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文庫版あとがきみたいなもの 「雪ネリネ」に寄せて

ホソクさんが兵役に行ってしまってから、私はここnoteで文章を書かなくなり読まなくなってしまった。理由は決して「寂しくて抜け殻のようになったから」とかではないが、でもまあまあそれに近いのかもしれない。私の場合、忙しい日々の中で無理やり作っていたバンタンのための時間、すなわちそれは所謂「推し活時間」と呼ばれるものかもしれないが、その時間が急激に減ったことが原因で、ではなぜ減ったのかと言えば、彼らの動く姿を見ると寂しくなる気がして見たくなくなった、からである。ストリーミングで音楽を聴くことは私という人間の生活の一部のため全く減っていないのだが、元々あまり「見る」タイプではない私はYouTubeとかDVDとかを殆ど見なくなってしまい、それによって妄想パワーが生まれなくなってしまったと自己分析している。ちなみについ先週くらいにふと気づいて驚愕したのだが、私はまだDisney+のバンタンドキュメンタリーを見ていない(タイミングを逃してすっかり忘れてしまっていた)。

今やnote界隈において忘れ去られたARMYである私ですが、実は、数年前はnoteに隔日2000字程度の記事を投稿するような物書き中毒でした。そして私がそんな風になったきっかけとなる作品が、本日有料版記事として再掲載した「雪ネリネ」です。

再掲載するにあたり、小説が文庫本化される時に追加される文庫版あとがきみたいなものを書こうと今noteを開いているのですが、その前に、古くからの読者の方に有料マガジンとして再掲載したことをお詫び申し上げたく存じます。決してお金儲けしたいとかそういうことではないのですが、ちょっと色々思うところもありまして、このとても個人的な思い出も多い長めのお話は本当に読みたいと思う人にだけ読んでもらえたらいいな、との思いでこのような形をとらせてもらいました。なので、前に読んだ方は「あ〜そんな話もあったね〜」と本編は読まずに(買わずに)この記事だけ読んで懐かしんでいただけたらと思います。まだ読んでいない!という方は、私の37話に300円の価値を見出せると思っていただけたらご購入をお願いいたします(ありがとうございます)。どうやらアプリ上では購入できないそうなので、スマホ利用されている方はブラウザで作業お願いいたします。面倒をお許しください。
なお、まだ未定ではありますが、今公開になっている連載モノも追々有料版に切り替えていこうかなと考えております。恐縮です。

さて、掲載前チェックの意味もあってものすごく久しぶりに「雪ネリネ」をエピローグ含めて読んだのですが、たった2年半前くらいのことなのにものすごく昔のような気がしました。第一話掲載は2021年10月13日、ジミンのセンイル、でした。そう、そもそもこの作品はジミンペンである私のお友達へのプレゼントして書き始めたものなのです。2021年の10月っていつ頃だ?と調べてみましたら、SOOP2が初公開された月でありPTDのオンラインコンサートが開催された月でもありました。うわー、かなり昔だなっ!

エピローグを書いたのは2022年4月、バンタン会食前ですね。なので私は先ほどエピローグを読みながら「あー、まだまだ青かったなぁ私」と思いました。頭に「兵役」の二文字がまっっっっったくない女の書いた作品、とでも言いましょうか。ああ、懐かしいなあの頃...(ぐすん)。

この作品についての思い出は「執筆感想文」にしっかり記してあり(こちらは無料公開しております)、私もそれを読んで「あー、そうだったそうだった」なんて思ったわけなのでありますが、エピローグ執筆後の出来事としてここに絶対記しておかなければならないこと、それは、私がモデルである「るみさん」に実際にお会いした、ということでしょう。
そう、Twitter上でしか知り合いでなかったるみさんに、東京で、ついに!会えたんです!(ちなみにそれも2年前のことではありますが)

実際に会ったるみさんは、まさしく、雪ネリネのるみさんでした。背が高くてスタイルが良くて、笑顔が印象的で、一見しっかり者っぽいけど隙をついたら可愛さを爆発させてしまう的な、ジミンの話になると恋した少女の顔になる、そんなるみさん。執筆当時はDMにおけるやり取りだけで「るみさんって多分こんな人」と想像して毎日書き進め、公開する度「ふみちゃーん!どうして私のことがわかるの!?」みたいなDMが届き、まるで答え合わせするようにお話の中のるみさんと実際のるみさんの共通点を教えてもらっていたのですが、実際のところ、執筆中もその後読み返す時もお話の中のるみさんには「顔」が抜けていた。それが、実際に会って、るみさんの「顔」がはまって、私の中の「雪ネリネ」という作品が完全に完成したわけです。

ちなみに、るみさんに会ってみて、私はジミンとるみのその後をラブコメっぽく表現した続編を書きたいな、って思いました。るみさんは私にそんな創作意欲をさらに湧き上がらせてくれる感じの素敵な女性でした。

(ところで、東京へ行く予定は全然ありませんが、もし行った暁には各小説のモデルになった女性たち&愛読者様を集めてパレスホテルでプリン会を開きたいと結構本気で考えております。よろしくお願いします)

さて、るみさんに会った話を書き終えたらもう特に書くこともなくなってしまったのでちょっとネタバレ的な面白話をひとつ。ズバリ、バンタンメンバー以外を誰イメージで想像して書いていたか、についてネタバラシ。

まずは、るみのバイト先のキム店長。本編に書いた通り、キム店長のモデルはコン・ユです。

私の好みではないんだけど確実にかっこいい

これをイメージして読むのと読まないのではなかなか雲泥の差なので、ぜひ具体的にイメージして読んでいただきたいというのが作者の思いでございます。

次に、キム店長の店で知り合い、その後るみに仕事も紹介したミン夫人。こちらは女優のチョン・インファさんです。ちょっと古いですが製パン王キムタックとかに出ていた「ザ・美人」代表みたいな女優さんですね。ちなみにインファさんで想像しているのに日本語を話させているものだから途中から山本陽子がチラつく時もありました。

インファさんはそんなに背が高いわけではない(163cmらしい)

そして、ミン夫人の紹介でるみが働くことになる化粧品会社のソン部長はチャンヒョク。最近の韓ドラしか見てない人には馴染みないのかなぁ...。一昔前の韓ドラ好きは多分誰もが知ってるビッグネーム。

一度「チャンヒョクだ」と思うとそのイメージが全く抜けなくなった

そして、ジミン

「漢」ジミンが好物です

きゃーっ!♡♡♡かっこいいーっ!♡♡♡るみずる〜い!!!

オチはありません。

というわけで、大したあとがきにならなかったのですが、すでに読んでくださった皆様、もしかするとこれから読んでくださる皆様、私にとってとても思い出深い作品である「雪ネリネ」を愛してくださりありがとうございます(韓国の人っぽい言い方意識)。

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1話あたり約2000字、全37話、薄めの文庫本くらいの中編小説です。(300円で全話読めます)

雪ネリネ

300円

世界的スタージミンと日本人ヌナのラブストーリー、全33話(2021.10.13〜連載)。 エピローグ全4話(2022.4〜連載)。※執筆感…

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