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朝に続く道を歩き続ける


深夜1時半、この時間ってなんだかポエマーになることも恥ずかしくなくって痛い自分も許される気がして、だけど夜のあいつに飲み込まれそうにもなって。やっぱりわたしは朝が好きです。



君が好きだった花の名前を僕は知らない。
君が読んでいた小説を僕は読んだことがない。




幸せってこれだ!という1日を過ごしました。


仕事終わりに友達がお家に泊まりに来てくれて、次の日の朝方一緒に朝市に行って、お昼からその子の友達と編み物をしながらお花見をして、そのまま夜大好きなバンドのライブを見に行きました。

なんだかいろんな感情に包まれてあったかい気持ちになってわたしってこんなに幸せでいいのかな?と夢を見ているようなふわふわした感覚でいっぱいになった。

わたしこのまま空も飛べちゃうかも。


新しく友達と呼べる人が出来た。
その子は出会って7年になる友達の友達で、言っていた通りすごく可愛らしくて柔らかい花のような女の子でした。

わたしはあまりコミュニティを広げるのが得意ではないのでこの感覚が久しぶりですごく嬉しかったです。
素敵な友達の友達はちゃんと素敵な方だと決まっています。

また一緒に楽しい時間を過ごせたらいいな🎶
こんな機会を作ってくれてありがとう!


出会って7年になる優柔不断なわたしたちはたくさん出てる出店が並ぶ道を何往復もして春って最高じゃない!?と何度も同じことを言って笑う。

そういえば去年の夏も、夏ってだけで最高じゃない!?と会うたびに言い合っていた気がする。

でもさ、春ってだけで、夏ってだけでなんかなんでも出来る気がしちゃうんだよね。
多分季節はわたしたちを迎えに来てくれている。

一緒に季節を巡るって人生のお裾分けだよね。
半袖も長袖も同じように袖を通せるって一緒に季節の旅をしているみたい。
わたし、ずっとそんな感性を忘れないでいたい。


その子と会う日は決まって今日暇?という当日の連絡から始まることが多いし、唐突に音楽だけが送られてくるし、こことここに行きたいあれも行ってみたいと体と時間足りねえよと思わんばかりの場所が羅列されたLINEが来たり。


こんな友達がいるわたしって最高に幸せ者!
きっとわたしは前世で世界でも救ったんじゃないだろうか。


そういえばさっきも春をまとったLINEが来ていた。
あまりsnsは好きではないけれど、こればっかりはどこでも繋がれるiPhoneに感謝せざるを得ない。

藤まつりもネモフィラ畑もバラ園も植物園も全部行こう!全部楽しもう!!!
そのままわたしたちが春になってしまおう!


朝市でサボテンと多肉植物をお迎えしてから植物の良さに感化されているのが分かりやすくて面白い。
わたしは影響されやすい人間なのだ。
何色にも染まれる、何にでもなれる自分がわたしは単純で少しだけ好きかもしれない。


''これ以上悪くなることもない
なんとなく歩いてけば なんとかなる''




バイトを始めることにした。

仕事終わりに親友と明日何しようかな〜と電話をしていて、思い浮かぶもの全てにお金がかかるよねと話していると『なんかバイトでもしたら?言ってたじゃん』と言われ、たしかに!といろいろ見ているとInstagramでスタッフ募集の投稿が目に入る。

DMが苦手なわたし、聞くなら店頭がいいから明日行こっかな!と言うと『暇なら今から行ってみれば?』と彼女が言う。

なんだかこれがわたしの分岐点だと感じて仕事終わりの家までの帰路をお店へと方向転換させる。
ワクワクする。今までのわたしなら行ってなかっただろう。
だけど、思ったときに行動しないときっとわたしは後悔する。ずっと同じ場所で足踏みをし続けるんじゃないかと思った。

お店に入って最初に声をかけようとしたけれど、お客さんが多くてひよってしまった。
なんなら一度お店の入り口の前まで行ったけれど車に戻った(笑)

コーヒーを頼んで数時間過ごす。
文章を書いたりプレイリストを作っていると時間なんていうのはあっという間に過ぎていくものですね。
途中カネコアヤノのライブ音源が流れて内心かなりテンションが上がったりもしたけれど、ずっといつ声かけよう…とドキドキもしていて少し落ち着かなかった。


お会計の時に尋ねると、早々に次の日に面接もどきの日程が決まった。

次の日オーナーさんに『店頭で直接聞いてくる人は初めてでした、行動力すごいっすね』と言われ嬉しさが抑えきれず変な顔をしていたと思う。
これから宜しくお願いしますと挨拶をするとそれから永遠に音楽の話をしていた。

出してくれたコーヒーも、それを飲みながら吸うタバコも、オープン前に店内で流れるandymoriも全部、全部わたしに微笑んでくれている気がしてしまった。

今のわたし、今までで1番生きてるかも。


新しい場所、新しい人間、新しい季節。
これからどんな日々を送り、どんな人と出会い、どんなことを感じてどんなことを考えて、どんなことが得られるのか。


人生は全部わたし次第だ。全部無駄にしたくない。
楽しいも悲しいも全部わたしの選択で意思で決めたことだ。
わたしの人生はわたし自身が最高の物語にする。



''過去のわたしへ''
いっぱい泣いたことも、不安で眠れない夜も、苦しくてご飯が食べられなかったことも、何も変われていないと悩む日々も、全部未来のわたしがどうにかしてやるからな!!!大丈夫!いっぱい悩んで考え続けて傷ついて泣いても大丈夫!
ぜーーーんぶ!わたしがなんとかするからね!


涙に濡れた春の兆しがだんだんと温かさと意思によって緑の葉に移り変わって行く。

一緒に笑い合ってくれる友達、背中を押してくれる友達、周りを見渡せばわたしにはたくさんの味方がいる。
みんながいれば、わたしがわたしを見失わなければ、わたしはずっと大丈夫だ。


''拝啓 今日夢に出てきたあなたへ''
今日、あなたが夢に出てきました。本当は昨日も夢に出てきました。
内容はあまり覚えていないけれど、夢の中であなたが笑顔でこちらに手を振っていた場面だけは鮮明に脳裏に焼き付いています。
どんな春を過ごしていますか?
きっと変わらずたくさんの人に囲まれて楽しい毎日を送っているのだろうと思います。
あなたに話したいことがたくさんあります。
◯◯ちゃんはお喋りなところがいいよね。とあなたが最後に言ってくれた言葉、わたしは素直に信じてしまっています。
あなたと行きたかったイベントの最終アーティストが発表されました。
来年こそは、今年は、本当に一緒に行けると思っていました。
だけどきっと、その頃あなたの隣にいるのはわたしじゃないのかもしれないですね。
もっと可愛くてお洒落で根暗じゃなくて明るい音楽が好きで友達がたくさんいるsnsがキラキラしている太陽のような女の子が似合うとずっと思っていました。
どうか次の季節も元気で。わたしも頑張ります。


わたしはわたしを生きる。
変わらなければと思っていたけれど、わたしはわたしのままでいいのかもしれない。
誰かが言った『◯◯ちゃんはそのままでいいよ』という言葉、その時は素直に受け取れなかったけれど、今ならその言葉もちゃんと心にしまえる気がする。

わたしは優しくない。だけど思いやりは忘れないでいたい。優しさの本質は海のように広くて深い。わたしも分からないでいる。
変わるものと変わらないもの、全て時間の流れに身を任せてまた新しいわたし探しの旅に出る。


寄り道、脇道、回り道。しかしそれらも全て道。


どこへ続くかまだ分からない道、その先に何があるのか見にいこう。


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