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ONTAKE EXPLORER PARKをセローで走ってきた!

はじめに

ONTAKE EXPLORER PARKって?

バイクのアパレルメーカー「KUSHITANI」が運営する、オフロードパークです。
もともとオフロードウェアを開発するために用意されたフィールドを、一般ライダーにも有料で開放する形で、2023年6月13日にオープン
(当初10日オープンの予定が、雨天のため13日オープンとなった)

ゲレンデマップと一緒に記念撮影~!

開場日時と料金は?

会場が御岳スキー場なので、雪がなくなる初夏~初秋まで運営するようです。
スタッフさんとお話しましたが、10月頃にはスキー場の整備車両が入るため、9月頃までの営業を見込んでいるとのことでした。

現金のほかにpaypayも対応

走行料金は1日3000円。受付テントで受付となりpaypay払いも可能です。
予約は不要なので、当日飛び込みで走行可能です。

コースの営業時間は9時~16時ですが、キャンプ場受付が17時までなので、洗車機利用やクシタニグッズの買い物は16時少しすぎてもできるようでした。

洗車機は2つありました。利用料は550円。

洗車機は2基。持ち込み洗車機が使えるような水道は無い様子

あとはレンタルウェアも5000円で、上下オフジャージ+プロテクターのフル装備があります。オフ初心者の友人とか連れてきてデビューにも良いかもしれませんね。レンタル車両もあるし。

アクセス・駐車場

御岳スキー場(旧名称:おんたけ2240)をナビに入れれば、KUSHITANIのコンテナが見えるのでそこです。

最寄りの高速ICは伊那ICなのですが、そこからさらに下道で1時間20分かかります。
お世辞にもアクセス良いとは言えませんね。。

最寄りのコンビニまで片道45分です。買い出しは事前に。
車の人はクーラーボックスあると良いかと。最悪クシタニカフェでコーヒーは買えますが、自動販売機などは見当たらなかったです。

駐車場はこんな感じ。

オープン2周目の土曜日に行きましたが、自分たち含めて8組程度しか利用者居なかったので、受付前の駐車場に停めました。
受付前の駐車場は10台ぐらいしか置けないので、それ以上になると奥の駐車場に案内されるようです。

自走勢は直接受付テントへ。荷物類も受付テント前に置いたままにできそうな雰囲気でした(貴重品は肌身離さないように)

その他の施設・食事・注意点

クシタニのキッチンカーが7月にオープンするそうです。
私は6月に訪問したので、スキーハウスの食堂でクシタニのキッチンカーメニューが楽しめました。

パスタメニュー以外のクシタニキッチンカーのメニューはすべて揃っていた。また、スキー食堂のカレーも注文できるようになっていた。これは7月以降に消滅するのか不明。

ただ、提供に意外と時間がかかりました。ホットドック1個頼んだのに提供まで8分ぐらいかなー。
ONTAKE EXPLORER PARKは昼休み時間でもずっと走行していられるので、昼食の時間は最低限にして、ずっと走っていたい!という人は、おにぎりとか持参したほうがいいかも。

あと、スキーハウスの食堂もpaypay払いできますが、docomoもsoftbankも圏外でした。なので結局現金払いしました。。
wifiとか無いし、受付テントから離れると圏外になります。

ONTAKEキャンプ場利用者はスキーハウスのシャワールームを使うことができます。キャンプ場利用者以外は、少し下山したところに日帰り温泉施設があります。

コースの雰囲気

基本的にサンドダート。ビギナー向けかなー

公式サイトで全コースの走行動画が用意されているので、そちらを見れば全容がつかめますが、スキー場なのでサンドメインですね。

土に雑草まみれという古典的なスキー場路面

なにやら★1から★5まで存在しますが、★3あたりまでは(ドライなら)トレールタイヤでも足付いてトコトコ走れば全然問題なく走れるので楽しめます。

雨上がりのマディだと水はけ悪そうなので、ブロックが土で詰まらない刺さる系タイヤが良いと思います。

晴れてても一部マディなところも。山の雪解け水のせいなので仕方ない。

気持ちいい~!って感じではない…

雪解け水が流れるので、晴れの日でも水たまりができる場所が存在するそうで(スタッフ談)、
水切りもところどころありますので、あまりハイスピードで走ってると吹っ飛ぶので注意しましょう。

ファンフェスやパインビークと違って、スキー場のてっぺんまで行けるコースにはなっておらず、スキー場だからといって景色を期待して行くとちょっとがっかりするかも。

コース内で最も高い位置はスキー場全体の半分あたりの位置なので、、、将来的に山頂まで拡張されることを期待しています。

公式サイトの映像の通り、実はどのセクションもバイク1台分の幅しかない。

あと、★1の移動路以外は、どのセクションもバイク1~2台分の幅しかありません。
ガラガラの時に行ったので、あまり苦に感じませんでしたが、1人でも転倒者が出ると大渋滞になる気がします。

