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カラスノエンドウで春の色

こんにちは。タップダンサー・振付家のおどるなつこです。
3月は来年度への諸々の申請や、補助金事業の報告書など、事務仕事がメインですが、お花見会場でのパフォーマンスなども予定されています!

カラスノエンドウ

お庭にも大量にカラスノエンドウが勢力を広げてきています。
畑が覆われる前に、程よく育ってきたものを抜きました。
これより大きくなると茎が硬くなっていくので、今一番抜きやすい。

せっかくこれだけ抜いたので、草木染めすることにします。

草木染めの方法

私は縁側の焚き火で行いますが、キッチンでも簡単にできます。

1.取った草を一晩水に漬ける。
2.そのまま火にかけて色を早く抽出するための重曹(アルカリ)を加える。
3.水に濡らした絹かウールの染めたいものを入れて一緒に煮る。
4.時々混ぜながら一晩置く。
5.絞って、ミョウバンを溶かした水に半日ぐらいつけておいて、洗って干す。

時間をうまくかけてあげたほうが染まりが良いので、私はこんな方法でやっています。染めるものが草だらけになるのが嫌な方は、草の方をあらかじめネットに入れておくと良いと思います。

バケツを火にかけて草を煮ます

野草で染まる色

野草で染まる色は、とても淡いです。媒染液を工夫すれば、もう少し鮮やかな色に染めることもできますが、私はこの淡さが気に入っています。春の色って感じ!

ミョウバン液につけてひなたぼっこ

カラスノエンドウはこんな薄灰緑に染まります。
ホトケノザはもう少し黄色になります。
ヨモギはもう少し灰色が強い感じ。

草木染めは本来長い時間ぐつぐつ煮ることでより色素を抽出できるのですが、去年試した太陽染めの経験から、少し色素が出てきたら、あとは太陽光の力を借りてひなたぼっこで加熱時間を稼いでいます。

猫も一緒にひなたぼっこ

媒染液もぬるま湯を用意するだけで、あとは日向に放置。長いこと火の番をする必要もなく、お手軽に草木染めができます。
ひなたぼっこ万歳!

染まったかにゃ?

染まった布は近々のイベントの衣裳にしようと思っています。


地下水脈をおどる

最近は地下水脈についてのイメージをタップのアカペラ作品にしています。
私の住む鎌倉は、地下水脈が豊富で、よく岩盤の隙間から水が滴っていたり、紫陽花の名所が多いのも、そのためです。

地下水脈は、地上の空気の流れによって動き方を変えるそうです。
だから、地上を整えたら、地下水脈も整います。野生動物がいれば、自然と獣道ができて地上の空気の流れができるのだそうです。
目に見えない部分の動きが、実は目に見えるところの反映だというのが、とても奥深く面白い。

庭の草を抜きながら日向ぼっこしている生活が、こんなふうに作品に投影されるのもまた良いかな。

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