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2023年7月のプレイリスト

その月に私が出会った曲(たまに例外あり)の中で特に好きなものをまとめたプレイリストを作っていまして、それを紹介する記事です。

7月のプレイリストは全部新譜でした。
1曲だけ6月リリースですが。

今回は軽めに。



1.Be My Baby / リュックと添い寝ごはん

リュクソは、新譜が出る度にちゃんと追ってるって感じではなくて、気付いた時に新譜が出てたら聴くみたいな感じ。

奇を衒わずに物凄くシンプルなポップソングで、ちゃんとカッコよくできるの凄いですよね。
星野源だって髭ダンだってどこかしらフックがあるというか、歌いにくいけどクセになるようなメロディーが入ってたり、「何この転調?」みたいなのがあったりするけど、リュクソはそういうのが全然ないイメージ(リュクソも含め、上記のミュージシャンの曲を全部聴いてるわけじゃないのであくまでイメージです)。

引き算が上手いと言うか。
例えば、1番Aメロではベースがなかったりギターがちょこちょこ単音引きしたりする程度で(ベースの代わりにキーボードがルート音厚めに弾いてる?)、隙間をいっぱい作ってあるけど、サビではガッと全部の楽器が揃ってそこが満たされる感じ。

とにもかくにも、「お願いジーザス」に続き、この曲によってまたもやドミナントマイナーが最高だということが証明されました。


2.We Didn’t Start the Fire / Fall Out Boy

中学時代はGreen Dayから洋楽に入ってポップパンクをいっぱい聴きあさってたんですが、そのうちエモ系に行き、FOBに辿り着いてめちゃくちゃ聴いてました。
Patrick Stumpが世界最高のボーカリストだと思っていた時期もあります(今でも相当上手いと思ってますが)。彼ぐらい歌えるようになりたいと何度思ったことか。

この曲は普通にFOBの新譜だと思って聴いていて、さっき初めてこのリリックビデオを見たんですが、これBilly Joelのカバーなんですね。
原曲では、Billy Joelの誕生年(1949年)から曲のリリース年(1989年)までのトピックが歌詞に出てくるんですが、このカバーでは歌詞が現代版にアップデートされ、1989年からカバー版のリリースまでのトピックになっているようです。

基本的に通勤時間に音楽を聞くので、特に英語詞の場合はしっかり読み込めていないことが多いんですが、これに関しては今後歌詞を見てちゃんと知らないトピックは調べてみたいなと(ただし、英語版のWikipediaを見たところ、この歌詞には結構否定的な反応も多い様子)。

原曲もめちゃくちゃかっこいいけど、FOBのカバーは一聴すれば「FOBだ!」って分かるのがすごい(私だけか?)。
全く言語化できないけど、サウンドの質感というのかな。


3.あけぼの (2023) / 折坂悠太

以下の記事によると、2014年にMySpaceで公開していた作品「あけぼの」の再録版とのことです。

もともとオリジナルバージョンも好きなんですが、再録版があまりにも好みでした。
「正解が出てしまった」感というか、これ以外のアレンジが見えないというか。
全ての音が、必然として、しかしとても自然に、そこにある感じ。

約5分半。サブスク時代の曲にしては結構長い方かもしれませんが、全然長く感じない。
良い曲〜〜〜。


4.MAKE / ん・フェニ

これは完全に今回初めて知ったミュージシャン。
YouTubeのトップページに出てきたので聴いてみたんですが、「おお!良い!」と普通に声を出しました。

飲み込んでた
不満を
あなたに返すわ

怖がる暇はもうない
私の人生

作詞:ん・フェニ

(いや、「アラサーのおっさんが聞いてるのキモいな」と思われそうなのは理解してますが、逆にそういう安易なカテゴライズをしたりそれを他人に当てはめたりする人はちゃんとこれを聞いてるんですかね?という仮想敵へのカウンターを出しておきつつ、)上に引用した歌詞が物凄く良い。

他の箇所ですが、「魔法より確かな方法」とかも、シンプルな言葉だけど素敵な表現で、韻の踏み方もちょうど良い。

ん・フェニの他の曲も聴いてみたいし、新譜もこれからちょこちょこチェックしようかなと。


5.Your Melody / Meltt

歌詞の意味はまだ掴み切れていませんが、曲もかっこいいし、“Please explain, is my whole life in vain?”という冒頭の歌詞からして、もう聴かざるを得ない。

Verse1の歌詞は、『オデュッセイア』のセイレーンの話がモチーフとされてる感じがします。
読んだことがないので分かりませんが、それ以降も同じなのかな。

Meltt良いですよねーーーーー。


6.少年セゾン / ドレスコーズ

私の好きな志磨遼平節がほぼ全部詰まってるかもしれないと思った1曲。
ポップなメロディ、空耳・掛け言葉・脚韻、煌めきと儚さと切なさの描写。

夢の中のような朦朧とした意識と、理由の不明な行動と、取り返しのつかない感情と。
再現性のないあの生をぎゅっと閉じ込めて葬ってしまうこの季節。

「ともだちがするだけのくちづけ」ってなんだろうか。


あ、この曲のMVを撮影された山戸結希監督のコメントがとても素敵だったので、リンクを貼っておきます。


7.The Show Must Go On / Bruno Major

So you wear the mask, you dry your eyes
You keep it all locked up inside
Pawn your broken heart and sell your soul
And you tell yourself you must be strong
‘Cause the show must go on

作詞:Bruno Major & Emily Elbert

名曲。



それでは。

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