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隣の芝生は青いけれども

自分にはできないことができる人、生まれ持って外見がいい人、誰かのことを羨ましいと思うことは多々ある。

でも、その人になれるならなりたい、とここ最近は全く思わなくなった。

わたしはわたしを幸せにしてあげたいのであって、わたしではなくなってしまった誰かを幸せしたい訳ではない。

自分であることをやめるということは今までの自分の人生を放棄すること。そうしたいとは思わなくなった。

高校生の頃は、それまでの自分のことを悔やんで悔やんで悔やんで、全部捨てて別人になりたくて仕方がなかったし、当時の悩みの大半はその瞬間のことではなくて過去に対する後悔だった。その時悩みまくった反動か、最近は過去の自分を「本当にクズだったな...」と一歩引いたところから冷静に見られるようになった。過去のことを忘れたり、吹っ切れたりしたわけではなく、そういうカスみたいな過去と共に生きていく覚悟のようなものが自分の中に生まれた気がする。許して欲しいとは言えないし、言うべきではないし、だから言わないという覚悟。もう同じことは繰り返さないという決意。

などという綺麗事は、過去を知っているひとには絶対に言えないし、本当は何にも変われていなくて、今こんな気持ちになれているのもお薬で精神安定してるからかもしれないという不安もある。なのでこれはここ最近のわたしのお気持ちです。

けして誇れる自分では、人生ではなかったけれども、今のわたしは自分のままで幸せになりたいし、自分のままで自分を好きになりたい。

誰かになれるくらいの力が使えるなら、今の自分が幸せになるために使いたい。

こう言い続けられる精神状態でい続けられるといいな。

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