この辺りはオフロードコースとして作られたフィールドではなく、あくまでスキー場を借りているコースなので仕方ないですね。。

公式の案内図

印象に残ったコース

全コースの所感を書いていくと長くなるので、印象に残ったコースだけ感想を書きます。
公式的に★1~★5まで付いていますが、コンディションでだいぶ違うのか、★5のほうが簡単だったり、意外と★の数字は参考にならなかった印象です。

全コース最難易度と感じた★4 HOLESHOT HILL

東エリアのダウンヒルですね。

東エリア自体が、雨上がりだとかなりマディなので、「もし東エリア行く場合は受付に声かけてください」と説明がありました。
どうやら帰ってこれないレーサーも居るようで、もし帰ってこれなくなったら、「おんたけ休暇村」さんの敷地から軽トラで救出しにいかないといけないんだとか・・・

個人的に最も難しいと思ったHOLESHOT HILL。この看板が見えたら覚悟しよう。1周目はエンジン切って+バイクから降りて挑むのを推奨。

私の体感ではHOLESHOT HILLが全コースの中で一番難しかったです。
急こう配のダウンヒルで、山林の中なので路面はチュルチュルな感じ。

ミスると崖下に落下して、帰ってこれない感じのコースです。
ここだけはしっかり公式のコース案内動画見て予習したほうがいいです。

仲間と一緒にコースアウトしたバイクの引き上げ。ソロだったら閉場まで気付かれず死んでたかも。

私も1周目、落下してコースアウトしました。
友人と一緒に行ったので助かりましたが、自分が先に落ちた後に、上から自分のセローが降ってきて、腰にバイクがのしかかって本当に身動きとれなくなりました。
プロテクター必須。PODのニーブレース必須!もし付けてなかったら骨折コースでしたよ。

たぶん救急車が到着するまで1時間は掛かりますね。あと最寄りの病院まで1時間。遊ぶ時はプロテクター絶対大事です。

ちなみに受付テント周辺以外は携帯電話も圏外になるので、ソロで行く人は要注意です。
ビギナーを連れて行こうとするベテランの方は、誘うからには車両引き上げ用のロープぐらいは念のため持っていきましょうね。誘う側のマナーです。

直登!★4 HOLESHOT ESCAPE

東エリアのヒルクライム。HOLESHOT ESCAPE。
直登コースですね。

★4 HOLESHOT ESCAPE。一直線に登り。写真では見えないが更に奥も一直線の登り

途中から勾配がきつくなるタイプの坂です。
体重移動をちゃんと行い、かつ非力なトレール車などは登っている最中にシフトダウンするテクニックが必要です。

気持ちいい坂、、に見せかけて、実は御岳スキー場の中でもっとも下段にあるヒルクライムなので景色は微妙です。

総まとめ? ★5 HOLESHOT COURSE

★4 HOLESHOT ESCAPEの隣にあるのが、★5 HOLESHOT COURSE。

ヒルクライムですが、
緩やかに右へ左へカーブしながら急こう配を登っていく、
途中に水切りもある、といったONTAKE EXPLORER PARKの各セクションの総復習みたいなコース。

なのですが、ここに至るまでの★4コースをクリアできていたら、正直そこまで苦労しません。
誤って停まっても再発進できる分、★4 HOLESHOT ESCAPEより簡単に感じました。

例によってここもバイク1台分の幅しかない。そして意外と簡単。

雨だったらまた印象変わるのかもしれません。

全体的なコースの感想

ビギナーはコース西側エリアでいろいろなアプローチを試して練習できるので楽しいと思います。
初心者でもトコトコと足付いて走れば完走できるようになっている良いコースでした。バイク倒しても傷がほとんど付かないフカフカ路面なので、思う存分練習できるのでほんとビギナー向け。

ただ、OGAチャンネル監修で作られた★3 OGA WOODSをスタンディングしたまま走りきるの、ビギナー以外でも結構良い練習になります。

セローで走ってみて。総評

サマーシーズンのみ営業とはいえ、バイクイベントでもないのにスキー場をオフロードバイクで走れる場所ができたというのはかなり喜ばしいですね!

難易度もトレール車で全コース完走できた易しめの難易度です。

あとやっぱり標高高いので、真夏でも涼しそうなのが良いですね。
アクセスは不便ですが、真夏にオフ遊びするなら、このぐらい標高高い場所になりますよね。

日帰りだとちょっとしんどいので、次来る時はオフ走行ついでにONTAKEキャンプ場でキャンプしたい。

あと、今のコースだとやっぱり展望が寂しいので、第7クワッドリフト(スキー場最上)まで行けるようコースが拡張されることに期待しています。

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