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週刊おぽぽ。(7)

夢の中で見た景色がカメラロールに残ってたらいいのにな。


2月13日(火)

なんか日中は、夢の中にいるような感じがしている。いや、常にか。未来に来てしまったのだなと思う。現実感がないのだが、はたして俺にとっての現実とはなんだったのだろうか。嘘ばかり吐きすぎて、あるいは夢ばかり見すぎて、何が本当か、なにがリアルなのか、わからなくなってしまったに違いない。死についてばかり考えている。一人称が『I』しかない国に生まれていたらもっと違ったのだろうか。おれは、わたしは、ぼくは。
夜、『イコール』のDTP講座。石島さんと小林さんの二大ティーチャーによる教えを聴く。個人制作にはないモノゴトのやりとりの連続で、いろんな事象の中間にあるのが、編集とか、DTPという感じがする。自分のなかでいろいろ決められない心の原因がそこにあるような気がした。たゆたってて掴みどころがないのよ、編集って、なんか。レイアウト・デザインについても、なんかそういう感じがする。ああ、空気のようなデザインを作ればいいのか。メディアなんだから。
30分くらい歌を歌う。少しずつやる。


2月14日(水)

眠い日だった。受け取ったボールはすぐに返せるようになれば、いろんなことがスムーズになるような感じはするが、実際にそれを行動に移すのは難しい。
夜に家族からバレンタインデーのお手紙とチョコケーキをもらう。こどもの描く絵は好きだ。みんな、ありがたまきん。


2月15日(木)

歌がわからなくなる。それが良いのか良くないのか、わからなくなるときがある。距離を置くしかないのだが、締切というものもあるので、心がクネクネする。大体そういうときは、出来上がりのイメージがないから良し悪しの判断ができなかったりするのだけど、イメージがあってもそれ通りにいかなかったりするんで、いったん眠るに限る。
「どうでもいい」という言葉は鎧にも剣にもなる。しかし、「どうでもいい」ことそれ自体は、ただの空洞なのだ。ぽっかりと空いた穴をつついても何も出てきやしないんだから、ほっといてくり。


2月16日(金)

風が強い。昨日は春一番が吹いたらしいが、今日はうってかわって北風である。ごりごりと窓が削られる。


2月17日(土)

久しぶりに飲んで人と話す。数年ぶりである。いろいろなことを話せて良かった。聞かなきゃ良かったと思うこともあるけど聞かなければいけなかったことなんだと思う。大事な一日であった気がする。えいやの気持ちで声をかけてよかった。


2月18日(日)

ジャリーヴでプチパンケーキとソフトクリームとクリームソーダを食う。夜、誕生日ケーキを食べる。
大学受験の夢を見た。なんか女生徒になっていた気がする。受験前日までなにも勉強してなくて、前夜にノートを書き写すのだが、途中で馬鹿馬鹿しくなって書き写すのをやめる夢だった。受験当日にはバスに並んでいたが、先に並んでいた人よりも早く乗れてしまった。


2月19日(月)

所要でとあるリゾート施設へ。予報にはない雨が一日中降っていた。よい日だったと思う。
とある店が爆発する夢を見た。沢山の旧友が出てきた。夢の中で自分は違う人の顔になっていた。嫌だったけどこれが自分なのだと思いつつ、それでもあまり見られたくなくて髪の毛で目を隠そうとするが、髪の毛も五分刈りくらいになっていた。市原隼人が膨張したみたいな顔だった。
夜の風が強いと船に乗ってるみたいで好きだ。


あまり自分との時間がとれない毎日だった。
おちんちんがどんどんのびていく。

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