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夏を制するものは

よく受験勉強で言ってたじゃないですか。
「夏を制するものは受験を制す」とかなんとか。

高校三年の夏後半。思い出してみると
8月まで部活やってたわけです。
で、スポーツで大学行ったり社会人で続けたり、ましてやプロでやる、みたいな覚悟は到底持ち合わせていないんだけど、さりとて今さら感が漂い始めたりもする。
そんな夏休みに、とある英語の先生が特別な受験用の講義をやると。確か所信表明の作文かなんか提出して認められないと参加できない、みたいな感じでした。かなり歴代に渡って有名な講義で、「あれを受けたおかげでギリギリ受験に間に合った」みたいなOBの声も聞こえてきたりなんかして。でもって、「口から生まれてきた」私にしてみりゃ、その先生を惹きつける所信表明なんざ余裕で書けるわけです。なんせ日本語でだったし。英作文だったら間違いなくダメだったでしょうけど。で、参加できることになったんですが。。。。甘かった。もうね、昭和の時代の都立高校ですから。冷房なんざあるわけもなく。大教室でムンムン状態。とにかく机に乗せた腕が汗でずるずる滑るはノートがシナシナになるわ・・・その不快さで勉強どころじゃない・・・ってのが私の逃げ口上でした。一日に30個くらいのノルマがあるんですが。何のって英単語のですよ。で、家でこれをやらない。理由は他の科目の勉強したいのに縛られすぎだと。これまた逃げ口上。
結局途中から行かなくなりまして。あれほどやる気満々な口上を述べたにもかかわらず。逃げ口上積み上げて塀の外へトンずらです。受かるわけないよね。当時の爆発的に受験生がいた時代に。

あれから何十年も経っているのに。

私は思うんです。

未だに夏を制することができないと。

家でね、何もやる気が起きない。
ああ、早く湿度がさがれば。きっと俺はまた机に向かうんだと。
向かわないですよ。毎年の事ですもの。

いいですか。

夏さえ終われば、涼しくさえなれば。

それっていつのことですか?

9月?いえ、今の日本ならへたすりゃそれって10月直前。
つまり。

今年もそろそろ終わっちゃうわけですよw

その頃には
大河の秀吉だって死んでますよ。
石田三成大暴れですよ。
コケるけど。

そう
涼しくなるころには一年の大半が過ぎてしまうんです。

遊びだろうが趣味だろうが個人の目標だろうが何でもいいですがね

涼しくなったら頑張るって
嘘ですからね。

だって一年の大半が終わってから頑張るも何もあなた、っていう。

夏に踏ん張る。とにかく夏の間に。不快指数に全身からまりながらもがく。

この歳になってようやく気付きました。

夏に怖気づいたり
げんなりしたり
ましてや逃げ口上のネタ探せば山積みのこの季節。

なんとかしてみようよ自分。

だもんで、そろそろ壊れた椅子を何とかしないと。書き物がしづらくてかなわん。

いかんいかん。これも逃げ口上だった。

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