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新卒1年目で『転職を考える』のは結構いい

こんにちは。

私は2020春に大学院を卒業し、某大手企業で働いています。ここ1,2ヶ月、無性に転職したくなり、いろいろ行動してみたので、そこで感じたこと、わかったことを書き記したいと思います。たぶん、私と同じような境遇になる新卒は多いのではないでしょうか。そんな人たちや、今就活をしている人にも役立つと思います。

結果、「あと1年してから転職がベスト」となりました。また、新卒一年目で『転職を考える』のはすごく良いことだと思いました。転職を実際にしてないので、転職そのものが良いかはわかりません。が、相応の理由がってちゃんと準備したら普通に良い転職になるんじゃないかなって思います。

この結論に至るまでと、この結論に至ったその後について書いていきます。


1.なんで転職しようと思ったか

大手っぽさが嫌になったからです。決断の遅さ、裁量の小ささ、手続きの面倒臭さ、成長の遅さ、、、などなど、よく言われている日系大手企業のあるあるです。

入社する前からわかってただろ、という声も聞こえてきますが、当然そう思って入社しています。実際は想定していた5倍くらいその傾向が強いです。てかこんなん外から100%わかるわけないです。

中でも、転職したくなったいちばんの要因は「成長できない」この1点に尽きます。やっぱり、外資系とかリクルートとかベンチャーいった友人と比べると、大手ではどう頑張っても追いつけない差があります。終身雇用が破綻した現代ではこの会社にいる場合じゃないな、と焦りました。

就活の時点では「活躍できるよ!」「成長できるよ!」と、その会社の人は言うと思います。「どういう職種で、どんなプロジェクトの中で、どのように携わりましたか?」とか、「仕事のどんな場面で成長を感じますか?」のように、具体的に聞いておくべきでした。


2.転職のために何をしたか

まずは適当に転職エージェントに登録しました。

6個くらい転職エージェントに登録、相談しましたが、とりあえず転職の理由とか希望職種だけ聞いてそれっぽい求人を紹介するエージェントが多いです。このタイプのエージェントは「求職者の将来とかどうでもよくて、とりあえずどこかに入社させて成功報酬もらいたい」感が強いので、使っても満足な転職は難しいと思います。

6個中2個の転職エージェントは、「本当に転職が妥当な選択なのか」「新卒1年目のビハインドをどうやって克服すべきか」など、応募の前段階を大事にしてくれました。名前をあげるとサムライソウル さんとAnbridgeさんです。ステマとかでは全くないですが、良いものは広まって然るべきだと思っているので、名前を出します。

これらの転職エージェントは、面倒見がいいですが、求人数は少ないです。規模の小ささをサポートの手厚さでカバーしているからですね。

転職エージェントの損得をなんも考えないなら、「面倒見の良い転職エージェントで自己分析や面接対策をし、規模のでかい転職エージェントで求人を調べ、本命企業には直接応募で内定を目指す」のがベストです。

あとは知り合いにめっちゃ相談しました。いきたい会社で働いている友人や、起業家の知り合いなどです。久々に連絡取る人でもかなり親身に聞いてくれるのでありがたかったです。転職エージェントにだけ相談すると意見が偏るので、絶対にいろいろな人に相談してください。


3.転職活動をして良かったこと

4点あります。

①自分の市場価値がわかったこと

転職エージェントの求人を見ると、「Webマーケティング 年収600万」と言った形で、この職種ならこれくらいもらえるという相場がわかります。自分のしている仕事で実績と経験を積めば、多分これくらいの転職ができるな〜という見当もつきます。自分の市場価値を意識しながら働くのは超大事です。モチベにも繋がります。

②理由が妥当なら1年目の転職もできなくないと知ったこと

「面接官に、『それならやめても仕方ないね』と思わせたら勝ち」って上に挙げた転職エージェントの人が言ってました。その通りです。他責せず、他人が納得するストーリーがあれば、1年目でも転職できると思います。第二新卒枠もそこそこあります。

「なんとなく成長できないと感じたから」「やりたい仕事じゃないから」くらいの理由ではまず良い転職は無理です。「今の職場で頭使って精一杯やって、学べること全部学んだから、他のとこ行きたい」くらいじゃなければ、大人しく2、3年そこで働いた方がいいと思います。

③自身のキャリアパスについて考えるきっかけになること

仕事に求めることは何か?業務内容?規模?お金?だったらどの会社?その会社に骨を埋める?また別の会社に転職する?最終的にどうなりたい?みたいなことが明確になります。

転職について考える前は、3年したら転職しよう〜としか思ってませんでしたが、今は候補となるキャリアパスが3つくらいあります。コンサル行ってからベンチャーに良い役職で入ってストックオプションもらお、みたいな。

④将来が楽しくなる

①と③の内容とかぶるところがありますが、「目標の年収や人物像に向けて、どんなスキルを得るために、どの会社に行くべきか」を考えるのは、ゲームっぽくて楽しいです。

仕事が楽しくないけど待遇は悪くない会社に一生勤めてたら、将来に希望もクソもないです。淡々とつまらん仕事こなすだけなので。

将来が楽しみだから、今の仕事も楽しくなりました。


4.転職活動の結果どうなったか

いろいろ話を聞いて総合的に判断した結果、あと1年今の職場で頑張って、3年目で転職することにしました。理由は以下です。

①1年目より3年目のがやっぱ転職の幅が広い。

②現在受けている長期研修や、担当しているプロジェクトが実績として使える。

③2年くらい働いた方がリファラル採用が使いやすい。

ざっとこんな感じです。心を入れ替え、今の職場で精一杯やろうと燃えています。「3年は働いたほうがいい」なんてことは絶対ありません。転職してないですがこれは確実です。「今の会社でめちゃくちゃ頑張って、もう学ぶことがねーな」と思った時が転職しどきです。


5.最後に

「両手に銀貨を持っている。目の前の金貨を掴むには、銀貨を1枚手放さなくちゃいけない」と、相談させていただいた方に言われました。銀貨を失わなければ、金貨を得ることができません。

多分国民性と雇用体制が原因だと思うのですが、日本人は「何かを失って何かを得る」ときに、「何かを失う」ことに恐れすぎていると感じます。転職をしないということは、転職をしてたら得られたはずの経験や地位を失ったことと同じです。「行動をしなかったら何を失うか」という視点めっちゃ大事なんだなと実感しました。

まあ、まだ転職してないんですけど。

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