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「作家の自伝」第47巻『萩原朔太郎』(國生雅子編、日本図書センター、1997)。文章の1つが「四季同人印象記」(134~143ページ)、登場してくる同人の1人が「丸山薫」(139~140ページ)。「四季」は、詩の雑誌の名前。この文章は「四季」1936年初秋号に発表されているそうだ(國生雅子「『萩原朔太郎』編 解説」、294ページ)。朔太郎は書く、丸山薫は「一つの玩具箱を持って楽しんでる。その箱の中には、帆、ランプ、鷗、マストなどが入れてあり、時にはまた折紙の鶴などが這入っている。」木。そして「与謝蕪村と同じように、それによって追憶の夢に耽り、魂の時間的郷愁を侘しんでいるのである。」――そして、萩原朔太郎『郷愁の詩人 与謝蕪村』は、岩波文庫(1988)にも、なっている

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