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災害支援団体オープンジャパンについて。

■3/6更新


ご報告が遅くなりましたが支援金の使途及び収支のご報告です。2月末および3月末で締めて計算して、2月分の残金はすべてオープンジャパンに振込みました。2月末の残金は繰越しています。

■能登地震支援金使途及び収支のご報告
□1月支援金
1/17 支援金¥65024
1/20支援金¥9070
1/31支援金¥20000
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1月支援金合計¥94094

▲支出
1/17▲¥8330円 白菜、にんじん 
1/17▲¥10000円 青ネギ
1/17▲¥5000円 高速料金1回目支援
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1月支出合計▲¥23330

●1月支援金残金¥70764
全額オープンジャパンへ振込(3/6振込済)

□2月分支援金
2/29 支援金¥91045円
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2月支援金合計¥91045

▲支出
2/4▲¥7422  支援物資(粉ミルク等)
2/4▲¥8000 高速料金2回目支援
2/4▲¥5800 支援物資(詰め替えボトル等)
2/4▲¥8286 支援物資(タオルハンガー)
2/4▲¥3756 支援物資(補修テープ等)
2/7▲¥10000 白ネギ
2/25▲¥10000 交通費
2/25▲¥5000 雑費
2/25▲¥5400 きんかん
2/25▲¥2400 葉玉ねぎ
2/25▲¥5600 白菜、にんじん
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2月支出合計▲¥71664

●2月支援金残金¥19381/繰越



■2/19更新
宝塚ローカルマーケットの前日の夜、能登から帰ってきた白馬堂さんに現地の状況を聞きに向かいました。

「とにかく人が足りない。これに尽きる。」

と話してくれました。

現地に物資は届いているものの、ニーズをリサーチする人、届いた物資を仕分けする人、管理をする人、ニーズに応じて避難所へ届ける人、などがまったく足りていないようです。

こちらから良かれと思って物資を届けても、それを仕分け、管理、運搬する人がいなければ倉庫に積み上がり埋もれていくだけになってしまいます。

さらに今回は自主避難されている方も多く、誰が何処に何人いて何を必要としているのか、リサーチすることも難しいとのこと…。2月初旬の支援で初めて炊き出しが入った…という自主避難所も多かったようです。

白馬堂さんが作ってくれた炊き出

東日本大震災の時には全国から駆けつけたボランティアがそういう部分を担っていたいた訳ですが、ニュースでも報道されている通り今回の被災地にはほとんどボランティアが入れていないと聞いています。

現地に人手が足りないなら、こちらからできることとして飲食店のみなさんと「調理したものを真空パックにして現地で温めるだけの状態で送る」という方法も考えましたが、それを受け取ってニーズに合わせて届けていくことができない、と。

他にも例えば大手企業から毛布が数千枚などか届いても、現地まで届けるところまでしてもらわないとどうにもならないということで「分ける人も届ける人もいない、とにかく人も一緒に来てくれ!」と訴えて企業から人を派遣してもらったという事例もあったようです。

ボランティアの受け入れははじまっていますが、ボランティアを運ぶバスは限られるし、現地で活動できる時間も制限があり、半島の先まではとても辿りつけません。オープンジャパンも人手が足りず、炊き出しも思うようにたくさん届けることができない状況にあるようです…。

そのような現場の中で頼りになるのが自衛隊ですが、理由はよくわかりませんが今回は自衛隊もあまり見かけないということでした。

人手が足りないと聞いてもすぐに現場に駆けつけられる人はそう多くないと思います。そんな中でも引き続きできることを考えていきたいと思います。

#能登半島地震 #オープンジャパン

■2/17更新

能登の支援に行っていた白馬堂さんが帰ってきました。まだ会えていませんが友人で支援に協力してくれている六甲のお店 monte table/モントテーブルさんが白馬堂さんから聞いた報告をInstagramにアップしてくれています。

現地の状況は刻一刻と変化していて、必要な資材物資やできる支援もどんどん変わっていきます。

先日も野菜を届けている食堂の方が「こちらで何かできないか。半調理したものを真空パックで送れないか」など考えてくれたのですが、現地に確認したところ、現地のニーズに合わせるのが難しいということでストップになりました…。

現地で活動する月とカヌーの2人のことが朝日新聞で取り上げられていました。

■朝日新聞デジタル
能登地震1カ月、福島からも支援の動き「つながり続けることが大切」

引き続きできることを考えていきたいと思います。

■2/6更新
2/4に託した野菜を白馬堂さんが現地で炊き出しにしてくれました!寒さが一段と厳しくなる能登ですが温かい炊き出しを食べて、少しでも温まってもらえたらと思います。白馬堂さんありがとう!

