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初対面の人に敬語を使えないダンサーからのメンタル自衛術

ダンサーという人種は、基本的に見た目が若い
それだけにお互い相手の年齢が推測しにくい

それだけが要因ではないが
敬語を使わないダンサーが一定数いるのだ

普通、相手が年下だとわかってても
初対面はもちろん敬語使うよね

・相手→敬語使わない
・自分→敬語使う
・結果:相手→自分というマウント発生

こういうことがしばしばあるのだ

本当になんで彼らは敬語を使わないのか?
心理と背景を考えてみる

まずどんなケースで発生するのか?

これはレッスンでも、クラブイベントでも。

レッスン
さすがに生徒側が先生に対して
敬語を使わないシーンを見ることはないが
生徒同士だとそういうことはままある。

クラブイベント
レギュラーパーティで遊んでて
その場のノリで仲良くなるなら問題ない
問題は誰かの紹介で繋いでくれた時
ここでいきなりタメ語ぶちかますヤツがいる

なぜ彼らは敬語を使わないのか?

考えるに、三つの可能性がある

①こっちの年齢を下と推定している
②自分の知名度を過信している
③敬語を使うと自分のブランドイメージが崩れることを気にしている

普段リスペクトとか言ってるクセにね

敬語を使う=自分が下になるという思い込み

つまりは、そういうことだ
彼らはマウントを取りたいのだ

なぜマウントを取りたいのかって?

自分を少しでもよく見せたいからさ

よく見せたいなら敬語使うべきって思うだろ?

いや違う

彼らは自分の地位をよく見せたいだけなんだ

自滅する彼ら

でも彼らは勝手に自滅していく
安心してほしい

例えばよく発生するケースを紹介すると…

こちらが30代、彼らが20代
彼らは知らずにマウントを取りまくってくる
一方こちらはひたすらに丁寧だ

当たり前だ、初対面なのだから

彼らは一通りマウントを取って気分が良くなるが
大概の場合、30分後に戻ってくる
微妙な表情とモゴモゴした言葉を携えて

誰かにこちらの年齢を聞いたのだ
またはキャリアを

やらかした彼らがまず気にすること

自分より上の人には滅法弱いのだ、彼らは
なぜかって上昇志向が強いから

上昇志向が強いからこそ、
常に自分の地位を上に押し上げたがるのだ

そんな彼らだからこそ
上下の機微には非常に敏感なのだ

ダンス業界で長く居続けている人達に
このやらかしで彼らを追放しようなんて
思う人たちはいないが…

しかし彼らはそういう結末を想像する

想像するのは彼ら自身がそういう人間だからだ

人間は自分で選択しうる行動は
常に他人も取りうる行動だと考える

そんな彼らに対し僕らが取りうるべき行動は

ただひたすら放置だ

彼らのほうが年上でキャリアがあったとしても
彼らのほうが年下で、こちらが年上だと気づかないままだったとしても
ほっといていい

調子づいたマウント取る彼が
さらに他の仲間を紹介することがある
他の仲間は
「コイツがタメ語で話してるなら、きっとこの人は下だな」と思ってしまうかもしれない
それでもほっといていい

彼らは僕らになんの影響も及ぼせない

二点考えてみよう

①彼らはいつまでのさばるのか?
いや、近いうちにどこかでやらかすはずだ
そして本当は良い人間だとしたら更生するし
小心者ならビクビクして踊りがダメになるし
本当のバカならみんな去っていくだろう

②僕らの大切な仲間に影響は?
何もないはずだ
どこかの誰かがこちらにマウントを取ろうと
その様子を仲間が見ていようと
仲間の認識や態度が変わるわけがない

自分と仲間の関係性は、自分と仲間のお互いの行動、思いやりによって構築されてきているものなのだから

もし変わるならそれは友達をやめたほうがいい

ーーー

ダンス業界は様々な人間が集まる
業界に入る年齢も様々
ダンサーとしての知名度と年齢は比例しないのだ

実力次第で若年でも有名になれるし
仕事を貰える世界でもあるのだ

そして何より、もともとアンダーグラウンドな世界なのだ

ひと世代遡れば、そういう人間が多かったのだ

でもそういう人間もダンスで食べるようになり
今では口を揃えてこのシーンをクリーンにと言う

でないとこれ以上シーンは広がらないからだ

つまり、敬語が使えないダンサーは駆逐され
より良い世の中になる

敬語の使えるダンサーたちは安心して踊っててほしい


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