もんすごい髪の毛振り乱してさ。

かけがえのないこの2ヶ月

そしてこの先まだまだどうなるかは
誰もわからないし、知らないし、不安だし、怖いし、

そして、それでいい。

いつだって真っ正面から、
大腕広げて言ってやるんだ

『さぁ、かかっておいで！！』

ってな。
私は負ける気がしないよ。
だって、かけがえのない大切な場所に尊い鬼たちがこっちにはいるからな。鬼だぞ？鬼。
敵に回したら最悪だぞ？鬼だかんな。

そういう心情でいる。

だから、私は正直

“鬼強い”んでよろしく。

明日から水無月。

梅雨のくせに、水無月。

2020年後半戦に向けて、ドキドキが止まらない。

そのドキドキを一緒に楽しめる場所がある。

だから大丈夫。
未来はきっとそんな悪くない。
そう思ってもらえるように、私は生きる。