ご本人の許可をいただいています。
小さめの白菜も喜ばれたようです!
オープンジャパンのみんなも身体に気をつけてほしい。

■2/4更新

今日は寒もちつきでした。天気も回復して笑顔溢れる穏やかな1日でした。また詳しくnoteに書きたいと思います。

寒もちつきが終わったら昨日一昨日と引き取りに回ってきた野菜を積み込んでからホームセンターへ。能登の被災地で活動するオープンジャパンの仲間からリクエストのあった用品を皆さんからいただいた支援金で買い込み六甲へ走りました。

明日からまた白馬堂さんが能登に出発します。能登でも特に半島の先の珠洲市などはいまだに水道が復旧していません。支援のためのにんじんもこちらですべて洗ってすぐに使える状態にして箱詰めしました。

被災地には全国からさまざまな支援物資が届きます。でも現地はこちらの日常とはまったく違う状況、ある意味「非日常」だということをしっかりと認識していないと、支援のつもりが逆に負担をかけることにつながってしまいます。

例えば今回でも白菜やにんじんを前回の倍の量準備しましたが、現地からの情報で白菜とにんじんは豊富、逆に葉物が少ないと連絡があり急遽半量に調整しましたが、こういうことは日常茶飯事です。でも1番に考えないといけないのは現地の今だと思っています。残りの半量はオガクロで仕入れて火曜日から販売したいと思います。

今後もできる限り現地と連絡を取り合いながら必要なものを届けていきたいと思います。

また今回からやっと申請をすれば支援ボランティアの高速料金が無料になりました。

でも前回までは自己負担。その高速料金も支援金から支出させていただきました。

支援者も日々さまざまな事情があるのは間違いなく、そのことを横に置いてまっさきに現地へ駆けつけています。支援者のための支援も必要不可欠だと考えています。

■これまで支出した内容
□今回リクエストのタオルスタンド3
□今回リクエストの多用途補修テープ5
□今回リクエストの詰め替え用ボトル20
□白ネギ10kg
□にんじん10kg
□白菜10kg
□前回リクエストの乳幼児用液体ミルク
□前回高速料金往復
□前回の白菜10kg
□前回のにんじん10kg
□前回の白ネギ10kg

支援金の収支の報告はまた詳しくnoteに掲載する予定です。とりいそぎ報告まで。

#オープンジャパン #能登半島地震
■1/22更新


■1/17更新


今日で阪神大震災から29年。東日本大震災や能登半島地震も含めて被災された方の厳しさや辛さがわかるかと言われれば当事者になったことがないので正直わからないです。

ただ災害が頻発する日本に暮らしていていつ自分が被災するかもわからない。その時に全然知らない誰かに助けられることがあるかも知れない。

そうなった時に自分が当事者ならきっと嬉しいし、励まされるしありがたいと思います。だからできることはしたいと思っています。

オガクロで扱っている「月のカレンダー」を作っている月とカヌーの2人は東日本大震災の時にボランティアリーダーをしてくれていました。今回も真っ先に被災地に入ってオープンジャパンとして活動をしています。写真はカヌーを積んでオガクロに遊びに来てくれた時のもの。

白馬堂の四角いおっちゃんは野菜を満載して一緒に石巻に向かった旧友(腐れ縁笑)。今回も雪の中、能登に野菜を届けてくれています。自営業者で店を閉めてまで向かうというのは並大抵のことではないと思います。

いまだ物流が止まっている中、こんなリレーができるのも彼らがいてくれるから。

オガクロに置いた支援金の箱にもたくさんの方が入れてくれて、17日時点で65024円になりました。

子どもたちが自転車を漕いで入れに来てくれたり、イベントの売上を寄付してくれたりして積み上がった金額です。

支援金は前回の野菜やリクエストのあった支援物資の購入費や、現地まで届けてくれた白馬堂さんの交通費等などに使わせていただきます。

詳しい内容などはまたご報告させていただきます。

#月とカヌー #白馬堂 #オープンジャパン

■1/11更新

先ほど白馬堂 @hakubado のあさやんに白菜23kg、にんじん10kg、白ネギ11kgを託しました。現地でオープンジャパンの仲間が元気鍋にしてくれると思います。

