ウィリアムズ症候群
人々よ。
舞台は横浜。伊勢崎町、日出町、福富町。
昭和のニオイを色濃く残す魔界。
「神戸児童連続殺傷事件」俗に言う「酒鬼薔薇聖斗事件」キレる未成年が世を騒がせていた時代がありましたね。
14歳。子供と大人の狭間。
中学を登校拒否し、ドラッグに溺れる。宗教に帰依し別居中の母、ウィリアムズ症候群という知的障害を持つ兄、援助交際に溺れる姉、何でも金で解決しようとする父。
生きることはゲームだと思っていた少年が、信じる心を取り戻すまでが描かれる。
何だか、疲れる一冊でした。
混沌としてる。
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