見出し画像

約1年働いてみて、自分と向き合えていないことに気付いた話

(画像は6月ごろコロナ禍で病んだときに買ったシルバニアファミリー)

2020年の春、大学院を卒業し、会社員として働いている。

今働いている会社は、大学入学時からなんとなく入りたかった会社だった。念願叶ったと言えばそうだ。みんなが知ってる会社で、そこそこお金がよくて、何より安定していた。それがとても魅力的に映っていた。

そんな会社に身を置いて、約9ヶ月。陰鬱なコロナ禍をなんとか乗り越え、職場には馴染むことができている。飲み会や旅行をする仲の良い同期もいる。同期も上司も、みんないい人だ。

会社のメインとなるサービスの裏方に携わっている。部署に配属されたときは嬉しかった。「1年目からこんなアタリ部署でいいの?」と喜んでいた。

「任せられそうな仕事はどんどん任せてください」と上司に言った。1年目にしてはそこそこな業務を任せてもらえた。「1年目からそこそこ頑張ってんな俺」と思った。

年末年始の休みに突入。ほとんど実家でダラダラして過ごした。

「コロナで遊びにいけないせいもあるけど、すげえ無駄な時間だったな」と思いながら休みが明けた。約10日ぶりに仕事を再開した。


仕事が、めちゃくちゃつまらなかった。


「すげえ無駄な」年末年始を過ごし、「もっと有意義に時間を使わなきゃな」と思っていたのがきっかけで、今の仕事が「身にならないし無駄も多い」ことに気付いてしまったのだ。

いや、元からうっすら気付いていた。うっすら気付いていたことが、無視できないほど大きく膨れていた。

社内システムが古く、めちゃくちゃ使いにくくてうざい。社内の調整や承認で多くの時間が取られるのがむかつく。過去に先輩たちが杜撰なシステム構築・改修をしたことの尻拭いのような仕事に腹が立つ。課題解決のために悩むのではなく、他部署とどう折り合いつけるかで悩むとか意味わからん。俺くらいの娘がいる上司が、スクリーンショットの撮り方すら知らないくせに、俺の倍のお金をもらってるってまじ?

一つ不満に気づくと、ワケわからんくらい他の不満が湧いて出て、渦を巻く。

「20代の大事な時期をこんなところで浪費していいのか」と強く思った。この会社は居心地が悪い。

このままこの会社にいて、なんとなく仕事して、これだけ尖っていたカドも取れて、会社にぶら下がるようになって、都内で贅沢できなくとも不自由はない生活をするのも一つの幸せだろう。

でも、俺は仕事がつまらないことが何より許せないのだ。知名度だとか安定だとか、そんな些末なことで、私は私の野心を封じこめていた。

そもそも私はつまらない雑談は嫌いだし、自己紹介は個性を出したいし、自分が常に一番でありたかった。彼女はだいたいメンヘラだった。安定はそんなに優先度が高くない。今思えばこんなこと、25年間自分と付き合ってきた自分が一番わかっているはずだった。

就活の時、人一倍自己分析をしたつもりだった。でも、野心が割とある自分に向き合うことができていなかった。堅実な姉と母の影響と、ただ自分が臆病なだけだったんだろうな。むちゃくちゃ不倫してた父親の度胸を見習うべきだった。違うか。



さて、多分、私は今人生の岐路に立っていると思う。このまま不満を飲み込んで、この会社に骨を埋めるか。一念発起して行動を起こすか。

プログラミングまた勉強するか、はたまたベンチャーとかスタートアップに転職するのも楽しいかもな、とか考えながら、これからのキャリアパスについて、ネットで調べたり人に聞いたりして情報を集めている。本当どうしよっかな。誰か相談に乗ってください。


今回で改めて

「自分の本当の気持ちに気づいても、気づかないフリをする」

って、めちゃくちゃあるなって思った。4年前くらいにこのことを実感してから「本当の自分を見逃さない」ことを徹底してきたつもりだったけど、全然だったわ。これってかなりむずい。うっすいくっさいJPOPみたいなことを言っているけど、これって本当に大事だなあ。素直な自分と素直に向き合えなかったとき、人は後悔するんだ。

まずは自分をよーくみて、目標を立てて、人生についてよく考えてみようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?