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心の病院のハードルが高すぎる

今年の1月半ばから4月頭まで、ほとんど仕事が手につかずぼんやりと過ごしていた。そう聞くとのんびりと縁側で日向ぼっこ的なイメージがあるけれど、実際は全然違う。

やらなければいけない仕事、しなければいけない連絡や相談、返さなきゃいけない返事はたまっていく。それらを見るほどに焦る。

なのに、体が硬くなり動けない。手がつかない。

toDoリストを作る、作業手順書を書く、今までどうやっていたかを思い出しながら紐解くも、それを再現できない。

これは非常に苦しかった。


独立して6年。最初の頃は家賃を払うのもキツかったが、デザイン以外のバイトは一度もしないでなんとかここまでやってきた。

右肩あがりの年商に、法人化も視野に入ってきた。ステージは上がり続けているし、自分でも俺はこんなもんじゃないと思っていた。

なのに、転んだ。理由は不明。気持ちの問題。甘え?豆腐メンタル?資本主義の弱肉強食の理論ではゲームオーバーであり退場コースだ。

独立したばかりのキレキレの自分だったら、弱った自分を見て鼻で笑っただろう。その程度の覚悟で独立だなんて甘すぎるって。働かざるもの食うべからず、結果が出せないプレイヤーならその席をあけろと。


今思うと、これはもはや何かしらの心の病気だったと思う。

そして、病気であるならば、本来は専門家のカウンセリングなどを受けて対応策を一緒に考えるべきだった。


頼るべき時には手遅れだった

体の病気であれば専門医にかかればいい。花粉症は耳鼻咽喉科へ、アトピー性皮膚炎は皮膚科へ。それぞれ診断を受けて薬をもらって、それなりに快方に向かった。

では、延々と晴れない心のモヤモヤはどうすればいい?

2-3日なら気分の問題だろう。低気圧の影響かもしれない。男性にだって生理周期はあるらしいから、そういうホルモンバランスのなんちゃらかもしれない。

でも、1ヶ月以上続くのは異常だ。人生で初のイレギュラーな事態に脳内ではアラートが鳴っている。しかし、壊れていく自分のメンテナンスや対処法がわからない。


おそらく、心療内科や精神科といったメンタルクリニックへ行くべきだったんだろう。それもヤバイと思い始めたらすぐ行くべきだった。1月末頃・・・いや、あの弱気なnoteを連発していた年始の頃に行くべきだったのかもしれない。

でも、心が弱っているときに、行ったことのない心療内科を探して予約したり、初診で受けに行くなんて・・・そんな高いハードルはさらに心が折れる。無理だ。

そもそも健康な時ですら生まれて初めてのメンタルクリニックなんてハードルが高いだろう。そんなところに突っ込むエネルギーがあるなら、心が弱って動けなくなんてなっていない。


健康な時にセーフティネットを準備する

結局、僕は2ヶ月半の休養をとり、メンタル系の病院のお世話になることなく自力で戻ってきた。

でも今だっていつ再発するかビクビクしているし、そもそもこれは治った状態なのか?それとも長期休んだ反動でいわゆる躁状態=ハイテンションになっているだけなんじゃないのか?という疑問もある。

だってこなせる仕事量は全盛期並に戻ったし、睡眠時間も減って2〜3時起きが定番化してきた。即レスにtoDoの先回りもだいぶ戻った。

言ってみればマリオのスター状態だ。こんなの絶対続かないし、効果が切れたら倒れるヤツだと思う。


でもまた動けなくなるのはヤバイから、今の内に準備をしておきたい。

メンタル系は弱ってからでは手遅れだということを学んだので、メンタルケアについて少し勉強していこうと思う。ここら辺、何かいい書籍とか体験談などあればぜひ教えてください。

養うべき家族だっているから、もう一回倒れるわけにはいかないと思いつつ、、、次に倒れても大丈夫なようなチームやセーフティネットづくりが急務だ。転ばぬ先の杖が欲しい。

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