オガクロでは「白菜」を勝手に防災やさい認定することにしました。その理由を「やさいのこと」として別の記事にまとめましたので読んでみてください。

今回の支援の野菜はお店に置いている寄付金から出すようにしたいと思います。もし協力していただける方がおられたらよろしくお願いします。

#オープンジャパン #災害支援 #白馬堂の車のステッカーがすごい #あさやん道中気をつけて

■1/10更新

東日本大震災の時に石巻で一緒に活動していた災害支援団体オープンジャパンの仲間たちが現地入りして活動をはじめています。

発災初期の段階では混乱が続いていて、経験のある人がしっかりと状況を確認して、どこに誰がいてどんなニーズがあるのか把握してルートを作ることが大切。

それがないと駆けつけたボランティアや届いた支援物資が有効に活用できまません。オープンジャパンは阪神大震災の時から災害現場で活動している経験と知識を活かして、他の災害支援団体とも協力しながらベースを立ち上げたり、自衛隊などと共に重機を使って壊れた道を通れるようにしたりできるエキスパート達です。

明日から仲間の1人が現地から依頼を受けた物資を届けに出発するということで、オガクロからも炊き出しのための白菜やにんじん、白ネギなどを預けます。

白菜とにんじんは 須美ファームさんに @sumifarm_20120806
白ネギは水口農園さんに
@mizuguchi.farm
それぞれお願いして、農家さんたちも急なお願いにも関わらず収穫してくれました!手作りの温かい食事を食べて少しでも元気になってもらえたらという思いです。

■野菜は農家さんから購入して届けています。
東日本大震災の時もそうだったのですが、農家さんたちは災害支援の物資であれば無償で提供しようとしてくれる方が多いです。

ただ農家さんにとって野菜は自分たちの暮らしを支える収入源なので、オガクロはみなさんからいただいた支援金で野菜を購入して現地に届ける活動を東日本大震災の時から続けています。

■支援金について
昨日からオガクロに支援金の箱を置きました。いただいた支援金は野菜の購入や現地から依頼を受けた物資の購入費、また現地に向かう仲間の交通費や食費などこ支援につかわせていただきます。残れば全てオープンジャパンに寄付します。

支援金の箱はレンバイの会場を提供していただいているフードオーケストラ @foodorchestra_ にも置いていただいています。

オープンジャパンへ直接の寄付の受付もはじまっています。オガクロのnoteに詳細を記載していますのでご確認ください。

現地の活動レポートはX(旧Twitter)リアルタイムに、ホームページには詳細レポートが掲載されています。

#オープンジャパン #災害支援 #能登半島沖地震

■1/6更新

能登の震災に対して、寄付や義援金を届けたいけれどどこに届けたら良いのかわからない…という方もおられるかと思います。

ひとつの方法として、出口が東日本大震災の時に石巻で一緒に活動していた「オープンジャパン」という団体があります。

オープンジャパンは災害支援ボランティアのプロ集団。日本中の災害現場に駆けつけてその力を発揮しています。能登にも発災直後の1月1日から現地調査に入っています。

災害現場では全国から集まるボランティアや救援物資を必要とされている場所へ振り分ける「ハブ機能=ボランティアセンター」が必須です。

大きな災害現場ではこれがないと有効な活動ができないのですが、オープンジャパンは豊富な経験を活かしてこのハブ機能を立ち上げることができます。

誰が、どこで、何を必要としているのか把握しなければ駆けつけたボランティアも、届いた救援物資も役に立ちません。逆に被災している人たちの負担にもなりかねないことを東日本大震災の支援活動の中で痛感しました。

オガクロで受けとった寄付金はオープンジャパンに届けたいと思います。一度ホームページなど見てみてください。

■災害支援パートナー「KEEN」について
シューズメーカーのKEENはオープンジャパンの活動支援パートナーとしていつも素早い対応をされています。今回も寄付金の受付窓口をオープンしてくれています。

■オープンジャパンの活動報告について。
オープンジャパンの活動報告はX(旧Twitter)で更新されています。

https://twitter.com/openjapan1?s=21&t=Bpx3gbTREh8X47SDwSPLDA

自衛隊と共に人命救助活動や輸送路の整備を行うと共に、七尾市や震源に近く被害の大きかった珠洲市まで物資の輸送や炊き出しに入れているようです。

山本太郎さんの提案

山本太郎さんが現地に入り書いた提案を読みました。実際の現場の状況を把握した上で的確かつ具体的な内容で頷きながら読みました。この記事の最後に掲載しておくのでぜひ読んでみてほしいです。

