見出し画像

応援団が一番儲かる復興事業〜浪江町の計画を見て聞いて驚くばかり〜

東北新幹線が工事車両の故障が原因で、朝から運休。
今日は、東京にて大事なミーティングと会食が入っていましたが、私が予約していた新幹線も運休になってしまいました。
最近、東北新幹線のトラブルが毎週のように発生していて、ホテル業もキャンセルが発生し、キャンセル料も請求できないので、本当に困ります。
そんな、ちょっとお怒りモードの時に、私のカバンから画像のリーフレットが出てきました。。。

浪江町ホームページから

福島県浪江町の駅前の再生プランだそうです。。。
先日、浪江町に移住し、浪江を再生させたいと奮闘している若い夫婦が私の事務所にやってきました。そして、オガールとは全く違うまちづくりの仕方に非常に危惧していること、でも、具体的に何をどうやって動かせばいいのかわからないことを吐露していました。

御夫婦に言ってやりました。
「このリーフレットの何がおかしいって!?この施設を経営する人や運営する人、使う人が全く写っていない。写っているのはつくる人達だけ。おかしいと思わない!?」
「浪江町を再生したいのであれば、この施設に魂を入れる側に立たないと!あなた達の覚悟の問題です。でも、だからといって、安易に覚悟を持たないように。人には得手不得手があるから・」

本当に真面目な御夫婦。応援したいです。ていうか、浪江町じゃなくて紫波町に来ない?

マジで、このリーフレット見ておかしいなぁと思う。しかも新幹線が運休になって期限が悪い時にこのリーフレットは精神衛生上よくない。

なんで、作る側が偉そうに写真で紹介されているのか?
なんで、経営する側を先に決めて町の中心をデザインしないのか?
有名建築家と、大手商社が来れば復興するのか?
(決して、写真に写っている方を否定しているのではありませんので)

ちなみに、テナントは全く決まっていないとのこと。管理運営は、指定管理者制度でやることになっているそうなので、作るときも大金がかかり、運営するときも税金がかかり。浪江町の一番んの一等地は、税金を稼がない宣言をするそうです。
いくら、増税したって、喜ぶのは建築家とゼネコン、シンクタンクという復興を応援する側が儲かるという摩訶不思議だよ。

2000人の町の規模になってしまった浪江町。
大きな屋根の下に、銭くい虫ができないことを祈ります。

ここから先は

0字

スタンダードプラン

¥1,600 / 月
初月無料
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?