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sloanの傑作2nd

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グランジ末期にデビューし、パワーポップバンドとして大御所の地位を築いたカナダの四人組バンドSLOAN。
これは94年の2ndで、カナダで非常に評価が高いアルバムだ。
ちなみに当時、俺は高校生だったが、このアルバムの存在に全く気づかず。この年はブラーのパークライフ、BEASTIE BOYSのIll Communication、JEFF BUCKLEYのGrace、BECKのMellow Gold、OASISのDefinitely Maybeが出ていて、まさにお祭り騒ぎ。
この作品は、そんな最中では非常に地味だが、時代を越えた耐久性を持った名盤だ。
演歌にならずフックを利かせるメロディ、ロックの機微にふれるギターのコード・カッティング、キースムーン的なドラムとベースのバタバタ感。全部足しこむとシナジー爆発。これぞバンドだ。
名曲揃いだが、ダントツに好きなのが最後の「i can't feel it」。素朴なアレンジと完成度の高いメロディーが抜群な「俺の」90年代を代表する一曲。スローンはこの後のアルバムも好きだが、1枚選べと言われたら、「i can't feel it」が入っていることで、この作品を選ぶ。


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