■その1 
能登半島に入り能登町、珠洲市をまわって、
当事者の声を約二日間に渡り、様々聞きとりした。
(被災地到着後の説明含む様子はこちら→ https://x.com/yamamototaro0/status/1743279608248836530s=46&t=WKzszsIJjf1Ifd7X6_aPdA )

以下、総理( @kishida230)県知事(@hase3655)に提案する。特に県知事には政府に強く要求いただきたい。

今回、私が事前に、そして現地でやり取りをしたNPO団体は10近い。彼らはこれまで様々な災害現場で活動をしてきている。

能登に入る直前まで福岡、佐賀、千葉、茨城、福島、秋田など全国各地で起こった災害の発災から生活再建に至るまで、自分の生活を顧みず被災地を支え続ける人たちだ。

政府は、能登半島地震の被害をどれくらい深刻に受け止めているだろうか。

彼ら(現地で活動する方々)は今回、能登の災害を、「東日本大震災の次くらいのレベル」と受け止めている。

熊本地震も深刻な災害だったが、熊本は福岡、大分、宮崎、鹿児島に囲まれている。何かあってもどこかのルートから確実な輸送が可能になる。

一方で、今回の舞台は半島。陸路での輸送ルートは限定的。すでに寸断されている道もある。そして、いつ起こるかわからない土砂崩れや雪による倒木などで新たに道路が寸断される恐れも大きい。

外的要因(外部からの流入)が様々な搬入のネックと考えるならば、一刻も早く入り口から制限する以外ない。

【提案◎ 半島の根っこ手前に関所(検問)を置き
交通をコントロールせよ】

住民とその家族、特定の支援団体、行政・政府関係者、それらから業務委託を受けている業者、報道など復旧復興に関わる関係者以外は、一定期間、能登半島への出入りを制限する。

現在、国や行政で行われているのは、「来ないでください」とのお願いと与野党国会議員と総理大臣の現地視察を控える申し合わせ、というズレた対応のみ。これでは本質的な問題は何も解決されない。

今の状況のままでは本来、ボランティア受け入れは長期間無理であり見通しは全く立たないはずだ。

ボランティア受け入れに関しては、半島の根っこの関所で交通をコントロールした上で、主要駅からシャトルバスを出し、ボランティアセンターとのピストン輸送を基本とするべきである。

■その2

【提案◎ 大幅増員のプッシュ型支援を】
物資の滞りの原因の全てが、交通渋滞と説明されているが、それだけではない。

発災から6日が過ぎている。すでに様々な集積所、大型避難所には物資が運び込まれ積み上がっている。

問題は集積された物資をそこからどう分配するかが、交通整理されていない。これこそが最大の目詰まりの原因である。

必要なところに必要な物資や支援が届くためには、誰がどこにいて、何が必要か理解しなければならない。小規模な避難所や自主避難所(公民館などで自主的に身を寄せ合う)への配分はすでに始まっているだろうが、これまでの災害でも課題となっていた更に見えない部分へのカバーを強化する時だ。

避難者としてカウントされる人々は避難所で避難されている被災者である。その数に在宅避難、車中泊はカウントされない。

行政からのお知らせを、「HPでお知らせしています」、とよく説明されるが、電波やネット環境がない、もしくは不安定であれば、そもそもアクセスが難しい。

在宅避難、車中泊避難では、健康状態や食事についてのケアも孤立することになりかねない。

例えば、全国の保健師の方々を1人でも多く被災地に派遣し、在宅避難者や車中泊避難の方々の状態を把握することが何より優先させなければならない。
行政からの情報が手に入らない人々が大勢いる前提に立った運用を大幅な人員増強で行う必要がある。

車中泊ではエコノミー症候群など有名であるが、
寝る際、燃料節約のためエンジンを切る者が多い。底冷えする中で毛布もなく凍える被災者を想像して欲しい。

私が短い滞在時間で知っただけでも家族で二台の車に分かれて車中泊を続ける者。
ペットがいるために避難所を諦め車中泊する者。
幼子の夜泣きなどを考えると避難所を遠慮し車中泊する若い家族などがいた。
眠りは浅く、健康状態を保つことが厳しい上に、
駐車場の空き状況によっては移動を余儀なくされ、どれくらいの車中泊避難が存在するかを把握することは難しい。

