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キム・ジョンウン幼少期より13年を共に過ごす

人々よ。

テレビでもすっかりお馴染みの顔になった著者藤本健二氏。

寿司職人として82年に北朝鮮に渡り、一時帰国、再訪朝、ほどなく金正日に請われ、専属料理人になる。

その後、朝鮮人の妻を娶り、90年に朝鮮労働党員となり、朝鮮名、朴哲を与えられる。

日本人ながら、ジョンチョル、ジョンウンの遊び相手に任命される。

ジョンウン幼少期より13年を共に過ごし、その時間を綴った一冊。

まあ、本人の経験談を綴ったものなわけだから、信憑性は判断しようがないが、幼少期からの10年以上も側で見守ってきたのなら、いささか美談に聞こえても不思議はないな。

ただ、朝鮮の歴史等に触れる数多の書籍の中でも、稀有な一冊であることは間違いないな。

本書の発行年が2010年。

書中に期待されたジョンウンは今どうなってるか。

著者が期待したような男になっているか、スイスへ留学し他国文化に触れ、見聞を広め、自国の民を、経済をより良くしているだろうか。

核を勢力抑止力ではなく、自国の発電技術に変換しているだろうか。

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