君は鳥だ、耳を傾けなくても、いくらでも声が聞こえる

田村奏天『ヒトノマ』(七月堂、2024)の鳥、数字はページ
「天井のしみがうみねこに似ていたものだから
きっとわたしは幽霊船か何かなのだと思う」30
砂が、テーブルであるように、トマトを見て、ゴムについて話しているだろう。塩だ
「大事なのは君のこと。鳥の声に耳を傾けたりはしない。」33
見るものであって、鳴き声を聞くのではないだろう醤油。イグアナ。そこにアイスクリーム(わたしイソギンチャク)さんしょううお
「夜は好き 鶴が孤独じゃなければだけど」53
テレビ……
「森がざわめいてうぐいすだけわかる」54
歯を、言う。エビであると歌っていた、歌っている金属とスポーツの昆虫。セミ
「もどかしい。窓の向こうに鳥が来ている。」71
トンボが、コウモリのように、魚だ魚だ、そこにいる豆腐は言っている銀色だ。この怪獣は、どこから来た決定
「うごめけば (烏合めけば) まず大樹から寄与される生 夕焼けに雲」91
宇宙はシーラカンスと、あの、たぬきだ(おはようございます――象――)

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