行政からのフォローを受けることも、行政からの情報発信をキャッチすることも難しくなる恐れがあり、必要な支援に繋がれる確率も大幅に下がってしまう。

一時的な車中泊避難のための敷地を用意し、仮説トイレや配食を確実に受け取れる場として、誰が車中泊避難を余儀なくされているかを行政が知る必要がある。
それと並行して、早急に車中泊避難を解消するための、みなし仮設への誘導、またはそれぞれの事情にマッチした新たな避難所の開設(福祉避難所、ペット同伴可など)を急ぐべきである。

ここ数年で何度か被災したという自治体であれば、経験が積み上がり有事の仕組みは何とか機能するかもしれない。でもほとんどがそうではない。初めての経験である。

被災自治体の職員も関係者も被災者のひとりである。被災者対応と被災者としての自分を両立させる苦しみを背負わせるな。その皺寄せは、住民に、被災地の復興の遅れに跳ね返る。

今の時点で24時間寝ていない、他の職員で2日、3日徹夜状態の人もいるなど、何人にもの被災自治体職員から直接聞いた。被災者丸投げに近い復旧復興はもうやめていただきたい。

プッシュ型というならモノだけでなく、ロジスティックのノウハウ、それを達成するための人的・経済的リソースを国が責任持って全面的に支援するべきである。

災害対応に関して、国や地方自治体などからのリエゾン(応援要員)をすでに送り込んでいると言われることもあるだろう。

これまでのように、災害対応一年生の職員を
多く送り込まれても機能しない。

国の防災担当も2年~3年で配置換えとなりこれまでの経験の蓄積ができていない原因となっていることを改める時期だ。

過去に被災経験、対応経験のある腕利きを国や各自治体から多く、出来る限り各被災町村に長期間派遣するべきである。
(派遣元には人材穴埋めの財政措置が必要なことは言うまでもない)

物はあるのに物がない状態を作り出しているのは、政府の無責任であり、それこそが最大の目詰まりの原因である。

プッシュ型とは物資提供だけでないことを心得るべきである。

その3

【提案◎ ニーズを聞きとるではなく、支援メニューを示せ】
「何をやって欲しいですか?」パニック状態、目の前のことで精一杯の状態の時にそう聞かれても、答えられないのが人間ではないだろうか。
それはいち市民でも首長でも同じである。

明日の家族の食事は?明日の住民への食事の提供は?頭に浮かぶのは目の前のこととなる。

ニーズを聞き取って対応する、とは聞こえが良い。でも実は丸投げに近いことを意識していただきたい。

例えば、自衛隊は要望があれば炊き出しを行えます、お風呂を提供できます、過去には例外的にこのようなこともやりました、などなど支援メニューを細かく示しながら被災自治体をバックアップすることはあまり行われていない。

あくまで例として示したが、それ以外でも細かくメニューを示し、国の支援の具体を説明、伴走することを求める。

要望がないからやっていない、のではなく、何ができるか知らないから要望できない、と理解していただきたい。

被災自治体の首長も被災者の1人である。

長期的視点を持って被災住民のために職務を遂行していただけるよう意識して国がサポートするべきである。
 
【提案◎ いつまでに出来るかの見通しを示せ】

今回聞きとりを行った全ての被災者に、最後の質問として「政府が一つだけ何でもやってくれると言うなら何を望むか」と聞いた。
この災害で自宅全壊となった者でも国のお金で自宅を再建して欲しい、とは言わなかった。

出された要望は、「水」「食事」「トイレ」「お風呂」「電波」が最も多かった。
控えめで自立心旺盛、我慢強い能登の人々が望んだことは目の前のこと。

加えて、欲しいものは「見通し」であった。元旦からお風呂に入っていない被災者たち。いつお風呂に入れるか、見通しがわかれば待てる、という。

避難所で自前の灯油で暖をとる被災者。いつ灯油が届くかの見通しがあれば、節約しながら何とか凌ぐという。でもそのようなインフォメーションはない。暗闇の中にいるようだと話されていた。

被災者は無理なお願いを政府にしているのだろうか?
見通しを示してほしい。
現実的で最低限のお願いではないだろうか。

【提案◎ 現場を見ろ。安心させろ】
交通渋滞による物資の滞りを理由に総理が被災地入りを見合わせるとの報道があった。
国会議員の視察を含めて控えることを与野党でも合意されたと。
それについてどう思うかを被災者に聞いた。
「意味がわからないんですけど」
「どうしてですか?」
「ヘリで来れば良いじゃないですか」
との意見が相次いだ。

