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きおく。祖母と祖父のこと

祖母は祖父と再婚である。

祖父には愛する内縁の妻がいたが 病気で亡くし
その後、祖母と出会い 結婚。
祖父としては、これが初婚だったはず。

一方、祖母は 祖父と出会う前
結婚前の娘さんを二人 置いて
なかば 駆け落ちというドラマチックに
祖父と一緒なったらしく、
いわゆる 腹違いの兄弟である 私の父の事を恨んでいたという話しも聞いたことがある。

祖父と祖母は 年齢差があり、父が高校生になる頃には寝たきりで、大変 苦労したっていう話を 母からは聞かされている。

余談 。 祖父が子牛の売買の仕事をしていた為か、父親は一切 牛を食べなかったです。
私は大人になるまで 牛の味を知りませんでした。
大人になってから友人と焼き肉に行き 生肉を目の当たりにしてカルチャーショックを受けました。

そんな 結構ごちゃついた うちの父方の家庭環境の悪さは 少々ジャイアン気質であっても目をつぶりたくなる 母の気持ち、分からなくもない。

あ。そうそう、うちのお墓、
(石が並べてあるだけだから
お墓と言っていいのか、わからないけど)
祖父といわゆる内縁関係であった女性のお墓もあるらしい。そういう事って ちゃんと後世に伝えてかないと、ほんとわからないよ。おじいちゃん。後ひとつある、あの石は誰なんだい?

そうして、うちの父親にとって、実質 身内と呼べるのは、祖母だけだったのも 父が孤独であった要因のひとつであることは 間違いないと 私は思う。

そう、父は ずっと孤独だった。。。