総理や政治家が役人からの報告やテキストだけでわかった気になり被災地のことを決めていくことへの不安感ではいだろうか。

この極限状態を前に、現場を自分の眼で見ずに知らずに政治決定を行えるというなら、AIが代行すれば良いのではないか?
AIなら裏金問題や一部の者だけへの忖度も、権力維持のことしか考えない振る舞いもしないだろう。

一方で、目の前で困っているのは血の通った人間で、この国に生きる大切な宝だ。

総理の被災地訪問の見合わせに対して、現場を直接見て、被災者の声を聞いて、しっかり取り組むと約束をして欲しい、との声が多かった。

心配するな。国がちゃんとやる、と能登半島で約束をして、不安の中にいる能登の人々を安心させていただきたい。

その4

【最悪の事態を想定しているか】
政府は、この災害が最悪の場合、何を生み出すことになるか想像できているだろうか。
先述のNPOの方々は、このままでは、「熊本地震以上の災害関連死を出す恐れがある」と懸念している。
その危機感が政府や永田町にあるだろうか。

発災時期を考えて貰いたい。
東北の大震災は3月。
熊本地震は4月。
春に向かって、もしくは春に起こった災害だ。

能登半島地震は元旦。
これから更に厳しい寒さへ向かう中で起きた災害だ。
能登半島を含む石川県全域が豪雪地帯である。

今日から雪は降り始め、明日には積雪予想20cmの市町村もある。

降雪、積雪の中、道路の修復や復旧作業は困難。
加えて、通常時、除雪作業は地元建設業者なども請け負うという。
除雪作業と復旧作業の両輪を廻せると考えるのは
現実を見ているとは言えない。(もちろん全国の建設業者を大々的に雇って行うならば可能だろう。
その場合、当然万博は中止、徹底した積極財政で被災地も支える覚悟が必要だ。)

道路だけの話ではない。
報道にあった首長の話で、市内の9割全壊・半壊、という状態から考えれば、この時期からの復旧・復興作業は困難と言える。

仮設住宅ができるのはいつになるだろう。

避難世帯分の仮説住宅、その土地を賄うならば、
少なくとも更地にしたあとになるのではないか。
完成はGW?それよりも後だろうか。

その間も避難所での生活を続けるのは無理だ。
すでに衛生環境が良いとは言えず、ストレスを溜める方々も多く、避難所によってはインフルエンザが拡大していると聞いた。
トイレ後に手を洗うこともできない避難所が多くを占める。

【提案◎ 広域避難を求める】
地域ごとにコミュニティーを壊さない広域避難が必要ではないか。
仮設住宅が整備されるまでの間(春以降までか)半島の外で安全で快適に過ごせる宿泊施設を利用した避難所のプランを早急に実行すべき。

2040年問題(少子高齢化による経済や社会維持が危機的状況に陥る)の最悪シナリオを現時点ですでに上回った状態にあるのが、現在の珠洲市であると現地の理学療法士から聞いた。

高齢者はもちろん、生活をともにする家族を含めて命と暮らしを守るために、避難所生活を無理に続けさせない大胆な策が今、求められる。
 
【提案◎ ノウハウある者の雇用・経済的支援を】
正月明けから本格スタートとなった災害対応の初動の遅れ、これまでの災害対応の蓄積を行なって来なかったことによる対応のマズさ、復旧・復興作業が滞る厳しい冬の本格化など、様々な影響により大幅な災害関連死の増に繋がることを現場で活動するエキスパートのNPOたちが懸念している。

災害省などを立ち上げ、このようなエキスパートを国が雇用、または活動への経済的支援を100%にするなどし、そのノウハウの蓄積を始めなければ、毎年増え続ける災害に、彼らが倒れてしまうのも時間の問題かも知れない。

今も被災地で身を粉にする人々の善意にいつまで甘えるつもりか。
使命感の搾取をいい加減止めなければならない。

何より言葉だけではない危機感と合わせて、能登半島の被災者や昨年の豪雨被害も含めた忘れられた被災者対応を行うと、今こそ政治が使命感を持つべき時である。

【最後に◎ いわゆる避難弱者への配慮】
女性や高齢者、障害者、病気がある人、薬が必要な人に対する緊急的な支援や配慮が必要であることは言うまでもないが、現場ではそこまでカバーできる状況でないことが気がかりである。
ここにおいてのサポート人員増も絶対的に必要であることは最後に書いておく。

以上、現地から荒削りの文だが、現時点で確認した上で政府に提案し、県知事にも政府に強く要求していただけるよう要望する。

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